【好きなキャラクター】シャア・アズナブル
シャアといえば、頭が切れてかっこいいキャラクターの代名詞みたいなところがありますが、そういった表の顔だけでなく、いくつになっても大人になりきれない不器用な一面もあるところがかわいくて。そこに惹かれてしまいます。

もちろん、かっこいいところや多くの人を惹きつけるカリスマ性があるところも魅力的です。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ではクェス・パラヤ(※編集部注:ニュータイプ能力を持った少女。偶然出会ったシャアに惹かれ、彼が指揮するネオ・ジオンに入隊する)が、初対面にもかかわらず彼について行こうとする気持ちもよくわかるんですけど、シャアと自分の年齢が近づくにつれ、だんだん彼の弱い部分も見えるようになってきて。それもあって、今まで以上に好きなキャラクターになりました。
シャアとアムロって“女性との接し方”でよく比較されるんですけど、アムロは最初から自分のダメな部分を隠していない。だから世話を焼いてくれる、身のまわりのことをなんでもしてくれる女性が自然と集まってくるんです。
反対にシャアは、一見すると完璧で、なんでもそつなくこなす“できる男”に見えるんですけど、ふたりきりになると急に、弱い部分やダメな部分をさらけ出してくる。そのギャップがたまらなくて、よしよしってしたくなっちゃうんですよ(笑)。
あと、このふたりを比較する上で欠かせないのが、ララァ・スンの存在ですね。どちらも彼女に惹かれてはいるんですけど、アムロの場合はララァだけでなく、いろんな女の人に支えられながら戦っているイメージ。
だけどシャアは、ずっとララァのことだけを考えていて。そういうところも、たまらなくかわいく思えるポイントですね。誰かが彼を支えなきゃ、ララァの代わりにならなきゃ……という気持ちになって、ついついコスプレにも挑戦しちゃいました。

あくまでも自己満足でやってみたコスプレなんですけど、思いのほか評判もよくて。ツイッターで1万件を超す「いいね」がついて、私自身も驚いています。作中でシャアは、ララァのことを「母になってくれるかもしれなかった女性」と言うんですけど、年下の女の子をそんなふうに捉えているなんて、普通に考えるとヤバいですよね(笑)。
でも『逆シャア』を観ていると私もどんどんテンションが上がってきて、「その気持ちに応えてあげたい」「母親になってあげたい」という心情になっていて。その勢いで、気づいたら衣装製作に取り組んでいました。
それともうひとり、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するラクス・クラインも大好きなキャラクターです。すごく清らかで慈愛に満ちた女の子なんですけど、ただかわいいだけでなく、セリフの一つひとつが心に響くといいますか……。普段はお茶目なんだけど、果たすべき使命はしっかりと果たす、かっこいい一面もあって、私にとっては理想の女性像ですね。今でも嫌なことがあって、感情が爆発しそうになったときは、「こんなときラクスだったらどうする?」と考えて、落ち着くようにしています。
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