オードリー若林が涙腺崩壊。「芸人のプライドって厄介なのよ……」とラブソングに共感(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『バチくるオードリー』

オードリーがバチーンとくると思うことをやってみるというコンセプトの番組。

今回行われたのは「ピュアな芸人が作詞したラブソングをプロのミュージシャンが作曲」するというもの。作曲し、歌うのは関取花。作詞するのはTAIGAとザ・マミィ酒井。

「今日売れてやるぜ!」と言って登場したTAIGAは、「ぷにちゃん」こと妻に向けて作詞した「ずっと」。曲が始まるとすぐに涙を落とすTAIGA。曲が終わると感想を聞くはずの若林から声が出ない。どこでスイッチが入ったのか、若林も号泣している。曲前までTAIGAを軽快にイジっていた若林は「クッソぅ……」と呟く。

仕方なく「まずTAIGAさんか。いかがでした?」などと回し始める春日。少し落ち着いた若林「強がるんですよ、TAIGAさんって。だから『俺が引っ張っていくぞ』みたいな『ずっと』って曲だと思ってたら、プライドかなぐり捨てて『俺が一番バカ』とかプライドが……(泣き出す)、ちゃんと自分の殻を破ったから…本気で来たなと思って……」。

つづく酒井。TAIGAの場合は付き合いも長いから若林の涙腺も過剰に刺激されたんだなと思っていたら、酒井のターンになっても、トーク中から「安っぽいプライド守っていろんなもん失ってきたなって……」「芸人のプライドって厄介なのよ……」と涙腺がバカになっているかのように泣いてしまう若林。

酒井は元彼女の「ほのぴー」に向けたラブソング「僕は言えなかった」。やはり今回も酒井はもちろん、若林も号泣し春日が進行に。「自分の人生と重なり過ぎちゃって」と泣く酒井に「ま、自分の歌詞だからね」と即座にツッコむ春日。若林に代わり「仕方ないよ、バトンが落ちてたんだから」と見事に進行を担う春日が頼もしいし可笑しい。

「ぶつけた才能の無さ 返ってくる温もりが辛かった」という酒井の歌詞が特に響いたようで、「『俺なんかダメだよ』って言ったときに温かくされたらよけい辛くなっちゃうんだよなあ」と思い返す若林。突如、春日に向けて「お前はそういうの感じなさ過ぎだよ!」と怒りをぶつける。

芸人として自分のプライドをいかに捨てるか、というところに若林の琴線があるんだろうなあと思う。それにしてもほぼ全編泣いているという異常事態。若林「バチーンとき過ぎて(この企画)今回のみにしてほしい(笑)」。

『水曜日のダウンタウン』

「レジ袋なしでコンビニから商品を持って帰れる限界1万円説」を立証するため、「コンビニレジ袋なし買い物対決」。

対決するのは「体が大きめ」の芸人としてマテンロウ、鬼越トマホーク、アルコ&ピース。「おなじみのメンバーやな」と浜田。

袋に入れることなくどちらかひとりが10m先のゴールまで運搬し購入金額を競う。購入できる商品は1種類につきひとつまで(プリペイドカード類やエコバックなどはNG)で、持ち切れなかった場合は1品につきマイナス1000円のペナルティというルールがまた絶妙。

ほかのチームが値段の高い小さな物を優先して購入しそれを無理やり持つなか、アルピーは大きな商品を土台に使い(これは鬼越も同様)、かつ、傘や杖でやぐら組みにし、その上に四角いものをジェンガ方式で積み重ねていく。持ち運び姿も美しい。

「吉本興業のガサツさとの違いの部分。そこを観てほしいっすね」と平子。知性と美意識を兼ね備えた芸風そのままのアルピーらしい見事な戦い方で、1戦目・2戦目共に勝利し完全優勝。


明日観たい番組:『ザ・ベストワン』空気階段、蛙亭、男性ブランコなど、賞レースをにぎわせた実力派が続々登場!

『ザ・ベストワン』(TBS)ルーキーズ2時間SP。

『脱力タイムズ』(フジ)にカンニング竹山&藤井流星。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)「テレビ界積年の謎が今夜ついに解明!ザ・のりダンミステリー」。

『ジロジロ有吉』(TBS)「今すぐやりたくなる美文字の裏ワザ」「空気階段の封印ネタ」。

『ドキュメント72時間』(NHK)「ドローン練習場 大空に飛び立てば」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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