活動10周年のQuizKnock、最初の1年は「動画も無茶苦茶で“修行”だった」【伊沢拓司・ふくらP・須貝駿貴・山本祥彰】
「楽しいから始まる学び」をコンセプトに活動を始めたQuizKnockは、2026年10月2日に10周年を迎える。
2025年10月2日から『QuizKnock10周年プロジェクト』が始動し、4月16日に『QuizKnock10周年スペシャルブック 十字路』が発売された。ほかにも『10周年記念展』やリアルイベントの実施が企画されるなど、特別な年になりそうだ。
メンバーは今、自分たちの変化をどのように感じているのだろうか?
6月24日に発売予定の『Quick Japan』vol.184では、QuizKnockの伊沢拓司・ふくらP・須貝駿貴・山本祥彰のインタビューを掲載予定。今回は、本誌に収録しきれなかった部分を特別にQJWebで公開する。
目次
「大事なメンバー」の存在を残しておきたかった

──『QuizKnock10周年スペシャルブック 十字路』で、特に熱を込めた企画はありますか?
伊沢 企画として熱が入ってるのは、「数字で見るQuizKnock」のページ。すごすぎるでしょ。
ふくら 東海オンエアさんの10周年記念本『天啓』の中に「東海オンエアを数字で語る」っていうページがあって、参考にさせてもらったんですよね。
伊沢 俺らはパイセンたちの企画をたくさん参考にさせてもらってるから、ほんとにYouTubeの歴史を切り開いてきたパイセンたちにも感謝です。須貝さんは本の中で、株式会社batonの赤井さん(YouTubeチャンネルを立ち上げた初期スタッフ)と「雑談中」をやってたよね。

須貝 あれはね、QuizKnockがここまで大きくなっていったなかで、そういうメンバーがいたということを残しておきたかったし、それが必要だと思ったんです。
ふくら あのページには、そんな大事な人の存在をなんで10年間も知らなかったんだろうって思うくらい、重要だけど初出しみたいな情報があるよね。
クールな伊沢、初顔出しのふくらP…「初出演の動画」を振り返る
──この10年で、YouTubeでの活動の仕方についても変化があったかと思います。伊沢さんは最初から動画に出演されていましたが、ふくらさん・山本さん・須貝さんは、動画に初めて出演したときのことは覚えてますか?
ふくら 僕は最初から声だけで出演はしていたんですけど、顔出ししたのは1年後で。この間、久々にあの(初顔出し)動画観たけど、やっぱおもしろくないよね。
一同 (笑)
伊沢 あれは無茶苦茶なことやってたし、ブランディングも曖昧だったというか。
ふくら 「3、2、1、ジャーン!」みたいなのがまったくなく、動画が再生された瞬間に顔出ししてたから(笑)。
その動画は伊沢がMCをやってて、「大変です!」って言ってくるのに対して、俺が「え、大変なんですか?」って聞くと、「そのリアクションはダメですね」ってダメ出しをされるところから始まるんだけど。
そのあとお手本で流れてきたのが、過去に俺が伊沢に向かって「伊沢さん、大変です!」って言ったのに対して、伊沢が「絶対大変じゃないな、これは」って返してきたやつで。
一同 (笑)
伊沢 なんでそれなんだよ。お手本は「えー! なんだって!」だからね。
須貝 スカしたな。
伊沢 なんでスカしがお手本に使われてんだ(笑)。

