マンゲキメンバー総出演!シャッフルネタから歌合戦まで笑いっぱなしの大晦日に

2024.1.2
マジでマンゲキ!フェスた君

文・編集=QJWeb編集部


12月31日(日)、なんばと森ノ宮、ふたつの漫才劇場で『大晦日大祭典2023 マジでマンゲキ!フェスた君 エンジェルvsデビルで白黒つけようぜ!』が行われた。

本イベントは、ビスケットブラザーズ、滝音、kento fukayaがメインMCとなり、今年最後のお笑い聖戦を8時間生配信するというもの。エンジェル軍はビスケットブラザーズ・原田泰雅、滝音・さすけ、kento fukaya、デビル軍はビスケットブラザーズ・きん、滝音・秋定遼太郎が、それぞれ率い、よしもと漫才劇場メンバー総出演での対決が行われたほか、各芸人のネタもたっぷりと披露された。

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オープニングから31対0でスタート!?

オープニングはなんばで。エンジェルチームが白、デビルチームは黒の衣装に身を包んで全員集合した。きんから優勝チームには100万円の賞金が出ることが伝えられると、芸人たちは大騒ぎ。そしてYouTubeチャンネルでは配信ゲーム実況が行われていることが紹介されたあと、今回の芸人カメラマンであるネイビーズアフロ・みながわと爛々・萌々がステージへ。みながわは「元MC!」とさっそくイジられるが、この時点ですでに400枚ほど撮影しているとアピール。萌々も「命燃やしてがんばります!」と気合いを入れた。

チーム分け時に運の合ったエンジェル軍にまず1ポイントが入ること、さらにこのイベントはチケット購入者が購入時にどちらの組を応援するかを選ぶという決まりがあり、多く選ばれていたエンジェル軍にはもう30ポイントが加算され、31対0の状態でスタートすることも明かされた。

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さや香・新山が『M-1』の総評をひと言で!

「写真でひと言」の大喜利やヘンダーソンがコンビで戦った相撲のほか、ものまね、にらめっこなどさまざまな勝負が行われた、最初の対決「リーダーの采配が明暗を分ける!芸人カードバトル!」のあとは、天才ピアニストのブリッジVTRで「今年最後にやりたいこと」のコーナー。

芸人たち12組が「やりたいこと」をステージ上で発表、その場で実現していく。「コマを手に乗せたい」といった正月らしいものから、「歯で曲を奏でたい」、「10秒で椅子を組み立てたい」という個性的なものまで、バラエティに富んだ「やりたいこと」に会場は大盛り上がり。ラストのさや香・新山は「『M-1グランプリ2023』総評」だったが、まさかのひと言に会場は笑いに包まれた。

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続いて行われた「アンケートは責任を持って書きましょう」では、「今年最後にやりたいこと」のアンケートを適当に書いたと思われる芸人たちが登場。華山・にこらすの「からし蓮根・伊織のデカさに改めて驚きたい」、例えば炎の「マシュマロを相方の口に入れたい」など、選ばれないだろうという前提で書いたと思われる「やりたいこと」を披露させられた。

ランウェイを闊歩する芸人たちで爆笑

森ノ宮では「ランウェイで魅せろ!モリノミヤコレクション」を開催。MCは祇園・櫻井健一朗、審査員は九条ジョー、ラニーノーズ・洲崎貴郁、フースーヤ・田中ショータイムらが務め、令和喜多みな実・河野良祐がリーダーのエンジェル軍、祇園・木﨑がリーダーのデビル軍が、劇場に特設したランウェイを使い、さまざまなテーマで対決。

祇園がランウェイでひとノリ披露したあと、まずは「おしゃれ私服ランウェイ対決」。「2023 冬コレクション」をテーマに両軍6人が参加したが、はるかぜに告ぐ・とんずが「月イチ限定ギャルコーデ」を披露したデビル軍が勝利。負けたエンジェル軍について、九条は「ミラノの風からイギリス、最後に宗右衛門町」と評した。

続いては、よりダサイほうが勝つ「ダサイ私服ランウェイ対決」。人数、テーマは同じく6人、「2023 冬コレクション」だが、審査員からは「レベルがやばい!」、「だっせー!」と声が上がる。ここでなんばから滝音、ビスケットブラザーズ・きんが到着。ここはエンジェル軍が勝った。牛ぺぺ・ゆたか、カンフーカンフー・チェン、豪快キャプテン・べーやん、ヘンダーソン・子安裕樹といった筋肉自慢が登場した「マッチョランウェイ対決」、そして個性的なメンバーが次々飛び出した「来年推して行きたいキャラランウェイ対決」、ふたつの対決ともにデビル軍の勝利。最後の「ロシアンランウェイ対決」は、6個のうち1個だけの激辛シュークリームを引いたほうが負けだったが、これもデビル軍がエンジェル軍を倒した。

