4月15日、高裁(控訴審)判決が出る予定だったある事件が、コロナウイルス感染拡大の影響を受け延期となった。 2016年、都内の病院で右胸の乳腺腫瘍を摘出する手術を受けた女性が、術後、執刀医に胸を舐められたと被害を訴えた事件である。医師は準強制わいせつ罪で逮捕・起訴されるも冤罪を主張し、12人の弁護団で裁判に臨んだ地裁では無罪が言い渡されていた。 性暴力などに精通するライターの小川たまかが、事件と裁判をめぐる問題点を解説する。「医療現場の働き方」にも通ずる争点とは? コロナの影響で裁判も続々延期に
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