「世界への挑戦権を本気で取れるボーイズグループを作る」SKY-HIが新たにした決意【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#12】



チームを1位に導く才能

ついに口火が切られた、クリエイティブ審査の個人順位の発表。「チームを1位に導いた人を選びました」と告げ、名前が呼ばれたのはソウタだ。「派手なパフォーマンスで評価を稼いだと思う人もいるかもしれないけど、あのパートがあってもなくても1位だった。もともとコレオグラファー(振付師)として能力が高いことは知っていたが、誰がどう動けばかっこよく見えるのかということを一番考え、行動へ移せていたと思います。グループのラッパーとして強い存在感を発揮していたし、合宿の初日と比べても別人のようなパフォーマンスだった」と、クリエイティブファーストを体現した姿勢に激励が送られた。

ソウタ

当のソウタはというと「コレオグラファーが本質を引き立てられるのもメンバーのおかげだから、感謝してる」と、謙虚なコメントを寄せていた。

「第2位だけど、同時にMVP」と評価を受けたのは、チームCをまとめ上げたショウタである。「最も大変で最も美しく、最もグループにおいて価値のある行動をこの10日間ずっとしていました。一番感動したのは作詞・作曲未経験のメンバーが楽しそうにクリエイティブへ臨んでいたこと。それをさせられるのは、プロのアーティストでも簡単なことではない」と、バラバラな個性を完璧にまとめ上げたリーダーとしての資質が認められた。

ショウタ

ショウタは「1位じゃないのはめちゃくちゃ悔しいけど、まだ上があるのは自分にとっていいプレッシャー」と、静かな闘志を沸々と燃やしていた。

3位で名前が呼ばれたのは、レオだ。「チームを盛り上げるだけじゃなく、もう少しクオリティが高いところに行ける、もう少しいい言葉が出てくるはずと、ずっと諦めずに鼓舞していた姿が印象的でした。ソウタを1位にしたのもレオだったので、誇りに思ってください」とムードメーカーでありリーダーも務め上げる才能を賞賛。

レオ

レオは「まわりの人のおかげで自分の心の状態を保ちながら上を目指せたので、感謝しかない」と、チームメンバーに思いを馳せた。

つづけて、4位にシュント、5位にマナト、6位にテンが発表された。6位までの時点で、チームBのメンバーが呼ばれることはなかった。

シュント
マナト
テン

15人、それぞれが秘めていたポテンシャル

チームBで最初に呼ばれたのは、7位のリュウヘイだった。SKY-HIからは「低過ぎる気も、高過ぎる気もする順位になった。チームBのみんなは何位にするか悩んだけど、歌詞とメロディのセンスなど純粋なクリエイティブの能力だけでいえば、リュウヘイはさらに上の順位でも違和感がないくらい。“僕のため歌うこのメロディ”や“浅く深い友”という表現、上下左右を使ったサビのメロディラインには脱帽しました」と、圧倒的なクリエイティビティが高く評価された。

リュウヘイ

8位のルイには「アウトフックのメロディが印象的だった。パフォーマンス中も集中力が切れずに、表情が楽曲を象徴していた」、9位のジュノンには「どこかのタイミングで“自分のクオリティをひたすら上げることに専念しよう”と判断したのは大正解だった」と、順位は高くないながらも好意的な言葉がつづいた。

ルイ
ジュノン

10位で名前が呼ばれたレイについては、クリエイティブ審査で2位のショウタ、3次審査で1位を獲得したリュウヘイと名前を並べ、「音楽がすごく好きなんだと感じる」と音楽との距離の近さを称賛した。そして、「音楽を好きで好きでしょうがないという時間を過ごせば過ごすほど、音楽側がこっちを好きになってくれることがある。音楽と仲よくなることがいかに大事かを証明してくれた」と、レイのピュアな想いを慈しむような言葉を寄せた。

レイ

11位にはラン、12位ではリョウキの名が呼ばれた。

ラン
リョウキ

このタイミングをもって、ナオキ・シュンスケ・タイキの3人が脱落が決定した。SKY-HIは3人に対して、“なぜここで脱落となったか”を丁寧にフィードバックをして、「この合宿の15人に残っていることは、日本の中でとても高いポテンシャルや才能を持っていることの証明であるのは間違いない」と締め括った。


唯一無二のボーイズグループを目指して

脱落した3人は合宿所へ戻ると荷物をまとめ、それぞれが熱い抱擁を交わし、最後の時間を愛しんでいた。ライバルであると同時に彼らは同じ夢を目指す仲間であり、メンバーが欠けることを本気で寂しがる12人の姿が印象的だった。

3人が車に乗りこみ合宿所を去ったあと、真っ先に泣き崩れたのはほかでもないSKY-HIだった。「一番つらいのは脱落してしまった3人だから」そう思い、必死に感情を押し殺していたのだろう。力の抜けた足で必死に立ち上がると、残った12人に向けて熱い想いを言葉にした。

「日本やアジアのトップ、世界への挑戦権を本気で取れる、世界中のどこを探しても見つからないボーイズグループを絶対に作りたい。別れてしまったあと、脱落した3人に対して君たちができることは、ただひとつ。『こんなすごいグループを輩出したオーディションのここまで残っていたんだ』と、彼らに言わせてあげることしかないので……素晴らしいボーイズグループを作りましょう」

涙に滲んだ26の瞳は、輝く未来をまっすぐに見据えていた。

次回、12人に問われるプロとしての資質

6月25日に放送&配信される#13では、合宿第2審査の様子が届けられる予定だ。残った12人がどんな才能を開花させていくのか、引きつづき目が離せない。

【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』#9放送&配信予定】
■2021年6月25日(金)朝8:00~『スッキリ』(毎週月~金曜朝8:00~10:25、日本テレビ系)
番組URL:https://www.ntv.co.jp/sukkiri/
※放送日時変更の可能性あり

■6月25日(金)20:00~『Hulu』
番組URL:https://www.hulu.jp/the-first-bmsg-audition-2021

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ライター_坂井彩花

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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