1.日雇礼子のドヤ街暮らしチャンネル(日雇労働・ドヤ街)
日雇労働者VTuberの日雇礼子は、ハードな生活環境を語りながら、大阪のあいりん地区などの実写映像を記録し公開している。人々は何をして暮らしているのか、無法地帯という噂は本当なのか、物価はどうなのか、過去と今でどう変化しているのかなどを細かく紹介。大きく変革を遂げた旧あいりん地区の報道に映らなかった姿など、貴重な映像が数多く撮影されているため、資料性も高い。
現在はコロナの影響であまり撮影に繰り出せないようだが、ウーバーイーツで働いた際のリアルな体験などを話題にユニークな映像をアップしている。食の映像が多いのも特徴。食べるものを見れば、その場所で暮らす人々の生きる根幹部分を知ることができる。
2.ico通夜の黄泉巡りch(葬儀)
骸骨アバターのIcotsuは、死んだ美少女が骨になったVTuber。彼女がチャンネルで紹介しているのは、お葬式にまつわる基礎知識や、葬儀豆知識。Icotsuは実際に葬儀屋として働いているそうで、現場経験者じゃないと知らない生々しい話が続出する。
語りは軽快で、暗さがほとんどない。葬儀はどうしても悲しい厳かな場というイメージになってしまうが、そもそも誰もが経験する人生の一部。常日頃葬儀に向き合っているIcotsuの話の視点はフラットで、変な気負いがない。葬儀でアニソンを流してもいいのか、など独自な切り口の話もおもしろい。
3.懲役太郎チャンネル(刑務所・ヤクザ)
前科3犯で服役中という懲役太郎は、囚人服で牢屋から動画投稿をしているVTuber。彼は実際にヤクザの活動をしていて、長い服役経験もあるそうだ。VTuberという姿で現実の話を発信することで特定を避けつつ、アングラな犯罪の話題をエンタメとして昇華することに成功している。
なかなか話題に上がることがない刑務所内の現実や、囚人たちの姿、どこまでが犯罪なのかという知識、報道されないヤクザのリアルなどを次々語ってくれる。彼の話はすでに本として出版もされている。
4.ADHD先生黒井(ADHD・ASD)
どういう視点で何を語ればいいかわかりづらい、触れるのも難しいADHDの話題。自身がADHDと戦いつづけているVTuber黒井先生が今までの実体験をもとに、ADHDの現実を「自分の場合は」という前提で語っている。ADHDの人は脳の中でどういう処理をしているのか、なぜできないことがあるのか、どういう悩みを抱えやすいのかについて直接的に聞かせてくれる貴重なチャンネル。
自身の経験だけでなく医学的にもきちんと調べて語っているため、一般知識としても役立つ。「自分が出会ったあの人は発達障害だったのか」「こういう対応をすればよかったのか」という気づきを視聴者が得られるように話を広げているのも特徴。発達障害で苦しんでいる人たちからも、共感の声がちらほら上がっている。配信頻度が高く、1回10分くらいと観やすい。
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR