納言・薄幸といえば、真っ先に連想されるのが「お酒」。そんな幸は“おじさん芸人”と飲むのが大好きだという。
28歳の女性である幸は、何歳も離れたおじさんの何に惹かれているのか。コロナ禍前のおじさんとの飲み会エピソードと共に、おじさんの魅力を語る。

定期的に訪れる「おじさんと飲みたい発作」

もし私が「仲の良い芸人10人あげろ」と言われたら、半数以上は30代、40代の先輩男芸人が入ってくるだろう。芸人さんは皆若々しいけど、世の若者からしたら、いわゆる”おじさん”と呼ばれる世代の飲み友達が沢山居る。
私はおじさん芸人達を集めて飲むのが大好きだ。
外で飲む事が出来ていた頃は、定期的に「ギャー!駄目だー!おじさん達と飲みたいよー!!」という発作に、それはそれは苦しめられていた。そんな時は、思い当たるおじさんに手当たり次第LINEを入れて、色んな種類のおじさんを居酒屋に集合させる事で発作を抑えていた。
おじさん達と飲みながら、次に到着するおじさんは誰かと待ち侘びる時間は至福の時間。そんなおじさんガチャが大好きだった。

おじさんの、しょうもない共通点

おじさん達には、いくつかの共通点がある。
まず、酒を飲みながら健康の話をしてくる。「みゆき健康診断行ってる?酒飲み過ぎは良くないよ!」と、ホッピー片手に健康の話をしてきやがる。そんな奴の話、何の説得力も無いのだ。
おじさん達には、共通する自慢もある。
それは”休肝日を作った”事だ。追加のホッピーが早く来ないかを確認しながら、休肝日を作った自慢をしてきやがる。
「最近、休肝日作ったんだよ」
「俺も俺も!体が軽いね!」
多分、嘘だと思う。
もうお気づきだとは思うが、おじさん達は基本的にホッピーをこよなく愛する。恐らく健康に気を遣ってのホッピーなのだろうが、量が多いホッピーのナカが来ると、健康のお話を中断して、ホッピーのナカの量が多くてとっても嬉しいお話をする時間に早変わりする。
濃い酒を飲みながらする健康の話ほど、薄い話はない。

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