なぜ親がQアノン支持者になったのか 陰謀論を信じる人のソバにいるヤバい奴らのヤリ口

2021.4.4


陰謀論のフル活用

つまり最近、確信犯的に「そこそこ」陰謀論に加担した人たちにとっては、

・最小の労力で既得権層インテリに深い不安感を与えた
・各種報道でも無視できない時代的ムーヴメントに参加できた
・やりたい放題やった一方でお咎めなし

ということで、実においしい展開だったといえる。
言い換えれば陰謀論は、こと現在において、非リア充層の個人にほどよい無敵感を与えるシステムの重点要素として、フル活用されているわけだ。

そう、あくまで個人の(ネガティブな)満足感を最適化するために……というのは、ずいぶんとミニマムでみみっちい話のように聞こえる。しかしこのシステムの延長か応用で、いずれ、何か大規模な集合意識の生成・意思決定システムが構築できるとしたら興味深い、というか恐ろしい。

それは、ヒトラーやスターリンや毛沢東のような、「悪目立ちするカリスマ」出現をチェックすることでは対処できない、新種の暗黒社会の生成プロセスの成立を暗示するからだ。
そうなる可能性がないとは誰にも断言できないだろう。


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翻訳(日→独、独→日)・通訳・よろず物書き業。ドイツ最北部、Uボート基地の町キール出身。実家から半日で北欧ミステリの傑作『ヴァランダー警部』シリーズの舞台、イースタに行けるのに気づいたことをきっかけにミステリ業界に入る。ドイツミステリ案内人として紹介されたりするが、自国の身贔屓はしない主義。というか..

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