ノブ「売れるぞ」。大悟「スーパースターが出てきました」。千鳥絶賛!お笑いコンビ「Everybody」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『千鳥のクセがスゴいネタGP』

今回は初登場特集で新鮮な顔ぶれ。その中でも「アメリカンでポップな顔芸漫才」と紹介された吉本のコンビ結成2年の「Everybody」がインパクトを残した。

漫才の前半は、大悟「おもんないジム・キャリー」ノブ「ちょっと初めて過ぎて全然入ってこん」と微妙な反応だったが、後半「クリティカルヒット!」というキラーフレーズを使った歌ネタになっていくと、大悟「誰にも教えてもらってない感じがいい」「なんかハマるな」ノブ「なんか売れるぞ」とガラリと反応が変わり、大悟は「カラフルな英語の教科書みたい」「いい新人が出てきましたよ」「スーパースターが出てきました」などと絶賛しグランプリに選出。

つい先日の『座王』でも、先輩芸人たちに果敢に立ち向かい爪あとを残していただけに、今後一気に出てきそう。

『アメトーーク!』

「さよならガチ王」と題して、引退するザブングル松尾を送り出す企画。

『アメトーーク!』には09年の「じゃない方芸人」で初登場し、その後「運動神経悪い芸人」として約11年間やってきた松尾。

「『ガチ王』と『水神様』っていうタイトルを持っているのに辞めるっていうのは藤井聡太が辞めるくらい衝撃」と塙。松尾のVTRをプレイバックし、そのおもしろさに「ウソだろ、引退なんて!」と「ガチ王」命名者である川島も引退を惜しむ。

最後に松尾は「この番組が最後になったことはすごくうれしいですし、ここでよかったなって、あとあとも思えると思います」と手紙を読み上げる。

「うちの相方は何度かこの番組に出させていただいてるんですけど、爪あとを残そうとしてだいたい傷だらけで帰ってきて、なんとか彼のいいところをこの番組なりの視点で見つけていただいて。今後、この番組に託したいと思います」と、最後の最後に相方のことを第一に考えているところに人柄のよさを感じる。

2週にわたりザブングル解散についての企画が行われた『そろそろ にちようチャップリン』では、同期のAMEMIYAが「AMEMIYAが一回お笑い辞めてバンドやってたとき、唯一観に来てくれたザブングルのふたり 新たな道でもきっと成功するでしょう ザブングルお疲れさまでした♪」と歌い、司会のレッド吉田が誰よりも号泣していた。

芸人の引退で『そろそろ にちようチャップリン』でも『アメトーーク!』でも、このような企画が行われるなんてなかなかないこと。それだけ仲間から愛されていたということがよくわかる。

番組のエンディングで、マンボウやしろが芸人を引退しても番組に出ていることを例に挙げ、「運動神経悪い芸人」の企画だけでも登場すればいいという話に。「この企画、卒業できないんですか?」と困惑する松尾に、塙「芸能界引退で辞められると思わないでください!(笑)」。


『キョコロヒー』

ヒコロヒーと日向坂・齊藤京子という組み合わせで、なぜか「ダンス番組」だということに「まったく見えてない」とヒコロヒー。

スタッフのリサーチでは、ヒコロヒーが「ダンス部」だったとのことだが、本人はジャズダンスをかじった程度でダンス部ではないと。だが、初対面のふたりは相性バッチリ。

「自分のよくないところは?」という質問には「ハッキリ言うところ」と同じ答え。よく「やる気ないでしょ」と言われる、愛嬌がないなど共通点が多い。とても温度が近い感じで、ふたりのトークだけで心地がいい。

「コンテンポラリーダンスの新しい可能性を探る」という取ってつけたような企画も、意外にもとてもおもしろかった。ヒコロヒーが『シンパイ賞!!』で話したエピソードトーク「寿司店バイトやけくそ話」に合わせて踊ることができるか、プロのダンサー・松本ユキ子が挑戦。その表現力が見事で、そのぶん、バカバカしくておもしろい。

番組のテーマ曲は、予算の都合でヒコロヒーが弾き語り。これもこの番組の雰囲気に合っていてよかった。

明日観たい番組:『ゴッドタン』で「オオギリッシュNIGHT」

和牛×かまいたち『わぎゅいたち』(テレ朝)ヒロミ、仲里依紗と本音トーク。

『お笑い向上委員会』(フジ)錦鯉、タカアンドトシら。

『ゴッドタン』(テレ東)「オオギリッシュNIGHT」。

『マツコ会議』(日テレ)に、YOASOBI。

『有吉反省会』(日テレ)に、春風亭ぴっかり☆。

『ストーリーズ』(NHK)ノーナレ「1/2525」行方不明の同級生と僕たちの10年。

『人生最高レストラン』(TBS)に本木雅弘。

『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(テレ朝)。

『リカ~リバース~』(フジ)最終回。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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