仲間は必要不可欠な存在
声変わりや成長痛といった体の変化とも戦いながら、RUIはパフォーマンスを磨きつづけてきた。“VSアーティスト審査”の評価では、SKY-HIが「ずっと感情を途切れさせず、楽曲を自分のものにしていた」とコメント。発達途中である心身を抱えながらも、「音楽が好きだ」という気持ちだけは一度もぶれることがなかった。
──自分に合わせてキーを変更してもらったときの心境を教えてください。
RUI SKY-HIさんが気持ちを込めて作った曲なのに、キーを変更してもらって申し訳なかったです。それでもまわりの人は、「そんなの気にすんなよ」と言ってくれて。本当にSKY-HIさんとチームのみんなには感謝しかないですね。
──VSアーティスト審査はいかがでしたか?
RUI VSアーティスト審査を経て、仲間ってすごく素敵で必要不可欠なんだと思いました。これからは、仲間も友達も家族も大切にしていきたいです。
──合宿中、ホームシックにはなりませんでしたか?
RUI 家にいるとゲームのし過ぎでお母さんに怒られてばかりだったので、「合宿のほうが楽しい」と思っていました。なんなら「合宿で成長した姿を見せたい!」って気持ちだったくらい。
──同世代で同部屋だったTAIKIやRYUHEIとは、どのように過ごしていましたか?
RUI 「ニューヨークで入浴」みたいなダジャレが流行ってました。学校の話はよくしていましたね。「好きな教科あるの?」みたいな。印象に残っているのは、いつもRYUHEI君と入っていた朝風呂。結果発表の前日に「明日どうなるのかな」ってこぼしたら、「RUIは大丈夫でしょ」って言ってくれたり。よく相談していたあの時間が、僕の助けや勇気になっていました。
──合宿中は身長の話もありましたね。
RUI 今は171cmあります。最初のプロフィールでは156cmだったので、15cm伸びていると思うと……自分でも信じられなくて。目線はだんだんと上がっていくものだから、伸びているっていう自覚がないんですよね。早寝早起きをしてビタミンも取って、しっかり食べるという毎日を繰り返して、180cmまで到達してRYUHEI君を超したいと思います。
“音楽を世界一愛している人間”になる
合宿審査を経て、BMSGのトレーニーとしてスカウトされたRUI。SKY-HIから「BMSGからのデビューを一緒に目指してくれませんか?」と誘われた彼が、今思うこととは──。
──ベストパフォーマンスを教えてください。
RUI 「To The First」です。技術的には「Be Free」だと思うんですけど、表現的には「To The First」が一番よかったかな。失敗してもいいから悔いのないよう思いどおりにパフォーマンスして、バシッと決めてやるぞと心に決めてステージに立ちました。いかつい表情をオーバーにし過ぎたと思ったんですけど、あとでパフォーマンスを見たら自分でも納得できる表情になっていて。「To The First」に関しては、全然悔いがないです。
──見守る側で最終審査に参加していたときの気持ちを教えてください。
RUI スタジオに入ったとたん、「もう懐かし過ぎる。泣きそう」と思って。みんなと久しぶりに会えたのがうれしくて、自然と涙があふれてきました。自分はパフォーマンスを見守る側なのに、こっちまで緊張が伝わってきてドキドキワクワク。絶対にうまくなっていると予想していたんですけど、実際にみんなうまくなっていて。技術も個性も磨かれていて感動しましたし、同時に「僕ももっとうまくならなきゃな」と思いました。
──『THE FIRST』とはなんですか?
RUI 人生を変えるものです。人間関係や歌のことなどいろいろなことを学んだ、言葉に表せないほど濃いオーディションでした。
──今の夢はなんですか?
RUI 日本で有名になることをひとつの目標にしています。そのまま有名になって、世界へ羽ばたけたらいいですね。“音楽を世界一愛している人間”になりたいです。その自信はあるので。
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR