松本人志が自ら語る天才性「デビューしたときから売れるとこを読んじゃった」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『まつもtoなかい〜マッチングな夜〜』

オズワルド伊藤と伊藤沙莉が待望の兄妹本格共演。共演について「興奮とか緊張とかあったんですけど、やっぱ恥ずかしいが100%勝ちますね」と伊藤兄。

実は半年前ごろから、番組は動いていたが最初は前向きではなかったという。バラエティは「芸人の畑」だから“沙莉との共演”が前に出過ぎると「お兄ちゃんによくないんじゃない?」という沙莉の配慮があったからだと。やはり『M-1』準優勝という結果を残したことも今回の共演が実現した要因のひとつなのかなと思った。

しかし伊藤兄は「これが最後だなと思ってます。沙莉とバラエティ出るのは」と語る。「なんで?って、ここ天井でしょ、絶対!」「バーターのゴールですよ!(笑)」。

一方で「僕がめちゃくちゃ売れて、今度は沙莉の畑でなんか一緒にできたらとかは、もしかしたらあるかも」と俳優としての共演はあり得ると示唆。これは以前から早く見たいと思っていたので実現してほしい。

そして「一番芸能界に向いている」「芸能人でいえばフワちゃんのようなキャラクター」というオズワルド伊藤にとっては妹、沙莉にとっては姉の長女・史織がサプライズで登場。「民度がガクンと下がりましたよ」と伊藤兄が頭を抱えるなか、登場前の言葉どおりのキャラクターの史織は「やんなよ、ちゃんと。だって『俺の畑』なんでしょ?」と笑わせる。伊藤兄「最悪だわー!」。

さらには母、叔母、長女の夫も背中越しながら登場。まさに一家総出。伊藤兄「目の前でドッキリだよって言われながらドッキリかけられてる感じ」。

布袋寅泰と新庄剛志の対談中では「僕も調子いいとき漫才5分でできる」、山田孝之と菅田将暉の対談中には「俺、コントしてるときって、実はほとんど記憶がないの。勝手に動いてて。終わったあとに『あ、終わった』って。……すみません、天才なんで(笑)」「ホントにいいときは記憶にない」と一流同士の話に触発されたのか松本人志が自身の天才性を語る場面が随所にあったのが印象的。

極めつけは山田×菅田対談の終盤。「よく昔はトガってたって言うでしょ? 俺も『あのころはトガってたからな』って面倒くさいからそう言ってるけど、本当はトガってたわけじゃなくて、デビューしたときから自分の“最終章”で売れるとこを読んじゃったのよ。だから面倒くさくてしょうがなかった、もう結論が見えてるので。トガってるんじゃなくて、面倒くさかったのよ。『早く、俺知ってるし、最後』っていう。その面倒くささがたぶん生意気やったんやと思う」と回想。

見えていた「最終章」は「5年~10年前くらいまで」の地点だという松本。「最終章は見たんだけど、そこから先までは読めてないんで」。

長渕剛と千鳥・大悟との対談では「僕らの時代はお笑いも食うか食われるかの時代でそりゃスゴかったですよ、敵意剥き出しで。今は……それがだいぶなくなってきてます」と松本は振り返る。

今、松本自身はどうなのかと長渕に問われ「ゼロではないですが……」と答えると「松本さんはあると思います」と大悟。長渕も「俺もあると思う。今、嘘ついたと思う」と問い詰める。

大悟は「いろんな先輩の番組に出ますけど、僕より売れてる先輩の方ってどっかで『はいはい、やれ。お前らの好きな感じで』って雰囲気を出してくる。僕はそれはあんまり好きじゃない。でも松本さんはわしがウケたら、絶対に最後自分で持っていこうとします(笑)。今日、お前に負けては帰らんからなって。だから大好き!」と語る。

それに松本は「俺はもっと単純で、大悟におもんないと思われたくないっていう。そこが負けたくないって気持ちって言われればそうかも」と答える。それを聞いた大悟のうれしそうな表情が印象的だった。大悟「(松本さんは)クソ―みたいな顔もちゃんとするんです。すげーなって」。

『さんまのお笑い向上委員会』

「今日は今田さんがいないので寂しいですー」と嘆くやす子の隣には天敵・フジモン。彼がやす子にツッコもうとすると「うわー、離婚してる人がツッコんでこないでくださいー」と制す。

「生理的に、なんか遺伝子から嫌いなんだと思います」と辛辣に言うと「バーカ!」「はい、バーカ!」と子供のように罵り合う。「わー、服似合ってないー!」と言うやす子に、フジモンが「クソ迷彩!」と言うと、それには「クソ迷彩じゃないでしょ」とマジになるやす子。結果、椅子を遠ざけて座ることに。この小競り合いはいつもかわいらしくておもしろい。

フジモンの逆側の隣には「混ぜるな危険系」とテロップで紹介されたランジャタイ。実は国崎は4年前に「モニター横芸人」として出演経験あり。「僕らの芸風が正直、向上委員会なんですよ」とうそぶく国崎に、さんまが「向上委員会にハマってるの、ナダルとやす子としらきだけやで」と言うと「しらきさんとも親友ですし」と国崎。そして国崎独特のボケを繰り返すと、さんま「この番組、どう思ってるの?」。

まさに「混ぜるな危険」でカオス状態になるスタジオ。伊藤はカツラを取り『相席食堂』でお披露目した角刈りを見せ「この日のために角刈りにしてきました」とシレっと言い放つ。「これ、向上委員会」とその頭を指す国崎に突っ伏すさんま。「誰か向上委員会を説明してやってくれ!(笑)」。


明日観たい番組:『クイズ!THE違和感』で今田耕司が代理MCなど

『クイズT!HE違和感』(TBS)代理MC:今田耕司(ノブの代理)/藤井隆(大悟の代理)、常盤貴子、林遣都、柴田英嗣、佐藤栞里、鷲見玲奈。

『激レアさん』(テレ朝)「レジェンド激レアさんのその後を調べたらやっぱり凄かったスペシャル」。

『ソウドリ』(TBS)シーズン7決勝戦。トットvsラバーガールvsトンツカタンvs RG。

『イグナッツ!!』(テレ朝)「2022年ネットニュース大予言大会!!」後編。

『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレ朝)「大人の返しを考える夜」後編。

『もう中学生のおグッズ!』(テレ朝)「アンガールズ田中さんと広島おグッズ調査」。

【関連】松本人志が『キングオブコント』の審査員席に座るということの意味

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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