光代絡みの爆笑問題・太田イジリが秀逸過ぎる鬼越・坂井「今日はリリー・フランキーみたい」(てれびのスキマ)

2021.8.17

テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『今回だけ言わせて劇場』

夫が普段言えない不平不満を芸人が実話をもとに再現するという番組だが、合間のスタジオトークが抜群におもしろかった。司会を爆笑問題に、高橋みなみに加え、鬼越トマホーク、ニューヨーク、横澤夏子の同期芸人が並ぶ。

多くが頭の上がらないパートナーを持ち、その筆頭がもちろん太田。他国に比べ日本の夫は幸福度が低いデータには「そんなことないけどねぇ」と呟くと、「一番そうでしょ!」と一斉にツッコミを浴びせられる。太田「その反応はおかしい!(笑)」。

妻の太田光代に怒ったことないんですか?と聞かれても「ないですよ、僕が悪いですから……」と弱々しい。いつもは前のめりになって暴れる太田だが、この日は終始、足を組み背もたれに背中を預けている。それに目ざとく気づいた鬼越・坂井は「今日はリリー・フランキーみたい」と秀逸なたとえ。

「いびき問題」のVTRを観たあとは、「無呼吸だから調べたほうがいい」と太田光代に言われたエピソードを語る太田。診断の結果、保険がかかるほどではないけど無呼吸の症状があり、シーパップをつけるようになったそう。そこで「私も不安だから」と光代も検査することに。「俺は実は知ってたんだよ。社長が無呼吸なの」と明かすと「死んでほしいってこと?」などとツッコまれ、「俺がもし『あなたもいびきかいてますよ』なんて言ったらかなり大変な状況になる」と弁明。結果は保険適用だったそう。

さらに、太田夫妻鉄板エピソードの、光代の夢の中で太田が浮気をして怒られた話。坂井「その事実を知ってから、いくら太田さんが本番で暴走したり楽屋でエアガンで撃ってきても『いや、いいんだよ』って(笑)」。

カシューナッツも禁止され、今はスーパーフードを食べているという太田。そこにナッツが少し入っているから。それを坂井は「闇ナッツ」と形容。終始、坂井の太田イジリが冴えていた。光代絡みの太田イジリをさせたら右に出る者がいないのではないか。

番組エンディングで、「誤解のないように言っておきたいけど、家で別に窮屈な思いをしてるわけでもないし、気遣ってるわけでもない」と目いっぱい気を遣いながら言う太田。坂井「この番組の本当の楽しみ方は、放送後、光代社長のツイッターを見守ること(笑)」。

『しくじり先生』

先生役はウエストランド。「酒癖が悪く社長の太田光代を抱こうとした」「金欠のとき、子供の積立貯金に手をつけた」などヤバいエピソードを数多く持つ河本。

「収入もないのに働かず毎晩飲み歩いていたら奥さんが子供を連れて実家に帰ってしまった」といったエピソードもインタビューで語られ記事になったが、実はこれが大嘘。「どこが?」と戸惑う生徒たち。本当は「東京での子育てに少し疲れたので実家に帰っていただけ」だという。悪いほうに話を改変していたのだ。

実は最初は番組側も「河本がヤバいヤツ」という主旨で授業をしてもらおうとしていたが、打ち合わせを重ねるにつれて「話が違うぞ」となり授業内容を急遽変更。河本の「ヤバいヤツだと思われたい」思想を授業にすることになったそう。若林「痺れる授業になりそうだね!(笑)」。

結局、ほとんどのエピソードが盛大に盛られていることが判明。盛ってる?盛ってない?の「クイズ河本太」状態に。話す時々によって違う結末があるエピソードに若林が「エヴァンゲリオン」とたとえると、すかさず「こっちの結末は劇場版」と補足する河本が冴えていた。

芸人になり自分が「普通」だと気づいてしまったため、「ヤバいヤツ」だと思われたくて嘘をつくのだろうと分析する井口は「自分は普通だと思ってるのに変だからおもしろい。(自分から)『異常ですよ!』は一番おもしろくない」と断罪。

「こんなにエグられるとは……」とうつむく河本。「うすうすは気づいて押し殺して『自分はヤバいんだ』と日々生きてきたんですけど、打ち合わせのときは無理くり笑ってましたけど、顔から火が出そうでした(笑)」。


明日観たい番組:「太田伯山ウイカのはなつまみ」にきつね

『有吉の壁』(日テレ)、「おもしろPARCOの人選手権」「ブレイクアーティスト選手権」。

『家、ついて行ってイイですか?』(テレ東)、2021年夏!ナゼ?激変した人生SP。

『水曜日のダウンタウン』(TBS)、「『後部座席に人がいる』の仕掛け人に仕掛ける『サードシートにも人がいる』が結局一番怖い説」「マニアックすぎて1つも売れたことがない業務用機械存在する説」「釣りで大物がかかって海に引っ張られる演技をすれば最大5人は道連れに落ちれる説」。

『あちこちオードリー』(テレ東)、キャイ~ン&坂下千里子。

『お笑い実力刃』(テレ朝)、原口あきまさ、ホリ、ミラクルひかる。

『お願い!ランキング』(テレ朝)、「太田伯山ウイカのはなつまみ」きつね。

『まんが未知』(テレ朝)、高橋ヒロム×児嶋都。

『キョコロヒー』(テレ朝)、「オリジナル風鈴を作ろう」「過去に言ってしまったことと逃げずに向き合おう」「ダンスde伝言ゲーム」。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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