千鳥・大悟「芸人は『M-1』終わってからが勝負」ラストイヤー終えたアルピーへの助言(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『テレビ千鳥』

毎年恒例の「大悟サンタ」。今年の生放送部分はやはり『M-1』ラストイヤーで敗れたアルコ&ピース。平子は「俺、いろんなインタビューけっこうスカして答えてる。(でも本当は)悔しかったぁ……」と本音を吐露する。

そんな彼らに「わしらも『M-1』やってたし、漫才15年やりつづける大変さもわかる」と8万のバイクのヘルメット、12万のブーツ、炊飯器、星野リゾートの温泉のチケットなど高価なプレゼントを贈る大悟サンタ。

企画の真意が掴めず「このあと、殺されたりする?」と戸惑うふたり。このプレゼントを賭けてのゲームとかでもなく「テレビ千鳥でもお世話になってるし、ホントにかっこよかったし」という大悟に平子「大悟、今それは泣くわ……」。

そして大悟サンタは言葉のプレゼントも。最初は「ペニ平」とわけのわからない言葉を色紙に書くも、2枚目では「芸人は『M-1』終わってからが勝負」と書く。自身も『M-1』に勝てないまま終わり、そのあとブレイクした千鳥だからこそ説得力のある言葉。

最後に、以前番組で平子が披露したキャラクター「ジンザ」の衣装が。「ジンザだ! 俺のジンザだ!」と平子。「『M-1』終わったけど、こっからスタートやから」と促されて「こんだけもらったらジンザにもなるよ」と平子はジンザに。

ジンザ、敗者復活戦でのアルコ&ピースの漫才を見た感想を聞かれ「あそこまで変則的な漫才をやるんだったらもうちょっと新鮮な目線でのお客さんからの返りは欲しかったな。ああいうかたちでやるんだったら確実にウケは取らないとダメだな」と答える。

これを受け大悟が「あのネタで堂々としてなきゃいけない平子ってやつが、ちょっとだけ甘噛みしてました」と痛いところをつくとジンザ「緊張に飲まれたんだな」。

『くりぃむナンタラ』

『M-1』生放送直後に「次の審査員は俺だ-1グランプリ」。上田、山里、春日、もぐらの4人が審査員になれるかどうかの審査を受けるというもの。なぜ審査員をしてないのかと司会の有田に問われ、山里「輝かしい成績を残せてないっていうのが……」。

この企画の肝は「芸人のネタに対するダメ出しとか点数をつけるとかではなく、コメント力」。そのため、どんな点数でもそれに合ったコメントができなければならないということで、それぞれの点数を決めるのは有田。上田たちは有田が勝手につけた点数に合わせコメントを言わなければならない。

トップバッターはウエストランド。これに92点をつけられた山里は「卑屈・悪口系のやつってともすれば不快感だけを与えて終わる。それをどうしてエンタメ、ネタに昇華できるかって言ったらワードセンスなんですよね。ワードセンスで悪口をショーにしてる。この漫才を観せられると自分が卑屈芸を明け渡さなくてはいけないのかなって思ったぐらい」と語り井口に「マジで審査員やってほしい」と言われる。

一方、85点をつけられた春日は「残念だった」と切り出し「『M-1』に合わせた漫才。競技になっちゃってる。あとひとつ爆発が見たかった」とコメント。点数を勝手に決められてもそれぞれ自分の芸風に合ったコメントが出てくるのがさすがだし、おもしろい。

そんななかでやはりこの手の企画にはめっぽう強い上田のコメント力はさすが。コンビ歴6カ月の「おれとオカン」には98点で「いつの時代も新しい時代を作るのは戸惑いから始まる」「これが新時代の幕開け。本当は100点ですけどね」、ピン芸人の岩ちゃんには100点で「この時代に現れた救世主」。

そしてトリのトム・ブラウンには4点で「いい漫才っていうのは絵が浮かぶもの。何がなんだかわからない。ふたりが楽しそうにやってたから4点くれてやっただけ」と。一方、春日は4組とも85点をつけられ苦戦。おもしろい企画だった。


明日観たい番組:『水曜日のダウンタウン』90分SPなど

『水曜日のダウンタウン』(TBS)90分SP。※「ネタバレ要素を含むため番組内容は掲載せず」。

『ひむバス!DX便』(NHK)※前回放送した内容に一部未公開シーンを追加した拡大版。

『天然素材NHK』第4弾。水森亜土、菅原文太、藤本義一、橋幸夫、三上寛。

『お笑い実力刃』(テレ朝)「フォークダンスDE成子坂」特集。

『あちこちオードリー』(テレ東)アルコ&ピース、丸山桂里奈。

『まんが未知』(テレ朝)「まんが未知4大プロジェクト」大発表。

『空気階段の空気観察』(テレ朝)もぐらの地元で特別コントライブ。

『ぺこぱポジティブNEWS』(テレ朝)「日本の教育を語る」。

『バチくるオードリー』(フジ)特別版。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。