千鳥・大悟がインポッシブルを大絶賛「なんでお前らが売れてない?こんなおもしろいのに」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『いろはに千鳥』

「最も勢いのある若手芸人」という紹介で登場したのはインポッシブル。「とうとうインポッシブルも“いろはに預かり”に」と大悟。12月に行われたベストネタライブ『不死身FES2020』のネタの中からそのボケを当てる「QUIZインポッシブル」を実施。僕もこのライブに行っていたからよけいうれしい。

ノブも大悟もインポッシブルが大好きなため、彼らのネタを「血とウンコと屁の結晶」「ひるちゃんが狂ってて、えいじがしょうもない」「エロ下ネタでいかない。バカで明るい下ネタが信条」などと的確に分析していく。

出題は「インポッシブルの失格シリーズ」からで、「このあと、何で失格になるでしょう?」という問題。正解のボケに「敵いません! 負けたーって思った」と悔しがる大悟。「なんでお前らが売れてない? こんなおもしろいのに」「今年の流行語大賞『失格』になる」などと大絶賛。

『バナナサンド』

ゴールデン移動初回は渡辺直美がゲスト。渡米前、日本でのバラエティ番組収録は最後だということで、芸人13組がダンスネタで送別会。どの組も完成度の高いネタを披露するが、中でも強烈なインパクトを与えたのはインポッシブル。

いつもの「でっかい昆虫と戦おう」ならぬ「でっかい昆虫と踊ろう」。2mのカマキリを相手に「やさしくエスコートしろ!」と踊ろうとするも、相手はなにしろ、巨大カマキリ。触れようとするとその手のカマが凶器となり重傷を負ってしまう。それでも「俺たちがやらなくて誰がやるんだー!」と踊ろうとするふたり。

そこに流れる「竈門炭治郎のうた」。するとひるちゃんはカマキリと呼吸を合わせ踊ることができるのだ。観ているMC陣からも「踊った!」と歓声が。だが、踊っている最中、ひるちゃんは腕を失う。それでも諦めないふたりは、えいじがひるちゃんの腕の代わりとなり踊るのだ。「失っても失っても生きていくしかない どんなにうちのめされても守るものがある♪」という歌詞がシンクロする奇跡。

まさか「竈門炭治郎のうた」とインポッシブルのネタがこんなにも合うとは! バカバカしくも美しく、最高にくだらなかった。「感動しちゃった、踊れたとき!」と日村。渡辺直美が選んだ優勝もインポッシブル。このネタ、本ネタにしてほしい。


『しくじり先生』

錦鯉が「20年間ダラダラ芸人をやって超ド貧乏生活を送ってしまった先生」として登場。長谷川がタカアンドトシと同期というのは有名だが、渡辺隆はNSCでこの番組レギュラーのノブコブ吉村と同期。

売れていなかったころを回想し「芸人ってやってるだけで楽しいんですよね。それだけで満足しちゃってダラダラしちゃう」と渡辺。長谷川も「まわりも同じくらいの年齢の人たちが同じような環境だから傷のなめ合いじゃないけど、売れてない人たちで固まってバカな話をしてる」からなかなか抜け出せないと語る。

吉村は「金以外は全部ありましたよね。芸人の売れてない時期って。時間、楽しみ、仲間、全部ある。魅力的な時間ですよね」と、その「ずっと長い青春がつづいている」ある意味で甘美な生活を形容。だから、ほとんど努力もすることがなく芸人をつづけ、結果が出なくても「悔しい」という感情は出なかったと。

転機になったのはザコシショウからの「長谷川はバカなんだから、バカを全面に押し出せ!」という言葉。そこから手応えを掴み、努力を重ね『M-1』決勝の舞台へ。決勝に出ることが夢だったので決勝で負けても清々しいかと思っていたが、「心から悔しい!」と思ったという。長谷川「49年生きてて初めて『悔しい』を感じたんです」「本気でやらないと『悔しい』ってないんだなって」。

明日観たい番組:『アメトーーク!』で「漫才大好きオジサン」

『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジ)。アイロンヘッド、AMEMIYA、エミリン、COWCOW、神奈月&チョコレートプラネット、三四郎、タイムマシーン3号、土佐兄弟、友近&秋山竜次(ロバート)、トレンディエンジェル、中岡創一(ロッチ)、FUJIWARA&もう中学生、見取り図、ラランド、レインボー。

『アメトーーク!』(テレ朝)、中川家&サンドウィッチマン&ナイツで「漫才大好きオジサン」。

『かまいガチ』(テレ朝)、「見つめ合いは突然に…」。

『オドぜひ』(日テレ)にトム・ブラウン。

鈴木亮平×吉岡里帆『レンアイ漫画家』(フジ)がスタート。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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