「納言・薄幸の酔いどれコラム#2」ギャー!駄目だー!おじさん達と飲みたいよー!!


おじさんは、早く帰っちまう

そんな愛おしいおじさん達との飲み会。一つだけ不満がある。

それは、「おじさんは、早く帰っちまう」こと。

もちろん今は出来ないけど、酒好きな私が同年代の芸人達で飲む時は、ど深夜や朝方まで、下手すりゃ昼近くまで飲む事も頻繁にあった。

一方おじさん達との飲み会では、皆遅くともしっかりと終電で帰る。

「うわわわわ!終電逃したー!助けてくれぇー!」等と、慌てふためきドタンバタンしているおじさんは見た事が無い。まあ、慌てふためきドタンバタンしているおじさんとは、こちら側も仲良くしたくないけど。

芸人だから時間なんて気にせず遅くまで飲むおじさんも居そうなものだけど、案外少ない。遅くまで飲むおじさんで唯一思い当たるおじさんは、ゾフィーのサイトウさん位だ。

納言連載
遅くまで飲むおじさん、ゾフィー・サイトウ(撮影日:2020年3月)

以前、同じ仕事終わりに打ち上げがてら、居酒屋で何人かで飲んだ時の事。

鬼より顔を真っ赤にしながらホッピーを飲んでいたサイトウさん。店が閉店の時間になったけど、ちょっとまだ飲み足りないから、私のルームシェアしている家に行ける人は行って飲み直そうという話になった。

40代のサイトウさん、もちろんうちに来た。

家で私が作った鍋を皆でバクバク食べている中、サイトウさんは歳で食べ物が入らなかったのだろう。

「鍋良いねー!鍋うまいねー!」と言いながら、白菜を一切れずつ食べていた。それは鍋なんかじゃない。白菜だ。
食べていたというより、煮え切った白菜を飲んでいた。酒は大好きなサイトウさんだけど、胃袋は歳に勝てなかった様だ。

納言連載
歳に勝てないおじさん(左)と、ジェラードン海野(右)(撮影日:2020年2月)

世のおじさん上司さん、そして若者よ。

何でおじさん達と飲むのが好きなのか、ふと考えた。

多分、めちゃくちゃ何でも話を聞いてくれて、よく笑ってくれるからだと思う。

私の方から娘みたいに扱ってくれというのはおこがましい話だけど、何と言うか、家族と飲んでいる様な、凄く落ち着く感じが好きなんだと思う。もちろん同年代の芸人達と飲むのも大好きだけど、おじさん達との飲み会は、自然と凄く暖かい空気の飲み会になる。

もしかしたら、今上司のおじさんとどうやって上手く関わって行けば良いか悩んでいる若者が居るかもしれない。私がおじさんと仲良しなのは、私がどうとかじゃなくて、私の周りのおじさん達が皆優しくて良い人ばかりだから。周りに恵まれているだけの話なんだ。

納言連載
優しいおじさんとの朗らかなツーショット(撮影日:2020年3月)

そんな素敵なおじさん達と話したい、飲みたいと思うのは自然な事。

世のおじさん上司さん。

あんまり関係性の無い部下の若者達に、少しだけ優しく歩み寄ってあげて欲しい。若者からおじさんにグイグイ行くのは難しかったりするから。歩み寄ってくれるおじさん、きっと部下の若者も喜ぶし、仕事の悩みを相談出来る存在欲しがってると思うんだ。

そして、世の若者の皆。

おじさんってね、基本的に飲めばご機嫌だよ!コロナが終わったらおじさんを、飲み誘ってみたらどうでしょうか!

この記事の画像(全8枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

関連記事

0329納言薄幸ジャーナル

納言・薄幸が明かす 相方・安部紀克は“じゃない方”になんの不満も持たない真の“じゃない方”芸人

納言 吉野家

納言・薄幸が明かす飲酒サバイバル術「居酒屋前の吉野家、最強です」

納言 薄幸 鳥貴族 メイン

鳥貴族のキャベツ盛はお金払ってでもおかわりしたい(納言・薄幸)

エバース

「ウケるからやるは『M-1』では失敗する」。3位だったエバースは2026年、自分の感覚を信じる【よしもと漫才劇場10周年企画】

豪快キャプテン×ダイタク

ダイタク×豪快キャプテン、認め合うお互いの漫才の魅力「簡単そうに笑いを取る」【よしもと漫才劇場10周年企画】

三遊間×ゼロカラン

三遊間×ゼロカラン、人気投票との向き合い方の正解は?「やっぱり有名にならなあかんな」【よしもと漫才劇場10周年企画】

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

EXILE NAOTOが語る、「勝負する身体」がステージと水面で魅せる“攻めの0.1秒”。大きな影響を与えるオーディエンスのパワーとは【『SG第40回グランプリ』特別企画】

4年目の今、重荷だった「王子様」を堂々と名乗れる。Last Princeが語る、プリンスを背負う勇気と楽しさ

甲斐田晴/ローレン・イロアス/3SKMの撮り下ろし表紙を公開! VTuberのトップランナーたちを徹底解剖【春のQJ×にじさんじ祭り!】

ニューヨーク『Quick Japan』vol.181

ニューヨーク、60ページ総力特集「普通は勝てない?」を考える。バックカバーにはSHUNTO×MANATO×RYUHEI(BE:FIRST)が登場【Quick Japan vol.182コンテンツ紹介】