放送作家たちが考える、「マンガ動画」と「専門特化型YouTuber」のおもしろさ【YouTube座談会(1)】

2020.1.30

車中泊にミニマリスト……専門性特化型のYouTuber

白武 最近は大人もYouTubeを観るようになって、趣味系の『釣りよかでしょう。』(※3)とか『きまぐれクック』(※4)が改めて注目を浴びましたよね。

※3『釣りよかでしょう』
2011年7月チャンネル開設。登録者数約136万人。2009年より「佐賀よかでしょう。」としてニコニコ動画で動画投稿を開始。当時は主にゲーム実況と佐賀県のPR動画を制作していたが、YouTubeに移行してからは7人のおじさんが楽しく釣り遊びをする、「釣り特化型YouTuber」として活動。芸能界にもファンが多く、過去には女優の尾野真千子や、バイオリニスト・葉加瀬太郎が動画に出
演している。

※4『きまぐれクック
2008年8月チャンネル開設。登録者数約273万人。YouTuber・かねこが、キングサーモンや巨大なイカなどの魚介類を軽やかな包丁さばきで調理する様子を定期的にアップしている。「捌いていく!」(調理をはじめるとき)、「銀色のヤツ!」(調理を終え、恒例のアサヒスーパードライを開けるとき)など、軽妙な決め台詞が特徴。

カツオ 釣りとかキャンプとか、大人に需要がある専門性を帯びたチャンネルね。

谷田 車中泊に特化したYouTuberとか。

カツオ ほかにもミニマリストとか、ガールズバーだけ行きまくるYouTuberもいる。

谷田 どんどん細分化の時代になってきてるよね。

カツオ まだほかに伸びるジャンルは残ってるんですかね。

谷田 ニーズさえあれば跳ねるんじゃないかな。芸人のヒロシさんがキャンプ動画あげてるのとかがいい例で、需要があるジャンルをずっと続けてたら伸びてくるんですよね。逆に言うと、専門性に特化してない総合YouTuberは、今後新規参入するのはきつい。

カツオ 総合は大変ですよね、もう。霜降り明星とか芸人がきちゃってますから。


白武ときお(しらたけ・ときお)

1990年、京都府生まれ。
【主な担当TV番組】
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)、『霜降り明星のあてみなげ』(静岡朝日テレビ)
【主な担当YouTubeチャンネル】
『しもふりチューブ』『Aマッソのゲラニチョビ』『みんなのかが屋』

カツオ(かつお)

1980年、東京都生まれ。
【主な担当TV番組】
『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)、『有吉ぃぃeeeee!』(テレビ東京)、『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日)
【主な担当動画チャンネル】
『漫画ストーリーズ』『バスケットテクニーク』他、某人気YouTuber番組など。

山口トンボ(やまぐち・とんぼ)

1979年、愛知県生まれ。
【主な担当TV番組】
『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』(中京テレビ)、『おぎやはぎのハピキャン』(メ~テレ)
【主な担当YouTubeチャンネル】
『カジサック KAJISAC』『毎週キングコング』

谷田彰吾(たにだ・しょうご)

1980年、神奈川県生まれ。TVクリエイターギルドVVQ CEO、株式会社Wednesday COO、芸能人YouTubeプロデュース・デジタルメディアレーベル運営。
【主な担当動画チャンネル】
『中田敦彦のYouTube大学』(過去に担当)、『Mr.都市伝説 関暁夫の情熱が止まらない』、『アンジャッシュ渡部のYouTube』『登坂淳一の活字三昧』『よしお兄さんとあそぼう!』『島田秀平のお怪談巡り』など。

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原航平

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原 航平

(はら・こうへい)ライター/編集者。1995年生まれ、兵庫県出身。映画好き。『リアルサウンド』『クイック・ジャパン』『キネマ旬報』『芸人雑誌』『メンズノンノ』などで、映画やドラマ、お笑いの記事を執筆。 縞馬は青い

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