ロンブー淳『母ちゃんのフラフープ』、コロナ禍にがん終末期を迎えた母とどう向かい合った?
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が、書き下ろしノンフィクション『母ちゃんのフラフープ』を5月31日に発売する。
延命治療を拒否した母は、誕生日を自宅で過ごしたいと願い……
この本は、コロナ禍にがん終末期を迎えて入院中の母に対し、息子のロンブー淳と父がどのように向かい合ったのか、その別れの物語を綴ったものだ。淳の母親の久仁子は、一切の延命治療を拒否し、尊厳死宣言書を残して自分の最期を決めていたが、72歳の誕生日をどうしても自宅でお祝いしたいと願う。
痛い、苦しいと言ったら、一時退院の許可が下りないかもしれないと考え、最後の力を振り絞るが、まだ生きていてほしい、けれどもやがては旅立つ本人の希望を、息子と夫はどのように受け入れたのか? 〈親が死ぬのはずっと先のことだと思っていた……。だけど、その日は容赦なく訪れる。そのときどんなお別れができるだろう? 僕は、この世から心のこりをなくしたい〉──淳が渾身の思いで綴った、母との別れの物語が収められている。
1973年に山口県下関市で生まれた淳は、1993年に田村亮と「ロンドンブーツ1号2号」を結成し、バラエティ番組で活躍。プライベートでは2013年に結婚して、2016年には第一子を、2020年には第二子を授かり、2019年には慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学した。2020年8月には、遺書を動画にして大切な人に想いを届けるサービス「ITAKOTO」もスタートさせている。
同書について、「誰もがそうとは言わないが、親とは二回、別れがある。一度目の別れは、子どもが実家を出ていくとき。二度目の別れは、親がこの世を出ていくときだ」と語った淳。なお同書には、淳の慶応義塾大学大学院2020年度修士論文も一部抜粋して収録されている。
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