マンゲキ最強の手押し相撲チャンプが決定

なんばではkento fukaya presents「カメラロールに入ってる冴えない思い出たち」で、ツートライブ、ハイツ友の会・西野らがおもしろ冴えない写真を披露したあと、手押し相撲最強決定戦「TEOSHI」が行われた。漫才劇場所属芸人125名でトーナメントを実施、そこから勝ち上がった各軍団の4人、計8人が激突した。MCはカベポスター・浜田順平、レフェリーはセルライトスパ・大須賀健剛が担当。決勝戦で勝った軍団には100ポイント、さらに決勝を制した芸人にはレッドブル100本が賞品として贈られることも伝えられた。

まずは各軍団同士で対決、そして両軍団のトップとなった芸人が最終決戦を行う。対決する芸人たちはカッコイイ煽りVTRが流されたあと、ステージへ。エンジェル軍は、MCの浜田が「ほぼ同じ体型、メガネ」と紹介したタチマチ・胡内佑介vsゴエモン・だいじゅが決勝を行い、熱戦の末、胡内が代表に。デビル軍は審判判定になる際どい勝負もありつつ、ビスケットブラザーズ・きんが代表に。そして、いよいよ最終決戦。ここまで圧倒的な強さを見せていた胡内vsきんの戦いの結果は……。

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真のキモ芸人が森ノ宮で誕生!

森ノ宮では、キモ芸人のキングを決める「キングオブキモス2023」を開催。MCはヒューマン中村、審査員はダブルヒガシ・東良介、翠星チークダンス・ちろる、タイムキーパー・まついあきら、ビスケットブラザーズ・原田、kento fukayaが務めた。モノボケのキモ予選を経て、キモシチュエーション大喜利でパーティーパーティー・ひらかわ、九条ジョー、マイスイートメモリーズ・花谷豊の3人が決勝に進出。最終決戦、大阪城公園にいる生き物を作るというアート対決で優勝を決めた、予選からブッチギリの強さを見せていた芸人とは。

森ノ宮ではほかにも「運で引き当てろ!森ノ宮トレジャーボックス」も。ランダムに並べられたボックスにはポイントや「お年玉」、「ギリギリキッス」、さらにクイズなど、さまざまな内容が書かれた紙が。メンバーたちは思い思いにボケつつ、ボックスを選んだ。

第二部も爆笑の連続!

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ここから第二部がスタート。途中経過としてエンジェル軍281点に対してデビル軍155点という現時点での得点も発表された。そしてなんばではメインMC5人がGAORAの番組『マジで勘弁!けびた君』の1コーナー、「けびた君presents マジで楽しい昔の遊び!」の時間。

MCを令和喜多みな実・河野が務め、まずはバックスピンをかけたフラフープをチーム5人が飛べるかを競う「バックスピンフラフープ」から。両チームともこのゲームに参加していない、今井らいぱち、祇園・木﨑に失敗の責任をなすりつけるなど、醜い争いを展開。足つぼマットを使った「超健康だるまさんがころんだ」では、健康すぎる清川雄司のスピードに会場は爆笑。最後の対決「変則コート学習机ピンポン」では、思わぬハプニングから、まさかのルール変更が行われた。

この日だけのスペシャルな組み合わせでネタを披露

続いては「シャッフルネタGP」のペア決め。それぞれの軍団から選ばれたメンバーたちがプレゼンを行い、3組の即席コンビを決定。九条ジョーは「正直今日はコウテイを超えたいっすよ!」と話すと、シスター・週末を指名するが、週末は「平場で大事故しかしてないですよ!」と尻込み。続いて吉田たち・こうへいとはるかぜとともに・やすおという意見が出るが、タレンチ・芝田大輝もこうへいにラブコール。ほかにもタイムキーパー・ひできとやすお、ソマオ・ミートボールとパーティーパーティー・きむきむ、バッテリィズ・エースとファンファーレと熱狂・こうちゃんなど、いろいろな組み合わせが飛び出す。牛ぺぺ・おねえちゃんには、なぜかピンでという意見も。最終的には全員が納得の3組に加え、なぜか1組がエキシビションでネタを披露するということに。