山本 でもたしかに、昔の伊沢さんってクールだったかも。
伊沢 最初の動画とかひどいよ。ローテンションで「みなさんこんにちは、東大生クイズ王の伊沢拓司です」みたいな。10年ってすごいね、成長した。山本は最初、なんの動画で出たんだっけ?
山本 「朝それ(朝からそれ正解)」かな。あのころの動画は、もう本当に観ていられない(笑)。
須貝 『【リベンジ】クイズ王は99問連続正解、今回こそ達成なるか!?』のときに、俺は「イェーイ」とか言いながら入って、次に山本が普通に入ってきたから、「『イェーイ』とか言いなよ」って言ったら、伊沢に「人に無理をさせない」とか言われて。でも、今「イェーイ」って入ってこないやつ、マジで何?ってなるよね。
伊沢 今、むしろ「イェーイ」って言ってないと浮くもんね。
山本 そういうリアクションとかもめちゃめちゃ変わってるね。あと、自分もそうだけど、最初のころはみんな笑顔が少なかった。緊張もあったとは思うんだけど、楽しくやれや!って思っちゃうね。
ふくら たしかに、楽しめてなかったのかもしれない。須貝さんの初登場はなんだろう?
伊沢 須貝さんも『朝それ』かな。あれは、飲み会で知り合ってから2週間ぐらいに撮ったよね。
須貝 2週間も経ってないころだったし、動画も撮ってから1週間以内には出てたと思う。
伊沢 うわ、当時すごい。
ふくら 昔は(動画の)ストックなんてなかったからね。

伊沢 マジで必死で撮ってた。やっぱり最初の1年は本当に修行であり、仲間集めをする時期でもあった。『ONE PIECE』でいうと「東の海(イーストブルー)編」みたいな。
でも2年目ぐらいからは、ちゃんと組織としての継続性が担保され始めたから、そこから変わっていったなって感じがします。
最近おもしろかった“学び”「外来種の植物を食べ続けた蝶はモテない」
──最近、みなさんが「すごくおもしろいな」と思った“学び”は何かありますか?
須貝 言っていいですか?
伊沢 どうぞ。
須貝 東京大学から配信されたプレスリリースを見てたら、「外来種の植物を食べ続けた蝶はモテなくなる」って研究が発表されてて。タイトルがまずおもろい。
で、なんでかというと、外来種の植物を食べ続けた蝶って、在来種を食べて育った蝶よりも紫外線の吸収が少なくなって 、同種の蝶から見えづらくなるということが起きてると。紫外線写真で見ると違いがはっきりわかる。
その研究がなんの役に立つかとかは、これから絶対見出されていくものなんですが、先端研究のよさを感じることができたし、雑学とか話のタネとしてもおもしろいと思ってもらえるなら、そういうことをどんどんシェアしていきたい。

伊沢 生物だと、最近「イリオモテミヤイリガイ」っていう新しい貝が発見されたらしくて。ミヤイリガイって日本住血吸虫の中間宿主なんだけど、それの亜種が新たに見つかったという。
Wikipediaの「地方病(日本住血吸虫症)」のページって、「Wikipedia:秀逸な記事」のリストに掲載されてるぐらい人気があるんだけど、その続きの物語を今、リアルタイムで知ることができているのよね。
これってたぶんベースの知識がないと「新しい貝が見つかったのか」ぐらいにしか思えないけど、知ってると「あれの続きか!」ってなる。知識がひとつでもあると、それを取っかかりにして、いろんなニュースを読んだときに知識がさらに増えていくんですよね。
それって、QuizKnockの10周年の活動をまとめるのも一緒だなって。知識を一回振り返ることで、未来により大きな学びをもたらすという意味で、この本(『QuizKnock10周年スペシャルブック 十字路』)があることにすごく意味を感じるな、というところにつなげてみました。
【続きはこちら】QuizKnockが「10年前の自分に伝えたいこと」は?
6月24日に発売予定の『Quick Japan』vol.184では、QuizKnockの伊沢拓司・ふくらP・須貝駿貴・山本祥彰のインタビューを掲載。過去を振り返り、「10年前の自分に伝えたいこと」をそれぞれ聞いた。表紙&第1特集はエバース。
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『QuizKnock10周年スペシャルブック 十字路』(KADOKAWA)
価格:2,750円(税込)
発売:2026年4月16日(木)
仕様:B5判/208P
発行・発売:株式会社KADOKAWA関連リンク
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