ラッパーやソングライター、AAA(トリプル・エー)のメンバーとして15年以上の活動歴を誇るSKY-HI(スカイハイ)が、自らCEOを務める会社「BMSG」を立ち上げ、自費1億円以上を投じたオーディションとして注目を集めた『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』。
このオーディションから誕生したボーイズグループが「BE:FIRST(ビーファースト)」だ。メンバーはSOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEOの7人。
プレデビュー曲として8月16日に公開された「Shining One」のMVは、わずか2週間でYouTubeの再生回数が1000万回を突破。さらに、8月25日に発表された「オリコン週間デジタルランキング」ではダウンロード&ストリーミングで1位となるなど、正式なデビュー前から大きな話題を呼んでいる。
『THE FIRST』をレポート連載してきたQJWebでは、オーディションに合格し、BE:FIRSTとしてデビューすることが決まった7人にインタビューを実施。『THE FIRST』について、SKY-HIの存在、これからの目標などについて話してもらいつつ、最後にはさらに大きな質問をぶつけてみた。
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目次
メンバーによる「BE:FIRST」他己紹介
個性豊かなメンバーがそろったBE:FIRST。下は14歳、上は23歳と、結成時の年齢差は最大で9つ。インタビューの最初に、メンバーひとりをほかのメンバーひとりが説明するかたちで他己紹介してもらった。
■SHUNTO → SOTA
大前提として「ダンスがうまい」。そして、SOTA君は「こういう人になりたい」っていう理想形のひとり。みんなから愛される人だと、すごく感じます。合宿所にいたとき、SOTA君の部屋へ行くと必ず誰かがいるんです。それくらい愛されている人だし、まわりの人にも愛情を与えられる人。そういうところを尊敬しています。
■SOTA → MANATO
ダンスがうまいって言われるメンバーは多いけど、僕はMANATOのダンスが一番かっこいいと思ってます。音楽の種類によって、伝えたいノリや出すべきノリを感じ取って表現できるんですよね。ブルーノ・マーズやマイケル・ジャクソンのように、“音楽との距離の近さ”でかっこよさを表すことができる才能をMANATOは持っている。その音楽の才能は、本当に尊敬しています。
■MANATO → RYUHEI
単純に才能があるってだけじゃなく、好奇心旺盛なのがRYUHEIのすごいところ。色んなジャンルや年代の音楽を聴くなんて、本当に音楽を好きな人じゃないとやらないですよね。好奇心が強いからこそ、パフォーマンスにおいて音楽に憑依する能力も高いんだろうなって思います。それでいて、14歳らしいかわいさもある。ダンスもきれいでパフォーマンスの勉強になるし、本当にすごい人ですね。
■RYUHEI → LEO
とにかく誰よりも思いやりがある人です。誰かのためにこんなに尽くせる人がいるんだ、と驚いてしまうくらい。たまに考え過ぎちゃう部分はあるけど、それだけ人のことを思って行動に移すのは自信がないとできないことだし、責任感がすごいなって思います。あと、歌い方がきれい。「爽やか・オブ・爽やか」な声なので(笑)、曲にハマれば皆を惹きつけられると思う。そこが一番うらやましいですね。
■LEO → JUNON
ボーッとしているように見えて意外としっかりしているし、きちんと物事を捉えられるタイプ。実はすごくストイックで、心の内に蒼い炎を秘めている感じがします。そして、歌がとにかくすごい! 身長が高くなると声帯が太くなるから、高身長で高音が武器になる人は多くないって聞いたことがあるんですけど、その概念を覆してくれました。同い年だし、俺より身長も高いし、「将来こうやって歌えるようになるかも」って希望をくれる存在です。
■JUNON → RYOKI
RYOKIは、あまり欠点がないですね。外見もよくて、歌もラップも歌えて、ダンスもできて、おしゃれで性格もまっすぐ。パフォーマンスでわからないことがあったらすごく親切に教えてくれるし、人のフォローもできる。人間として、意外とできていますね(笑)。
■RYOKI → SHUNTO
いい意味で、なめていますね(笑)。最終合宿のとき、自分の部屋に帰ったはずのSHUNTOが気づいたら俺の布団に入っていたことがあって、「どうした?」って聞いたら「寝に来た」って言うんですよ。そういうところが本当にかわいい。一方で全然こびないし、変に取り繕わないし、年下だということを忘れるくらいしっかりしてる面もあります。
オーディションでのモチベーション管理
約半年に及ぶオーディション、2度にわたる合宿。朝から晩まで音楽漬けな毎日は、楽しいだけではなく過酷な面もあったはずだ。そんな日々を、彼らはどのように乗り越えてきたのだろう。
JUNON 僕は心が折れている暇がなかったというか……常に難しいダンスの課題を与えられていたので、それと向き合うことに必死でした。すごいスピードで成長していくレイに「負けてられない」と対抗意識を持つことすら、あまりなかったくらい。できなかったら恥をかくのは自分だし、成長するしかないと思っていました。
SHUNTO 終わるまではがんばるしかないって気持ちで、ずっとやってきました。パフォーマンス審査のときは、すごく楽しいし絶好調になるんですけど、それまでの練習では不安になったり、自信がなくなることはけっこうあったんです。気持ち的には、上がったり下がったりの繰り返し。学校もあるのでモチベーションの保ち方が難しかったんですけど、「デビューメンバーになって新しいスタートラインに立つ!」と思って、自分を奮い立たせていました。
RYUHEI 最初の合宿が終わってから、学生の自分とアーティストを目指している自分で壁ができてしまったんです。ずっと音楽のことを考えていて、学校で「どうしたの?」って声をかけられることもありました。とはいえ僕はまだ中学生なので、学業もきちんとやらないといけない。自分の中で答えが出せないまま、突っ走っていた気がします。
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