のしかかるコロナ禍という現実
本来であれば、順位発表で既定の順位に入った練習生しか次の審査へ進めない『PRODUCE 101 JAPAN』。しかし、やむを得ぬ理由で欠員が出た場合には、一番上位の練習生が繰り上げられることになっている。
今回、髙橋航大(41位)が繰り上げとなった。理由は古瀬直輝(17位)の新型コロナウイルス感染である。
古瀬は合宿参加時に定期実施しているPCR検査にて、コロナウイルスへの感染が発覚。大事に至ることはなく順調な回復を見せていたが、活動復帰を決めるPCR検査で陽性反応を記録し、番組収録が間に合わないとのことで話し合いの末、辞退することになった。
涙ながらに古瀬は語った。「今回はこのようなかたちで皆さんの応援を裏切るようなこととなり、本当にごめんなさい。コロナは本当に怖いです。皆さんも僕の状況を知って、気をゆるめないでほしいです」と。そしてつづけた。「自分の可能性は、まだまだ無限大にあると信じて僕は必ず苦難を乗り越えた姿でステージに立ちます、約束します。またいつか必ず僕を見つけてください」と。
『PRODUCE 101 JAPAN』に限らず、今後もコロナ禍でオーディションは開催されていくだろう。今回の古瀬や国民プロデューサーの想い、運営の判断などが、後継のオーディションによい影響を与えることを願わんばかりだ。