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本当に大好きな大切な人にしか借りちゃダメ
我々なんて愚かな生き物である。
とにかく皆様には借金を過剰に拒絶せずに、フラットに本質を見て欲しい。
確かに実際問題、借金から揉め事に発展するケースは非常に多い。だから昔の人々が、簡単に手を出せないように知恵を絞って「借金」という忌まわしき名前をつけ、金融業者を雑居ビルに封印したのだろう。
しかし、絶対に返す事を前提とした場合、借金はそこまで悪いもんじゃない。
消しゴムの貸し借りと同じだ。
節操なく貸し借りを行うからトラブルが起きるのだ。借金は貸す方は勿論、借りる方も本当に大好きな大切な人にしか借りちゃダメなのである。
ありがたい事に僕のツイッターなどに、お金を貸してあげると言ってくれる優しい方からDMが来るのだが「借りてあげない」と断ってるのはこの為なのだ。
断っておきながら、本当は喉から手が出る程借りたい夜もあった。
でも僕は知らない人なんかには借りない。
借金ヤリマンは卒業したんだ。
自分を大切にするって決めたから。
とにかく必ず返す
さて、借金について理解を深めて頂いたところで、ここからは「正しい金の借り方」実践編。
まず皆様に3つだけ約束して欲しい。
必ず返す事、嘘をつかない事、債権者様への感謝を忘れない事だ。
この3つを守ればトラブルにはならない。
簡単そうに見えるが、借りてみると分かる。意外とこれが守れない。
僕も、若い金借りの頃はよくこの禁を破って大切な人を失ったものだ。
とにかく必ず返す。
返済日にお金を用意出来なくて、会わせる顔がなく、債権者様が返済日を忘れてる事を願ったり、債権者様からの連絡を無視したい気持ちは分かる。
これが業者であれば、然るべき罰を受ければいいだけの話だが、相手は人間だ。しかも大切な。
同時にこれは3つ目の禁も犯す事になる。
自分を信用して貸してくれた債権者様にこんな仕打ちをしては、もはや人間でない。
返済日を決めてる場合は、他に借りてでも返す。
特に僕みたいなまた同じ方にお世話になるハードリピーター債務者にとっては、ここは命よりも大切なとこである。
一度失った信用を取り戻すのは本当に難しいのだ。
何事も真面目に誠実が一番
ふたつ目の、嘘をつかないも最初はやってしまう。どうしても借りたいからだ。
明日までに家賃5万払わないと追い出される、バイト先の一番大きい皿を割ったから4万貸して、家の玄関のドア取れたから11万貸して……。どれも僕が若手の金借りの時に親に言った嘘だ。
親は嘘だと分かった上で貸してくれていたのだろう。
最低だ。
8歳で初めて人様にお金を借りてから30年目にして思う事。やはり何事も真面目に誠実が一番だ。騙されたと思って、真っ直ぐな目で嘘偽りなく借りてみて欲しい。
「どうしてもパチンコがしたいので8万貸して下さい!おかしな事を言ってるのは分かっております!お願いします!」
こんなの借りられる訳ない。普通の人間ならそう思うだろう。そう。その通りだ。8割方の答えはこうだ。
「は?」
しかし、逆に考えればこれでも2割も借りられる確率があるのだ。
僕はこの方法をおすすめする。なぜなら借りられる確率は下がるが、借りた後とても気持ちがいいからだ。借金特有の後味の悪さが全くないのである。
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