この1年で、笑顔が倍に増えた
──この1年はかなり激動の年だったと思いますが、何かご自身の変化はありますか?
三島 笑顔が増えたんじゃないかと思いますね。ちょっとしたことでもニコニコできるようになりました。
──三島さんといえば「撮影のとき、笑顔が2種類しかない」と言われていたこともありましたが。
三島 今はもうちょっとありますよ。4つか5つくらいは笑顔できます。単純に倍ですからね、すごいですよ。
──確かに(笑)。では、相方である南條(庄助)さんの変化はどう見ていますか?
三島 南條ですか。うーん……、芸人仲間の誰かも言ってましたけど、ほんまに南條って「人のために動ける稀有な芸人」なんですよ。
──人のために動ける。
三島 あの男はマジの太鼓持ちになってきてるなという感じがします。以前から人を盛り上げる太鼓持ち気質ではあったんです。でもたとえばそれは、奢ってくれる先輩とか、お世話になった人とかに対して発動するものやった。でも今は、もう無償のものになってきてるんですよ。同期や仲間全員引っ張っていってやるぞという思いをより強く感じますね。
──とにかくまわりの人たちを盛り立てていく。
三島 はい、そう思います。あと、ほんまに僕は一度も思ったことがなかったんですけど、どうやら南條が男前だという意見が聞こえてくるようになって。僕より遥かに人気ありますからね、南條は。なぜこんな男に人気が? と思いますよ。まあ向こうもそう思ってるかもしれませんけど。でもねえ、本来マジでダサい男ですからね。
──ダサい。
三島 そう、堺のダサい男ですよ。カリスマと真逆。カリスマの対義語が南條です(笑)。
南條は「お茶の間最強」なはず
──テレビなどでは今のところ三島さんに注目が集まることが多いですが、「南條さんのここがもっと見つかったらいいのに」という部分はありますか?
三島 あのね、とにかく博学なんですよ。YouTubeでもさらっとすごい知識を出すときがあるんですよね。クイズもめっちゃ答えられる。それをもっと出していったらいいのにといつも思うんですけど、「いや、俺はそんなんじゃないから」とか言うんです。もし俺が南條くらい博学やったら、絶対「クイズ番組行けます」ってマネージャーにアピールすると思うんです。でも南條は言わない。
──控えめということでしょうか。
三島 そうですねえ。それに加えて、運動神経もいいんですよ。根性もある。歌もわりとうまいんですよね。こんなの「お茶の間最強」をいくつ持ってんねんって話じゃないですか? でもお茶の間の人、南條がこんなん得意やってまだ全然知らないと思うんですよ。人のいいところはめっちゃ言うけど、自分のアピールは本当にしない。もったいないなと思いますね。
──先日、南條さんがライブで「これからはもっと積極的に前に出ようと思う」と話されていましたね。
三島 ね。それ、かなり期待してます。クイズ、運動、根性、歌って、ゴールデン帯で求められる要素だらけじゃないですか、そこで活躍できたら最高じゃないですか。僕は夜11時台の番組で笑われるばかりなので、南條にはちょっとそこをがんばってほしいですねえ。
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