昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。
昨日観た番組:「俺は権力者にペンと中指を突き立てる」パンチラインの連続だったERONEのラップ
『やりすぎ都市伝説』ニュースに対して幅広い知識があるという学天即・奥田。そのきっかけは、小学生のときに小宮悦子にドハマリし、毎日『ニュースステーション』を録画して観ていたことだそう。「エロかったですよね。僕はすごいスケベな目で見てたんですけど親はすごい褒める」という奥田を指し、今田耕司「悦っちゃんがこのモンスターを育てた」。
1000万の借金がある岡野陽一。「返す気があるのか?」と問われ「気持ちはあるんです」と前置きしつつ「バスケってゴールがここにあるから練習する。ゴールが見えないところにあると誰も練習しないんです。そういう状態です」。
さらば青春の光・森田は都市伝説に芸能ゴシップを添える。先日の『ゴッドタン』で話していたのと同じ「芸能パーティのビンゴゲームの商品」ネタ。『ゴッドタン』では「ママタレ兼グラドル」とボカされていたが、こちらでは「グラドルK」。番組によるヒントの違いで対象が絞られていくのがおもしろい。
『フリースタイルダンジョン』モンスターたちをリモートでつなぎ収録。R-指定が自粛中、木村拓哉のドラマを見直していると語るとZeebra「キムタクを目指してるんですか?」R-指定「そうでしょ、男なんかは全員。男前の教科書に『木村』って書いてあるでしょ」。
1分間即興アカペラのラップで「モンスターの主張」を披露するという企画。「アベノマスク」が“コンプラ”規制対象だったりするのには「え?」と思ったけど、「今必要なのはきっと正しさよりも優しさ」というR-指定や「まさかのウイルス蔓延 新型コロナ 街から人が消えてく 『皆はどこだ?』」という秀逸な韻を踏むFORKもよかった。そんな中でもなんと言ってもERONE。冒頭の近況報告では「みんな風呂入り終わりました」と家族団らんに頬をゆるめていた彼の思いのこもったラップに震えた。
「この国の政府はいつでもウゼぇ ハッタリばっかり 分かってたけどやっぱりか マジでかったりぃな」「たかだかマスク2枚がバズる時代 まるで一向に組み合わないパズルみたい」「このままじゃ全てが朽ち果てる 俺は権力者にペンと中指を突き立てる」「なぁいつだってあいつらは狡猾だ なら考えようや それにどう勝つか」とパンチラインの連続。
ライブパートでは般若が「乱世」を歌うシーンを再放送。この時期に改めて聴くとなんだか無性に泣ける。
AbemaTV『チャンスの時間』、3回目の「愛王決定戦」。今回もスピードワゴン小沢から「23歳ってそういう悩みを割り切れない。だって素数だもん」「自分を変える行為を愛って言うんじゃないの?」「笑えば全員かわいい。笑わせてる俺、ラッキー」と止めどなく“名言”があふれ出る。今回、初参加のダイノジ大谷は「1曲捧げてもいいですか?」「ボブ・ディラン知ってる?」と語りかけ始める“ラジオスター漫談”で対抗。それにいちいち自分流の笑いを加え壊していく大悟も最高。
今日観たい番組:神田伯山『ファミリーヒストリー』、深夜に再放送
『ぐるナイ』(日テレ)は初の試みの「オンラインゴチ」。
『バリバラ』(Eテレ)は「バリバラ桜を見る会」の第2部。直前で差し替えなんていう事態だけにはならないでほしい。
『アウト×デラックス』(フジ)にクイズ王・伊沢拓司。アウトな名言クイズ。
『アメトーーク!』(テレ朝)は「鳥貴族芸人」。ザブングル加藤、かまいたち、三四郎・小宮、ハナコ岡部、オズワルド伊藤、納言・薄幸、ぼる塾あんりが出演。
なお、深夜に神田伯山の『ファミリーヒストリー』(NHK)が再放送。未見の方はぜひ!
【毎日更新】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
■4月29日 千鳥・大悟が語る志村けん「僕は友だちでした」「お笑いの教科書の1ページ目に触れた」
■4月28日 神田伯山が語った「歌なんて誰も詠まない」時代の戦い方
■4月27日 水野美紀のハンパない振り幅
■4月26日 鬼越トマホーク「この番組はさんまさんが死ぬまでの思い出作り」