『水ダウ』企画で71人に告白してフラれつづけた女芸人、思わぬ結果に大パニック(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『水曜日のダウンタウン』

「知り合いの中から好きな人順に告白していけば、誰でもさすがに100人以内で恋人できる説」第2弾。前回、ほしのディスコが16人目で告白し、両想いになるも、結果フラれるかたちになったポンループ・アミが自ら志願して挑戦。

1人目のオズワルド伊藤をはじめ「男芸人をがっつり男として見るタイプ」だというアミは、次々と芸人仲間に告白。ある種の若手芸人カタログかのようないいラインナップ。東京ホテイソンのようにコンビそれぞれに告白するパターンも(ショーゴが2位、たけるが26位)。たける「コンビ行くなよ!」。

19人目のジュースマンズ洋次郎は「デートをしてから」ではないとわからないと現時点では「ごめんなさい」。脈はありそうだが、「即日彼氏」が欲しいと告白をつづけることを選択するアミ。

39人目は『ゴッドタン』でもおなじみのカカロニ栗谷。告白されたことがないからめちゃくちゃうれしいという栗谷は、「断る権利がないんですけど……現時点では『ごめんなさい』と言うしかない」と返答。「ホント、ごめん、最低だね」「初めての重みが俺わかるから」と、初めての告白と勘違いし、その重みや勇気に対して応えられない自分を責め、涙を見せる人のいい栗谷。が、39人目だと知ると「けっこうだな……39か。泣いちゃったね、39のくせに」と天を仰ぐ。栗谷を好きにならずにはいられないVTR。

告白はそのあともつづき4日目に突入。71人目でラストに。結果、誰からもOKをもらえなかったアミは、「デートをしてから」と可能性を残していた洋次郎とデートを重ねることに。そして約1カ月後、再告白。

「一緒におったら楽しいなと思ったんで、こちらこそよろしくお願いします」という答えに「えええええ?ちょっと待ってください!え?それはじゃあ、私は洋次郎さんの彼女になっていいってことですか?」とパニック。OKの意思を再確認すると「やったー!!」と立ち上がって喜ぶアミが微笑ましくて、こちらも幸せな気分になる。洋次郎「早急にディスコさんの連絡先は消していただいて(笑)」。

「後輩としては満点」と多くの先輩芸人が言っていたように、アミは明るくてとってもいいキャラだし、そこはかとない「悪さ」もあって、自分の言葉も持ってる。今後色んなところで見たい!

『あちこちオードリー』

ゲストはニューヨークと小島瑠璃子。ブレイクを果たし、冠番組や単独ライブ、お金も手に入れて夢が叶ったニューヨーク。しかし、ふたりとも「特に欲しい物が何もない」という。その現状に「幸せかね?」と悩む屋敷。

一方で小島瑠璃子は、車、家、バッグ、靴、全部好き。それを買うためにバリバリ働くし、自分で稼ぐのが好きだという生粋の「芸能人体質」。だから休みがなくてもまったく苦ではないのだとか。炎上に対してどのくらい気にするのかと聞かれ答えた「分母を増やして1を薄くしていくしかない」という言葉も、いかにも“強い芸能人”そのものだった。

半年前、この番組で「芸能人と付き合いたい」と言っていた屋敷だが、「今、なんとなく景色見えてきてそんなことはないんだろうなって、夢から醒めました」「自分から行った奴だけがある世界」だと達観。

嶋佐はDMも「超絶開放」してるのに「エグ誘われない」と嘆く。自分から誘うのは「躊躇してしまう」などと吐露し、「クソ恋愛番組」のような会話に。これを嶋佐は『かちこちオードリー』と命名。表示されている番組ロゴも『かちこちオードリー』に。番組的に言えば「イージー」な相手に、「何言ってんだ、貴様!」などとイキイキとツッコむ春日もひたすら楽しそう。普段は内面を深くエグるのが魅力だけど、こういう回もとてもいい。


『漫勉neo』

『惡の華』など問題作を数多く執筆する押見修造に密着。「わざわざ(マンガに)金払って、なんで鬱にならなきゃいけないんだとかよく言われるんですけど、でもそれは楽しいと思うんですよね。読んで内面を見つめさせられて鬱になるっていうのが、自分にとって一番エンタテインメントになる」と語る押見を、浦沢直樹は「『ガロ』的な線をよくぞメジャーヒットに結びつけた」「男の子、女の子がかわいい。そこがキーワード」「なかなかそれを融合した人はいなかった」と分析。押見「恥ずかしいものじゃないとおもしろくないと思っているので、基本的には、親には絶対に読ませられないようなものしか描きたくない」。

観ていてぐったりするような、深いおもしろさがあった。

明日観たい番組:『ドキュメント72時間』は「京都 コーヒー豆スタンドで一息を」

『かりそめ天国』(テレ朝)2時間SP。

『金スマ』(TBS)、「今知るべきものまね師21名大集合」。

『脱力タイムズ』(フジ)、3時のヒロイン福田&井之脇海。

『ネタパレ』(フジ)、ヒコロヒー×納言・幸コラボコント。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)、「日陰のバスマニアたちが大集結!!特別開催!バスグッズ・オークション」。

『酒のツマミになる話』(フジ)に、エンリケ、新庄剛志、峯岸みなみ、さらば青春の光・森田。

『A-Studio+』(TBS)に加藤清史郎。

『ドキュメント72時間』(NHK)、「京都 コーヒー豆スタンドで一息を」。

『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレ東)、『半径5メートル』(NHK)が最終回。

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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