黒島結菜が光オタクを演じた『ハルカの光』を愛おしむ。珍しいEテレ本格ドラマが傑作だった

2021.3.18
大山くまおジャーナル

文=大山くまお 編集=アライユキコ 


東日本大震災から10年を目前に控えた3月8日最終回を迎えた『ハルカの光』(Eテレ)は、「名作照明」をモチーフにして、人々のこころを包み込む温かな光のようなドラマだった。ドラマを愛するライター・大山くまおが解説する。 ファーストシーンだけで心を鷲掴みに 真っ暗な海の中、煌々と漁火を放ちながらこちらへ進んでくる漁船。水面に映る光も美しい。BGMはドラムソロのみ。その光を岸から見つめる女性がひとり。こちらを振り向いて、タイトルコール。 「ハルカの光」 このファーストシーンだけで心を鷲掴みにされた。こ


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大山くまお

1972年生まれ。名古屋出身、中日ドラゴンズファン。『エキレビ!』などでドラマレビューを執筆する。

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