「阿佐ヶ谷姉妹はテロリストみたいなことやってる」『マツコ会議』で指摘されたふたりの本質(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

【関連】阿佐ヶ谷姉妹|正田真弘写真室「笑いの山脈」第9回

『マツコ会議』

ゲストは阿佐ヶ谷姉妹。スタッフがその魅力のひとつを「親近感」というと、「よく見てみ、近所のババア。あんなおもしろい気の利いたババアいるか? すぐに親近感、親近感言うなよ!」とマツコ。マツコはその魅力を「阿佐ヶ谷さんみたいな女性ってテレビってずーっと出してなかった。でも実はここが一番おもしろいじゃん」「阿佐ヶ谷さんとかが出てくると、テレビってこういうことよねって思う。シュッとした人たちだけで作ったらおもしろくないもん」と語る。

「おばさんがはしゃいでスベっているのを観ると、親戚のおばちゃんが笑われているように恥ずかしいと感じる人もいるのではないか」と心配する江里子に、「私は逆に、阿佐ヶ谷さんみたいな人がはしゃいでるほうが、テレビ的な人たちがはしゃいでるよりも、健全だと思う。内輪ではしゃいでる感とは違う、一緒に笑ったり楽しんだりできる『はしゃいでる』をどちらが出せるかっていったら、阿佐ヶ谷さんみたいな人たちがはしゃいでるほうが、たぶん観てる人たちは嫌悪感ないと思う」と分析。

さらに、「こんなにテレビに出たり、こんなに人気が出たらさ、邪念みたいなものって出てくるじゃん、人間って。おふたりが、まったく心の変化がないってわけではないと思うんだけど、おくびにも出さないっていうか、出てこない」とふたりの凄さを語る。マツコ「何を観せられてるんだろう私たちは。壮大な実験を観てるのか。いったい私たちは、阿佐ヶ谷姉妹から何を、神は何を学ばせようとしてるのか(笑)」。

マツコの「みんな心の中で気づいてるのよ。ただのいいおばちゃんじゃないの。実はもう、テロリストみたいなことやってるから」という言葉が阿佐ヶ谷姉妹の魅力の本質を突いているのではないかと思う。「ただのいいおばちゃんだったら、こんなに世の中は反応しないのよ。実はだから、阿佐ヶ谷姉妹みたいな生き方が、正しくなってんのよ、むしろ。人々が観て、地に足つけた人生っていいなって」とマツコが言うと「全然ね、なんにも地に足ついてないと思うんですけどねぇ」と江里子。マツコ「『クイーン・オブ・地に足』ですよ!(笑)」。

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』

木村多江&安藤玉恵で阿佐ヶ谷姉妹のエッセイをドラマ化するという企画の時点で成功が約束されたようなものだけど、事前に流れた阿佐ヶ谷姉妹の衣装を身にまとったふたりの写真を見てそれが確信に変わった。けれど、実際ドラマとして動いているふたりを観て、その想像をはるかに凌駕するクオリティに驚く。モノマネでは決してないにもかかわらず、激似。見た目だけでなく仕草から内面の深い部分に至るまで演じているということだろう。内容も全編のほほんとした中に仄かな鋭さもあって、阿佐ヶ谷姉妹の魅力がよく出ていた。

『バナナサンド』

ゲストに爆笑問題。「太田天才クイズ」と題して、太田の天才エピソードをクイズで出題。その再現VTRで爆笑問題を演じたのは事務所の後輩・まんじゅう大帝国。バランスが似てる。大学入試試験で試験官に「引っ込めー!」と野次ったというあまりにも有名なエピソードも問題に。試験会場に行く前の駅に着いた段階から「おい! お前らー!」と叫んでいたそう。

さらに補足情報として、田中は田中で草野球で着ていたユニフォームで行ったそう。帽子も被って「BIG BOX」というチームユニフォームでストッキングも穿いたと。お互い様すぎる。ユニフォームを着ていった理由を田中「野球を愛していたので、大事な日だから!」。

太田が心霊ロケで偉人の首塚にドロップキックをしたというエピソードも。設楽「『スーパークレイジー君』っていうのは太田さんのこと(笑)」。

明日観たい番組:『徹子の部屋』にかまいたち

『徹子の部屋』(テレ朝)かまいたち。

『アメトーーク!』(テレ朝)「かまいたちビックリ芸人」銀シャリ橋本&ダイアン津田&見取り図&藤崎マーケット&天竺鼠・瀬下。

『かまいガチ』(テレ朝)「オカンが選んだ洋服でファッションショー」。

『アウト×デラックス』(フジ)加護亜依。

『考えすぎちゃん』(テレ東)江藤P。

『NEWニューヨーク』(テレ朝)「俺たちのカラオケ」後半戦。

『野田レーザーの逆算』(テレ朝)「こち亀逆算」「カードゲーム逆算」。

『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』(日テレ)「挑戦!磯貝の告白を上手に断ることができるのか!?」

『櫻井・有吉THE夜会SP』(TBS)「櫻井の結婚発表直後に親友・妻夫木聡と佐藤隆太でほぼプライベート旅!」太田光、劇団ひとり。

『ダウンタウンDXDX 激変の芸能界2021 最強の金銭事情&交友関係大放出SP』(日テレ)麒麟・川島、空気階段、フォーリンラブ・バービー、もう中学生、品川庄司・品川、霜降り明星、陣内智則、千原ジュニア、バカリズムら。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。