オードリー若林「治るのよ、人見知りって」。『ボクらの時代』でCreepy Nutsと語った変化(てれびのスキマ)


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『ボクらの時代』

Creepy Nutsとオードリー若林の鼎談。若林、40歳を超えて結婚する芸人が多いのは「アンケートがなくなるから」説を唱える。レギュラー番組が増え、ゲスト出演が減るとアンケートが少なくなり、そのぶんプライベートにさける時間が増えるのだと。

そんなオードリーは漫才も変化している。「考えて考えて実験して身につけていくタイプ」の若林に対し「悟空みたいな戦えば強くなるタイプ」の春日が「成長」しているため、変化させざるを得ないのだと。「前より手数が少なくなった、かつ、シンプルでベタなツッコミとかボケが入ってきてる」と松永が指摘すると、「よく気づくね」と感心する若林。「『おじさん』ってキャラなんだよね。ずっと『人見知り』ってイメージでやってきて、そういう企画にすごい呼ばれてて。30代前半は『闇キャラ』というか。でも、毎日のようにあき竹城とか松本明子とかとロケしてたら治るのよ、人見知りって(笑)」とそのキャラクターの変化も語る。

松永もまた、急速に社会性が向上してきているという。テレビのスタッフはしっかりしている人が多いため「しっかりするのがスタンダードだって思って。そっちに追いついていかなきゃと思ったし、やっぱり裏方の人と接することが多くなって、そっちの想像力が前よりわかるようになった。たとえばメイクさんがメイクしてるとき、俺らは本番前でオフの状態だけど、メイクさんにとってはオンステージなんですよ。衣装さんも俺はオンステージの前だけど、着させる衣装さんはオンステージ。だから、俺らがオフのときもまわりにはオンステージの人がいっぱいいるから、オーディエンスとしての責務を果たさないとなって」と。そんな話を聞いて若林「5~6年前から要所要所で松ちゃんとは話してきてるけど、ほかのスタッフさんに対する心配りの話を聞けるなんて、ホントに保護観察のおじさんみたい(笑)」。

『サクマ&ピース』

今回は「いわきの246」こと鹿島街道に。この街道沿いにあったゲーセンで学生時代にカツアゲされたという平子と、今回最初に訪れた鹿島ブックセンターのトイレでカツアゲされた佐久間。

その本屋ではお互いの本が置いてあるかを調査。平子の本はあったものの佐久間の本はなく、店内をくまなく探す間、明らかに気分がよくなっている様子の平子。最後の手段として店員に聞くと、佐久間の本は「売れてしまってお店にはない」状態であることが判明。逆に平子の本は入荷したまま動きがないと聞き、立場は一気に逆転。テンションが上がった佐久間「カツアゲされた本屋で在庫が売り切れてるよ!」。

移動中のロケバスでスタッフから「佐久間さん、カツアゲされたトイレ行かなくていいですか?」と聞かれたと、スタッフからのイジリを暴露。次に行く場所は、佐久間が高校時代通っていた「やきかつ太郎」。「カツアゲとやきかつでカツ縛り」というカンペに「うわー、最低のディレクター」と笑う佐久間。さらにやきかつを腹いっぱい食べた直後も食事ロケという構成も不満を言う佐久間に「不慣れなもんで……」と弁解するスタッフに平子「わかるじゃん、同じ人間なんだから!(笑)」。

ちなみに佐久間はカレーの名店「GRAPHITY」のホールでバイトをしていた。「母ちゃんとよく行ってた!」という平子は、佐久間がそのカレーを作っていたと聞くと「悔しいな。母ちゃんに『カレーはやっぱりGRAPHITYだね』って言ってた(笑)」。

明日観たい番組:クレイジーケンバンド小野瀬、『マツコの知らない世界』でご当地焼きそばを紹介

『マツコの知らない世界』(TBS)「ご当地焼きそばの世界」クレイジーケンバンド小野瀬雅生。

『華大さんと千鳥くん』(フジ)「ビストロダイアン」。

『ロンドンハーツ』(テレ朝)「女性タレントお悩み相談」。

『作画プレゼン!刺さルール』(テレ朝)蛙亭、ヒコロヒー。

『ホリケンのみんなともだち』(テレ朝)「芸人三者面談」。

『ぼる塾のいいじゃないキッチン』(テレ朝)オズワルド伊藤。

『紙とさまぁ〜ず』(テレ東)原田知世。

『徹子の部屋』(テレ朝)山崎育三郎&尾上松也&城田優。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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