麒麟・川島の『ラヴィット!』復帰は“王の帰還”と呼ぶにふさわしい安心感と風格(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ラヴィット!』

ついに川島が復帰。「見とけ、視聴者! これが『ラヴィット!』なんだよ!」とすごむボケをするくっきー!に「この感じもうれしいです」と笑う川島。

不在中の8日間のダイジェストを観て、ザコシショウがゲスト出演した先週の金曜日の代理MCを務めたEXITに「なかなかの修羅場だったんじゃないか」と労う。

「できるかな?って思ってたんですけど2~3分で諦めがつきました」とりんたろー。が振り返ると、発熱は初日だけでその後は落ち着いていたが、「金曜にザコシが(タイガーステップで)踊っているときに1回38度に上がった」と笑わせる川島。「自分の家が火事になっているような(笑)」。

そのあともこの日は「神経が研ぎ澄まされてるから! 今日は自信なくてもガンガン来てください!」といつも以上にキレッキレで小さなボケを見逃さず拾っていく川島。「8日間、無音で過ごしてるから。ボケが欲しい!」。

まさに“王の帰還”と呼ぶにふさわしい安心感と風格が漂っていた。

この日は番組後半に伊藤沙莉もスタジオ出演。たびたびゲスト出演した兄のオズワルド伊藤が「おはよう沙莉」「ごめんね沙莉」「明けたね沙莉」などと視聴者プレゼント応募用のキーワードで使っていたため「私すごいエゴサーチするので邪魔だな」と思っていたという伊藤沙莉。彼女が出したキーワードはそのアンサーで「おまたせ お兄ちゃん」。さすが。

『星野源のおんがくこうろん』

歴史を変えた音楽家にスポットを当てる星野源がホストの新番組。クレジットによると星野は「構成」も担当。

ニュース番組のようなセットで解説員のふたりはパペット。パペット操演のひとりはもちろん山田はるか。前の番組が『ねほりんぱほりん』なので、金曜22時台のEテレはさながら“山田はるかアワー”に。「ニュース番組的な固さはこっからもうなくていいと思います」と開始3分足らずで設定を壊す自由な星野がおもしろい。

初回で取り上げるのは32歳の若さで亡くなった「ビートの求道者」J・ディラというマニアックな人選。「NHKでJ・ディラのことを話せる、動いている姿が観れるというのは非常にうれしいですね」と星野。技術論的な部分まで深くじっくりと解説していく構成に星野「たぶん2022年のテレビの使い方で一番贅沢」。

さらには、J・ディラの母からのメッセージも。それを契機に自分が病床に倒れた経験をもとに考えたことなども語る星野。そういった意味でも初回にふさわしい人選だった。「ヤベえ番組」が始まった。


『お願い!ランキング』

ロバート秋山の「MOVIE IS MY LIFE」。今回は『ゴーストバスターズ』の告知。おなじみのテーマ曲をかけながら1日生活を送ると言って、質問などにその節回しで答えていったり、テレ朝の会議室の壁の汚れから「ゴースト」を見つけたり、相変わらず訳のわからない方法で告知をしていく秋山。

最後は全身白塗りをしてあのロゴキャラクターになりきる。このままでは「ただの白い太った男」だからと、ロゴの中で使われている赤い看板にできるだけ近いものを倉庫で探す。

台車の持つ部分だとかセットの丸い穴などに身体を懸命にくぐらせていく秋山がバカバカしくてたまらない。「全部が本筋から遠い」とスタッフからツッコまれ秋山は「知らないよ!」と逆ギレ。「よし、生霊残す!」。

明日観たい番組:『有吉ぃぃeeeee!』で「ビックリィィeeeee大賞SP」など

『くりぃむナンタラ』(テレ朝)「アイツと向き合おう!クロちゃん、ダイアン津田、コウメ太夫から真剣トークを引き出せ」。

『テレビ千鳥』(テレ朝)「バレン大ンのハッピーハウス2022」。

『有吉ぃぃeeeee!』(テレ東)「ビックリィィeeeee大賞SP」。

『ガキの使いやあらへんで!』(日テレ)「山-1GP」後半戦。

『Love music』(フジ)バイきんぐ小峠、ザ・クロマニヨンズ、ニューロティカ、南無阿部陀仏。

『おかべろ』(フジ)に、アンジャッシュ児嶋。

『ボクらの時代』(フジ)池松壮亮×尾崎世界観×松居大悟。

アニメ『鬼滅の刃』(フジ)最終回。

【関連】『ラヴィット!』代打MCによる「クイズ☆正解は一時間後」の結果は?


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。