野呂佳代「個人の仕事がひとつもない」を乗り越えて学んだこと。ダチョウ倶楽部、有吉弘行ら“師匠”たちとの関係性

2021.10.1

「すごい出世街道に行ったわ!」と思ったんですけど

──野呂さんは“上島さんがキス芸をする唯一の女性芸能人”でもあるように、ダチョウ倶楽部さんとの共演も多いですよね。

野呂 ダチョウさんの舞台を旗揚げから2回ほどやらせていただいて、あとは『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ)でも、お世話になりました。私がAKB48を辞めて、どんな方向に進んでいいかわからないときに決まったのが『バカ殿』だったので、ダチョウさんにもいろいろなことを教えてもらいましたね。

それとジモンさんのことは、小さいころによく街で見かけていたんです。初めてお仕事でご一緒したときにそのことを話したらすごく盛り上がって、それからよくご飯に連れて行っていただいたり、すごく仲よくしてもらっています。

──野呂さんが太田プロに所属したのは、SDN48に在籍していた2010年からですが、初め、太田プロと聞いてどんな印象でしたか?

野呂 あっちゃん(前田敦子)や、優子がいたんで、「すごい出世街道に行ったわ!」と思ったんですけど、私だけ班が違ったんですよ(笑)。AKB48ではなく、SDN48だったこともあって、個人の仕事がひとつもなく、思うように事は運ばなかったですね。

でも、その時期に事務所にたくさん行って、いろいろな方とお話をして学べたことがたくさんあるので、ある意味売れていなくてよかったかなとも思います。そのおかげで、どの部署に行ってもみなさんとお話ができるようになりましたし、人に対する感謝の気持ちもわかるようになりました。私は本当にトンチンカンで何もわかっていなかったので、太田プロ以外の事務所に行っていたら、たぶんダメだったんじゃないかと思います(笑)。

──最後に、改めてほかの事務所にはない、太田プロの魅力を教えてください。

野呂 タレント一人ひとりの力が強いので、そこは正直自分も焦ることもあるし、助けられることもあります。みんなが自立しているけど、ファミリー感があるというのがおもしろいところ。『金スマ』では、太田プロの一時代を築いてきた人たちが年代別に紹介されていたんですが、本当にすごい方々ばかりです。

でも、最終的にそれは、社長や副社長、事務所の方々の優しさにつながっているんだと思いました。芸能界にはいろいろな事務所があると思いますが、こういう会社もあるんだよってことが伝わったらうれしいですね。

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  • キンスマ(金曜日のスマイルたちへ)

    『中居正広のキンスマスペシャル』

    放送日:10月1日(金)夜8:57〜10:54
    MC:中居正広
    出演者:ダチョウ倶楽部、土田晃之、劇団ひとり、アルコ&ピース、宮下草薙、 指原莉乃、具志堅用高、神奈月、野呂佳代、ヴァンゆん
    VTR出演者:伊東四朗、片岡鶴太郎、爆笑問題、安田和博(デンジャラス)、有吉弘行
    再現VTR出演者:大島優子、つるの剛士

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