人生で1位2位を争う困難との対峙
15人で挑んだ合宿審査に1位で駒を進めたRYUHEI。合宿1次審査の“クリエイティブ審査”では、個性派ぞろいのメンバーに圧倒されコミュニケーションに苦戦したものの、SKY-HIからは「<浅く深い友>や<僕のため歌う このメロディ>といった歌詞、上下左右を使った歌割りしやすいメロディーのセンスに脱帽した」と、そのクリエイティビティを高く評価された。
──RUI・タイキと過ごした最年少3人での共同生活は、いかがでしたか?
RYUHEI タイキが布団に飛び込む動画を撮ってスローにして遊んだり、けっこう派手なケンカをしたり……なんかいろいろやってました(笑)。3人でいるときは、中学生らしい生活をしていたかな。
──クリエイティブ審査はいかがでしたか?
RYUHEI これからの人生を含めても、1位2位を競うくらい大きな壁でした。メンバーと意見が合わなかったし、自分の言っていることが本当に正しいのかもわからなかった。途中で耐え切れなくなり、部屋に戻って突然RUIとタイキの前で泣いちゃったこともありました。同じグループにいられるRUIとタイキがうらやましかったし、本当にとんでもなく行き詰まっていたから。
それでも、中間発表を見て「負けたくねえ」と燃えてきたんです。あのあとすぐ部屋に戻って、タイキとRUIが寝たあとも夜遅くまでチームメンバーに向けた“to doリスト”を書いていました。伝え方もけっこう考えましたし、僕が言いたいことを言える唯一の方法があれだったんです。
審査が終わったときは、すごくホッとしました。「僕らの音楽だから楽しもう」というマインドで臨めたし、全員が楽しそうな表情でパフォーマンスをできた。「やり切った」という幸せでした。
音楽が憑依した、11人でのパフォーマンス
“チームでパフォーマンスを共有すること”に向き合いながら、RYUHEIは自身のアーティシズムも刻々と研ぎ澄ませていく。 “疑似プロ審査”の「Move On」では、ゲストで来ていたちゃんみなが「緩急あるパフォーマンスにプロフェッショナルを感じる」とコメント。“VSアーティスト審査”では10人の仲間と「To The First」を作り上げ、チームとして魅せることを掴んでいった。
──疑似プロ審査はいかがでしたか?
RYUHEI 『THE FIRST』の審査の中で、一番楽しかったですね。メイクをして、衣装を着て、プロのコレオグラフで踊って、プロの方々に指導していただいて。グループパフォーマンスって、めちゃくちゃ幸せじゃんって思いました。すべてが整い過ぎている環境でのパフォーマンスはめちゃくちゃ楽しかったですし、衝撃を受けました。
──VSアーティスト審査はいかがでしたか?
RYUHEI 11人でパフォーマンスをするにあたって話し合いをしたとき、仲よくすることで距離を縮めるのではなく、話し合うことで距離を縮められたのが、けっこううれしかったです。うまくいっている人を見ると「そんなスムーズにいくのか?」と思ってしまうことがあるんですけど、それぞれ悩んだり考え込んだりした時期があったんだと知ることができました。本番では全員が完璧に尊重し合えていたので、話し合いの効果があったように思います。
パフォーマンスの最中は音楽を憑依させることができていて、言葉では表現できない感覚に陥ることが本当に多かったです。“フロー状態”って言うことがありますけど、それでも説明し切れない、顔には表せていないけど「楽しんでいる僕」っていう感覚がありました。
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