“お笑い変態JKおねえさん”が願うこと「おもしろい人が全員、おもしろいことだけで生活できるように」|奥森皐月は傍若無人 #1

2021.5.8
奥森皐月は傍若無人#1

文=奥森皐月 編集=田島太陽


3歳から芸能活動を始めた、16歳のタレント・女優の奥森皐月。昨年9月からQJWebで定期的に執筆をしてきたが、今回から新連載「奥森皐月は傍若無人」としてリスタートする。

その第1回は、幼少期からお笑いを溺愛している彼女の、「最近できた、もうひとつの目標」について。

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あなたに心を開いてもらうために、改めて自己紹介を

QJWebで記事を書かせていただくようになってから、7カ月ほど経過した。

好きなラジオのことやお笑いのことを文章にして共有できるのが、何よりもうれしい。ちょうど寝るタイミングに好きな人から「おやすみ」とLINEが送られてきたときよりもうれしい。読んでもらいたい人に記事が届いたり、同じ趣味の方が私の考えに共感してくれたり、記事をきっかけに応援してくれる人がいたり、と今のところうれしい出来事しか起きていない。

お笑い愛を綴ったことで、お笑いにまつわるインタビューや仕事をいただくことも増えた。そして今月からはついに単独で連載を持たせていただけたので、もう気持ちは頂点まで舞い上がっている。それどころか、少し調子に乗っている気もする。

初心に戻るため、この半年の記事を客観的に読み返していると、ひとつの疑問が浮かんだ。

奥森皐月ってマジで誰なんだ。

お笑い・ラジオが好きなのはなんとなく伝わるが、この女子高生はいったい誰なのだろう。お笑い好きと言えども、どうせ第七世代から入って賞レースを観ている程度でしょ。ラジオリスナーからの好感度が上がると思って、ラジオ好きアピールしているだけだろ。タレントのキャラづけもいい加減にしてくれよ。

ずいぶんと厳しい声ではあるが、このような意見が上がるのはごく自然なことに思える。どうにか挽回して、あなたに心を開いてもらいたい。奥森皐月をほんの少しでもいいので知ってもらいたい。新たに連載を開始させていただいた絶好の機会であるため、今回は自己紹介をすることに決めた。

常軌を逸してきた「お笑い愛」、おそらく日本でひとりだけの称号

奥森皐月、プロフィール写真

奥森皐月(オクモリ・サツキ)は2004年生まれ、高校2年生の16歳。スターダストプロモーションという事務所に所属して、タレント・女優として活動中。今のところは確実にスターダストの「ダスト組」なので、早くスターになりたい。

趣味は、お笑い・ラジオ・神社巡り・コスプレ・音楽・美術・散歩・観劇・文通など。女子高生らしさはどこかに落としてしまった。見つけたら連絡ください。サブカルチャーもほどほどに好きで、平気で小劇場やアングラ画廊に行くタイプの人間だ。サブカル女子と呼ばれるが嫌なのは、かなり図星だからだろう。

奥森の主な活動は3つに分けられる。まずは高校生としての生活。学校が好きだと思ったことはあまりないが、ほどほどに勉強はしている。JKという言葉は当てはまらないくらい、学校では地味なタイプだと思う。

次に、「ガール」としての活動がある。16歳の女性は誰しもガールに当てはまるだろう。しかし私は「ガールの中のガール」なのだ。りぼんガール、おはガール、すイエんサーガールズ、そしてやついフェスキャンペーンガール。このように各所でガールを務めている。ガールの仕事は、基本的に子供向け番組への出演だ。みんなの「おねえさん」的な役割を担っていると自負している。これがとても楽しい。

『YATSUI FESTIVAL! 2019』キャンペーンガールオーディションでグランプリを獲得

最後は、お笑いファンとしての生活。民放のお笑いバラエティはほぼ全部観ている。ネタは大御所から超若手まで、全部ひっくるめて毎月150本以上観る。ライブも最低週1本は観ている。ラジオは週に30時間は聴いているようだが、把握し切れていない。ネットラジオもポッドキャストも配信も、とにかくおもしろいものを追いつづける生活だ。

ただの趣味だったがさすがに常軌を逸してきたからか、最近はお笑い関連の仕事をいただくことが多くなった。

よって、奥森皐月をひと言で表すならば「お笑い変態JKおねえさん」だ。 この称号を欲しいままにしているのは、おそらく日本に私だけであろう。

「わんわん」の次に覚えた言葉はHGの「セイ、セイ、セイ」

メディアに出る人間として「芸歴」の体感はまだ2年目なのだが、実際は14年目になってしまっている。数字が大き過ぎるので、どうにか2年目ということにしたい。

デビューしたのは0歳のとき。赤ちゃんモデルを経て3歳で芸能事務所に所属した。その瞬間からは1秒も芸能界を離れることなく、仕事をしつづけている。マナちゃん(芦田愛菜)、フクくん(鈴木福)、カノンちゃん(谷花音)、セイランちゃん(小林星蘭)という超売れっ子子役が同学年。その陰で私は、1軍の子役ではないもののコツコツ働いていた。食パンやラップのCMなど、ほとんどの人が「見たことある」広告に出演していたのだが、「奥森皐月」自体が売れることはなかった。

幼少期の奥森皐月

子役として働くということは、それだけ大人と関わる機会が多いということ。同級生よりも大人と接する時間のほうが長かった私は、子供と会話するほうが慣れていないという変な子供になった。兄弟もいないため、家の中で会話するのは父と母だけ。幼少期の私に影響を及ぼす人は全員大人であった。

やはり、人を形成するための要素を最初に与えてくれるのは家族だと思う。

私の両親は大のお笑い好きだ。父と母の唯一の共通点がお笑いが好きということで、芸人さんの番組をとにかくふたりで片っ端から観ていたらしい。『ダウンタウンのごっつええ感じ』、『ボキャブラ天国』、『笑う犬』シリーズ、『リチャードホール』、『爆笑オンエアバトル』など、のちに私もすべて教えてもらった。

ふたりが特に好きだったのが、ラーメンズ・ジョビジョバ・さまぁ〜ず(敬称略)の3組。関東、コント師、センス系が好きなのがダダ漏れである。

このような家庭に生まれた時点で、私の道筋はおそらく決まっていた。お父ちゃん、お母ちゃん、わんわん、の次くらいにレイザーラモンHGさんの「セイ、セイ、セイ」を覚えたという嘘か本当かわからない話もある。言葉も何もわからないが、ラーメンズDVDを観てスクスク成長していった。

「テレビを観ると頭が悪くなる」という定説を覆す、私の実績


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