そして1時間後、「シャッフルネタGP 本戦」がスタート。一番手の「こうへい×りえちゃん×やすお」は、トリオ名「クレオパトラたちとともに」でネタに挑戦。続いての「きむきむ&ソマオ」は、ふたりの持ち味を活かしたボケ満載のネタ。ラストの「九条×濱田祐太郎」による「はまちゃん、ジョーちゃん」は、九条が「リアル『M-1』3回戦いけるんちゃう?」というほどクオリティの高いネタを見せた。エキシビション「こうちゃん×ひでき」のリズムネタのあとは、集計結果を発表。優勝したのは……。

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最終対決はなんでもありの本気パフォーマンス

ゲーム配信などのポイントが発表されたあとは最後の対決「有終の美を飾るのはどっちだ!マジでマンゲキ歌合戦!」。両軍が交互に登場、コンビや今日限りのユニットなどでパフォーマンスを披露。まずはデビル軍のポートワシントンが「My Way/Def Tech」を歌うが、なぜか最後に笠谷翔平が伊藤知貴のおでこにキス。続いては、ネイビーズアフロ・みながわが「たしかなこと/小田和正」を熱唱。しかし、スクリーンには芸人たちによる、みながわディスりコメントが流され、会場は笑いと拍手に包まれる。

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3組目は「声細合唱団」。ぎょうぶ・為国、とくいち・西垣、三遊間・櫻井一世、エナマキシマ・グレン世紀、清川雄司といったメンバーが「Everything/MISIA」を、細い声で聴かせた。ダブルヒガシ、パーティーパーティー・ひらかわ、豪快キャプテン・山下ギャンブルゴリラ、うただ・一石達也、タチマチ・胡内、タイムキーパー・ひできからなる「デブ軍団」は、トップレスで「ベリーダンス」を披露。最後にはあの芸人も登場、レベルの違うベリーダンスを見せつけた。

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ポートワシントン・笠谷はキスの感想を「しょっぱかった」とポロリ。それに対して「デブ軍団」は「僕たちは楽しくできました!」と全員で体を揺らしながらコメントし、その様子に会場は爆笑。しかし、このパートはデビル軍が勝利。

続いてのパートでは、まず隣人・橋本市民球場、スナフキンズ・松永ボディ、タイムキーパー・まついあきらが「ラッシュピストル〜決断の日々」として、シビアな芸人の世界を描いたトリオネタに「拝啓、少年よ/Hump Back」をミックスして聴かせる。鉄人小町・住友、とくいち・西垣、キャツミ、シスター・週末、マーメイド・テクニック。による「X NAMBA」はエアバンドスタイルで「Rusty Nail/X JAPAN」を披露。

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「43期清川雄司軍団」は、清川ほかオーケストラ、山椒魚、シカノシンプ、例えば炎、ヒョウリ・マツザワといった面々。全員で口の中でハーモニカを演奏すると発表するが、えずくメンバーが続出。ハーモニカを口に入れたなんともいえない表情に会場も爆笑。さらに切り絵でもシュールすぎる作品を披露すると、最後は「velfarre 2000」に乗せて、全員でパラパラを見せた。

ラストはラニーノーズ・山田健人率いる「山田パフォーマンス集団 GBP」。メンバーは、ダブルアート・真べぇ、ツートライブ・たかのり、セルライトスパ・肥後裕之、華山・やすい、イノシカチョウ・ムギ、イチオク・タケヤ、ドーナツ・ピーナツ・ドーナツ、cacao・高橋、エナマキシマ・グレン世紀、真輝志。まずは山田が自身の手で体を叩きリズムを作ると、あとから登場するメンバーたちもそれにならい、息の合ったボディパーカッションを披露。一輪車も登場するなど、会場を盛り上げたが、このパートもデビル軍が勝利した。

そしていよいよエンディング。総合結果が発表されたあと、ヘンダーソン、ヒューマン中村、kento fukayaらがなんばグランド花月での単独イベントを告知。記念撮影のあと、最後は会場へ「来年もよしもと漫才劇場よろしくお願いします、良いお年を!」と呼びかけ、イベントは終了した。

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  • 『大晦日大祭典2023 マジでマンゲキ!フェスた君 エンジェルvsデビルで白黒つけようぜ』

    2023年12月31日(日)配信開始12:00/配信終了20:00
    ※見逃し視聴は2024年1月6日(土)21:00まで
    ※販売は1月6日(土)12:00まで

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