テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。
『テレビ千鳥』
午前中に放送していたDVDプロモーション番組。なので、総集編を中心に少し見どころを語るトークがある程度かなと思っていたら、収録映像はちょっと流れる程度で、ほぼレギュラーのように出演している麒麟・川島と、『テレビ千鳥』ヘビーウォッチャーのノブコブ徳井を迎えた振り返り&解説トーク中心で見応えがあった。
5巻に収録の「ノブに香水を歌わせたいんじゃ!!」について「スタジオゲストの極意」を徳井が解説。その回のスタジオゲストは小島瑠璃子、川島、大吉。「VTRが回ったらこの3人ですべてのことが足りる。こじるりが、本来なら編集で入れるテロップ『これで大丈夫かな?』とか『これ無理でしょ!』とか(VTRが観やすくなる補足コメント)を言ってて、千鳥ふたりを見ながら勝手に大喜利をしてるアキラ・カワシマがいるんですよ。じゃあ、大吉先生どうするの?って。そしたら、V降りの一撃(のコメント)に賭けてる。もし4人目になってたらゾッとする。仕事なんにも残ってない」と分析。川島を終始「アキラ・カワシマ」と呼ぶのが無性に可笑しい。
「香水」以降、歌企画をやっていないのは歌が本当にうまくなったからだというノブは「CDデビュー」企画をやりたいと申し出る。「俺やりたい企画一個だけあって、『浜ちゃんになりたいんじゃ!!』」とノブ。「ビーチでプロモーションビデオも撮りたいよな?」と大悟が言うと、すかさず「なんで『GOING GOING HOME』のほうなん?」とツッコむノブ。さすがの以心伝心っぷりが気持ちいい。
オリジナルソングの作曲は、ノブが会ったことのある野田洋次郎、米津玄師、藤原基央、桜井和寿、Takaらに頼もうと盛り上がる面々。「作詞はお前ね」とノブが言うと「わしが『松ちゃんをやりたいんじゃ!!』?」と大悟。ノブ「『ダウンタウンになりたいんじゃ!!』や(笑)」。
『有吉ぃぃeeeee!』
こちらではひと足先に、番組発のオリジナルソングが誕生。
有吉の誕生日を祝してサプライズプレゼントとして発表。制作期間1年にわたるプロジェクトで、作曲にはなんと水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミを起用。作詞はトシで、有吉が大好きで番組でもたびたび登場する「カレー」をテーマにした歌。そして、この番組には欠かせない「プロレス」も入れられないかとかけ合うトシ。
というわけでゲーム×カレー×プロレスをテーマにした曲「恋はスパイスカレーぇぇeeeee!~ナンはおかわり自由です~」がタカトシ&みちょぱによるユニット「バックドロップターメリックs」によって歌われる。
「鶴田はオー! でも天山『シュッ!シュッ!』」「長州焼けたな!行ったなサイパン! ロンドン行ったら前田はリーさん!」「ホーガン猪木に長州乱入 TPG 両国沸騰 海賊出現 大阪炎上」などプロレスパートの力の入れよう。めちゃくちゃいい!
『週刊さんまとマツコ』
水谷千重子と明治座の「50周年記念公演」で30年ぶりの再会を果たしたマツコの「友人」浜ローズ。
デビュー曲「浜辺のエレジー」を披露した映像が流れる。観たかったので少しだけでもありがたい。「マツコ、歌はテレビで歌わないって言うてたよね?」と言うさんまに「あれは……浜ローズだから」と濁すマツコ。さんまが「ちゃんと(設定)守るんだ」と笑うとマツコ「あたし、意外とまじめよ!」。
以前の放送でも「異常者×異常者」の罵り合いをしたふたり。「異常とはなんぞや」とさんまが出た『徹子の部屋』を例に出し、話し始めるマツコ。「悪口じゃないから誤解しないでほしい」と前置きした上で「徹子さんの異常者ぶりは天下一品。天才・奇才ですよ。さんまさんとか大竹(しのぶ)さんとかもね。お笑い部門トップ異常者と女優部門トップ異常者が結婚しちゃったから緊急事態だったの」と語る。
さんまに「お前も異常者」と言われるもマツコ「あたしはイミテーション異常者。憧れてるの、異常者に。徹子さんみたいになりたいの!」。
明日観たい番組:『霜降りバラエティ』で「見取り図と東京戦略会議」など
『アメトーーク3時間SP』(テレ朝)「芸人体当たりマン決定戦」「元・野球部芸人」。
『マツコの知らない世界』(TBS)「冷凍チルドピザの世界」、ココリコ田中による「サメ動画の世界」。
『ロンドンハーツ』(テレ朝)「私服-1グランプリ」。
『霜降りバラエティ』(テレ朝)「見取り図と東京戦略会議」。
『フリースタイルティーチャー』(テレ朝)鈴木もぐら×サイプレス上野ドキュメント。
『にゅーくりぃむ』(テレ朝)「ちなみに他にも選手権」。
『ぼる塾の煩悩ごはん』(テレ朝)さらば森田。
『イグナッツ!!』(テレ朝)「美容師センスバトル」前編。
『チマタの噺』(テレ東)三遊亭好楽。
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【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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