とめどなく立ちはだかる壁
いよいよ円滑に進むかと思われたが、ここにきてさらなる困難がチームBを襲う。リョウキが体調を崩してしまったのだ。クリエイティブ審査を2日後に控えた8日目、リョウキ不在のなか振り付けだけでなく歌割りも変更することに。夜には5人そろっての練習となったが、クオリティを求めるあまり振り付けは完成しなかった。
積み重なる焦燥感、ギスギスした空気。危機感を覚えたシュンスケは、翌日にチームメンバーを集め話し合いの場を設けた。しかし、思いもむなしくヒリついた空気は、より強まる結果に。「覚えるのに必死になってしまう」「意見を言うのを我慢してた」「クオリティを下げたくない」交差して噛み合わない、それぞれの想い。バラバラの気持ちを抱えたまま、振り付けの完成に向けて練習を重ねていった。
チームがまとまらないまま、チームBは最終チェックを迎えることに。パフォーマンスを見たダンストレーナーのkekkeは、「練習方法が雑。時間がないから献身的にいかないといけない。ひとつの作品を作ることに意欲的になってほしい」と提言。この言葉を受け、kekke監修のもと、ようやくチームBのパフォーマンスは完成した。
強い個性を活かしたチームBのパフォーマンス
待ちに待ったパフォーマンス当日。円陣を組み「今日も1日、Good days!」と気合いを入れると、ステージが封切られた。
透き通るシュンスケの歌声が響く冒頭のアカペラをきっかけに、チームBが作り上げた楽曲「Good Days」の世界は広がっていく。“The first”や“show B’s”などWミーニングを持つリリックには、日頃からリリックと向かい合っているからこその遊び心がにじむ。言葉の意味を届けるようにジュノンが歌い上げ、妥協のないダンスでランは魅了。リョウキが圧倒的センター感でオーディエンスを惹きつけると、リュウヘイは“音楽を楽しむ”ことを体現して魅せた。
ステージを観終わり、安心から思わず笑みがこぼれるSKY-HI。「個性がしっかりと尊重されているパフォーマンスだった」と胸をなでおろした。SKY-HIから感想を求められたときには、シュンスケやリュウヘイが涙ぐむ場面も。ほかのグループに比べて立ちはだかる壁も多かったぶん、無事にパフォーマンスを完成させることができた感動も大きかったことだろう。
次回、最大10歳の年齢差があるチームCがパフォーマンスを披露
6月11日に放送&配信される#11では、チームCの課題制作の様子が届けられる予定だ。年齢差が最大10歳のグループは、どんな化学反応を見せるのか。彼らの新たな可能性に刮目してほしい。
【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』#9放送&配信予定】
■2021年6月11日(金)朝8:00~『スッキリ』(毎週月~金曜朝8:00~10:25、日本テレビ系)
番組URL:https://www.ntv.co.jp/sukkiri/
※放送日時変更の可能性あり
■6月11日(金)20:00~『Hulu』
番組URL:https://www.hulu.jp/the-first-bmsg-audition-2021
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