合格発表で“覚悟”を誓ったBE:FIRST、RYOKIが語るオーディション中に感じていたこと【『あの日のTHE FIRST』レポート#8】



最終審査で実感した“音楽からのプレゼント”

“クリエイティブ審査NEO”では、LEO・JUNONと組んだユニット「Club JRL」で「Lonely Night」を披露し、大人の色気で魅了。「チームOne」のメンバーとして臨んだ“課題曲審査”では、眩いばかりのオーラを自由自在にコントロールし、グループとして輝くことを体現して見せた。

──クリエイティブ審査NEOはいかがでしたか?

RYOKI 話し合いのとき、最初に「RYOKIとやりたい」と言ってくれたのはLEO君でした。そもそも僕は、JUNONと「一緒にやりたいよね」って話していたんです。声の相性も合うし、お互いのよさを引き出し合えたらって。

僕の得意な部分にふたりが着目してくれたみたいなんです。LEO君もJUNONも、課題となっていたのは表情や表現力。ちょっと視点は違うけど表現力や表現方法は、僕が『THE FIRST』で自分の課題として戦ってきた部分だったので。僕もふたりから学ばせてもらうこともたくさんあったし、お互いの武器を盗み合って臨んでいこうという話になりました。

──「Shining One」をパフォーマンスしてみていかがでしたか?

[THE FIRST 最終審査 / ステージ映像] Shining One / Team One (レオ、リョウキ、ラン、レイ、シュント)

RYOKI 今までのパフォーマンスの中で一番よかったと思います。SKY-HIさんがずっと言っていた、“音楽からのプレゼント”を最終審査で与えていただいた気がしました。練習期間中は、急に壁にぶつかってしまったり悩んでしまったりする人がけっこういて。そんなとき、いろんな経験を活かして微力ながら助けになれたような気がします。

そのひとつが、REIちゃんのダンスでした。本人としては最終審査だし「みんなと同じ目線で見てもらいたい」と思っていたみたいなんですけど、“REIちゃんは初心者”という感覚がまわりの人たちはなかなか抜けなくて。そういう葛藤を抱えていたので、行き詰ってしまう場面が多々あったんです。僕としては、小さいモヤモヤもどんどん取り除いてあげたかった。

だからダンスを教えるときに、擬音などを使って感覚的に伝えるようにしたんです。僕も感性のタイプだけど、REIちゃんなんてもっとそのタイプ。普通の人がわかりづらいような伝え方が、逆にわかりやすかったりする。そうやって教えたらすぐに理解してくれたし、行動に移せた。REIちゃんが前に進んだ姿を見られたのは、自分的にもとてもうれしかったです。

誰とも被らない唯一無二のグループ

最終審査を経て、BE:FIRSTのメンバーに選ばれたRYOKI。SKY-HIから合格を告げられると同時に“覚悟”を尋ねられ、「絶対に一緒にやりたいです」と力強い言葉を放った彼が今、思うこととは──。

──『THE FIRST』とはなんですか?

RYOKI 初心です。けっこう長いこと芸能界にいさせてもらっていますけど、ボーイズグループはまったく違う分野での挑戦。それに、メンバーのほとんどは一般人からアーティストになったばかりなので。新しい世界へ飛び込むメンバーの熱は、僕にとっていい刺激になっています。初心に返ってみんなと切磋琢磨してがんばる感覚を取り戻せたのは、自分の中で大きなことでした。

──現在の気持ちを教えてください。

RYOKI 名前を呼ばれたときは、肩の荷が下りたような感覚でした。今はBE:FIRSTとして、世界で通用するグループになりたいと思っています。それを実現できるくらいの音楽愛やパフォーマンス愛をみんなから感じるし、自分自身もそうなので。誰とも被らないような唯一無二のグループを目指していけたらいいなと思います。

RYOKIから見た10人


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ライター_坂井彩花

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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