いよいよ残すは12月19日(日)の敗者復活戦、決勝戦のみとなった『M-1グランプリ2021』。12月2日(木)に行われた準決勝では、全26組どのコンビの勢いも凄まじく、大接戦が繰り広げられた。本記事ではその模様をネタバレなし、ダイジェストで紹介する。
★ギャラリーには、準決勝出場者全26組ネタ中の写真を掲載!
初出場からラストイヤーまで激戦を繰り広げる
この日、一番手で登場したのは滝音。GYAO!復活枠での進出のため、ここで負けたらあとがない状況。しかし、そんなプレッシャーのなか、独特のワードセンスを発揮したネタで会場の重い空気を一気に明るくする。
つづいて登場したのは、ヨネダ2000。結成1年目のコンビとは思えない息の合った漫才を見せつける。
さらにそこから、ニューヨーク、カベポスター、マユリカ、ハライチと勢いは止まらない。
そしてAブロック最後に登場したのは、真空ジェシカ。初の準決勝ながら堂々とした佇まいで、特に爆発的な笑いを起こした。
Bブロックでは、東京ホテイソン、見取り図、ゆにばーすと決勝経験者がつづく。そんな実力者3組のあとに登場したロングコートダディだが、会場から大きな拍手が送られるほどの笑いをかっさらった。このあとも、男性ブランコ、アインシュタインが勢いそのままにつづき、前半戦はあっという間に終了。
そして、特に個性が強かったCブロックに突入。最終的にもも、オズワルド、ランジャタイ、インディアンスと4組が決勝進出を決めた激戦区となったが、金属バット、ダイタク、からし蓮根もそれぞれのらしさ全開のネタで爪あとを残していた。
最終Dブロックでは、まずヘンダーソン、キュウが会場を盛り上げると、今年ラストイヤーのアルコ&ピースへ。ドラマ仕立ての漫才に浸る余韻もなく、今度は何も考えなくても笑ってしまう錦鯉のネタへ。そしてモグライダー、さや香が最後にネタを披露し、すべての組が終了した。
滝音からさや香まで、どの組も鮮明に思い返せるくらい、インパクトが強く、誰が勝ち上がるのかまったくわからない、非常にハイレベルな熱戦だった。
決勝に駒を進めた9組
そんな準決勝を勝ち上がったのはインディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイの9組。
初出場のランジャタイ、真空ジェシカ、モグライダーは、長年地下ライブを中心に活動してきた。昨年王者のマヂカルラブリーは準決勝当日のラジオで、このメンバーについて「お笑いの情勢を変えかねない人たち」とコメント。昨年の「漫才か漫才じゃないか論争」レベルでは収まり切らない波乱が起きることを予感させた。果たして、地下から這い上がったこの3組は、どんなインパクトを残すのか。
大阪の漫才劇場を中心に活動しているロングコートダディと「もも」も、今回初出場。8回目の挑戦でようやく決勝に進出したロングコートダディに対して、ももは芸歴4年目。会見では堂前から「薄れるから、お前ら来んなや」と厳しい言葉が送られたが、このふた組の争いは果たして。
そして、3年連続の決勝進出を決めたオズワルドは、『キングオブコント2021』で同期の空気階段が優勝し、今年に賭ける思いも大きい。さらにインディアンス、ゆにばーすは3回目、錦鯉も2回目の挑戦となる。4組共、自身のスタイルは崩さずに、さらなる進化を遂げてきた印象だった。
この個性的なメンバーを『M-1グランプリ』決勝で観られるのも夢みたいなことだが、残りの1枠をかけた争いも豪華な面々がそろう。ぜひ、12月19日(日)は敗者復活戦から観てもらいたい。決勝戦は、テレビ朝日で12月19日(日)夜6時34分より放送される。
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