「人生捨てたものじゃないと思えた」とSKY-HIが漏らした15人のパフォーマンス【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#11】


「死ぬまで音楽をやっていきたいと思った」

そして迎えた、クリエイティブ審査。チームCが作り上げたのは、「YOLO(You Only Live Once)」という楽曲だ。“人生は一度きり”なんて聞くと重苦しく捉えてしまうかもしれないが、彼らが作り出したのは思わず口ずさみたくなるハッピーソングだった。

ショウタの柔らかな歌声が会場を包み込み、春風のような温かな空気を連れてくると、ルイが抜群の表情管理で魅せ、シュントも伸びやかな高音で惹きつける。一人ひとりが自分の見せ場を活かしつつ、お互いを活かそうとする姿に“音楽ファースト”の姿勢が表れていた。

16小節にも及ぶロングバースをタイキがクールに決めると、「YOLO」という楽曲に詰められた想いをレイがパワフルに開放。SKY-HIも思わず両手を掲げ、飛び跳ねて、その音楽を楽しんでいた。パフォーマンス後には、「言葉がないです。ひとりの音楽を愛する人間として、こんなかたちの音楽を今日観られたことが本当にうれしいです」とコメントした。

「死ぬまで音楽をやっていきたいと思った」とレイが話すと、SKY-HIは「音楽は、大きなステージに立つことが偉いわけでも、アワードをたくさん獲ることが偉いわけでもない。人生のいろんなタイミングで出会う、その人にしか味わえない感情を切り取って、永遠のものにしていく作業。その瞬間を切り取って、誰かの気持ちを少しでも前に進めることができたなら、尊いことだと思います」と言葉を寄せた。

「まとめたかったのに、迷惑をかけてしまった」と涙するタイキに対しては、「アーティストが、強い自我を持っているなんて当たり前。人とぶつかることや納得できないこともあるし、それによって迷惑をかけちゃうことは絶対にあるけど、迷惑をかけないようにしようと思う必要はない」と言い切った。そして、「そんなことで自分の自我や才能を殺さないでください。迷惑をかけたときに『ごめん』って言えて、迷惑をかけられたときに『サポートするから大丈夫だよ』と言える人になってほしい。そういう包み込む力が音楽にはあるし、包み込める人間が出す音楽が素晴らしいことはわかってると思うので」と諭した。

3チームのパフォーマンスが終わると、SKY-HIは「こんな素晴らしい1日があることを知れただけで生きていてよかった、人生捨てたものじゃないと思えた。僕は明日からもまたがんばるので、みんなでこういうチームがあったってことを人生のどこかに刻み込んで、また明日から生きていきましょう」と締め括った。

次回、クリエイティブ審査の結果発表!

6月18日に放送&配信される#12では、クリエイティブ審査の結果発表の様子が放送される。次のステージに進む12人は誰なのか、注目の瞬間から目が離せない。

【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』#9放送&配信予定】
■2021年6月18日(金)朝8:00~『スッキリ』(毎週月~金曜朝8:00~10:25、日本テレビ系)
番組URL:https://www.ntv.co.jp/sukkiri/
※放送日時変更の可能性あり

■6月18日(金)20:00~『Hulu』
番組URL:https://www.hulu.jp/the-first-bmsg-audition-2021

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