なぜTBSがサウナを? 部署を超えた情熱が生んだ「赤坂サウナプロジェクト」メンバーを直撃1

2020.12.9

サウナ人口はもっと増えていく

──サウナ人口って本当に増えているんですね。

イモト ここ5年ぐらいで一気に増えたと感じます。

──ブーム以前からサウナの楽しみ方は変わらないものなんですか?

ヤスオ やっぱり『サ道』以前、『サ道』以後で大きく変わりましたね。「サウナの主役は水風呂である」と初めて言語化したのが『サ道』の著者のタナカカツキさんです。自分もずっとサウナに通っていて、必ず水風呂にも入っていましたが、どうして気持ちいいのかわからかなった。「そうか、水風呂入りに行ってるんだ!」とタナカ先生が教えてくれたんです。

『サ道』タナカカツキ/パルコ出版

──せっかくなので、みなさんのサウナ愛を教えてください。

ヤスオ 私は20年ぐらい通っています。今は週3ぐらいですね。何回サウナに行ったか手帳につけていますが、去年はだいたい年150回ぐらい。意外と行ってないですね(笑)。

イモト 僕はヤスオさんと知り合った10年ぐらい前から本格的に入るようになりました。ピーク時は週5、週6ぐらい。ほぼサウナに住んでいるような状態になりましたね。僕も手帳につけていて、今年はここまで148回です(笑)。

ヤスオ 朝行って、夜行くこともあるからね(笑)。

スーツの下は「サウナセンター」(台東区)オリジナルTシャツのヤスオさん
スーツの下は「サウナセンター」(台東区)オリジナルTシャツのヤスオさん

イモト 僕はサウナに泊まるのが好きなんです。サウナに集まる多様な人を見るのも好きですね。ホームサウナは新橋の「アスティル」か、地元の銭湯サウナです。

オカノ 僕はおふたりに比べたら浅いほうです。週2ぐらい。最初、温冷交代浴を知って高円寺の「小杉湯」(温冷交代浴で有名な銭湯)に通っていたのですが、仕事で悩むことも増えてきて……サウナに入ってみようかな、と。サウナは自分と向き合えるところがいいですね。ああ、あんなこと言わなければよかったな……と考えたり。よく行くのは武蔵境の「境南浴場」です。

イワサキ 僕はサウナに通うようになって7年ぐらいです。大学生のころに兄に紐解いてもらいました。就活も社会人生活もうまくいってるのはすべてサウナのおかげです。ストレスも解消されますし、自分とも向き合えますし。理不尽な目に遭ったとき、サウナに行けばすべて置いて帰れますからね。

サウナのために、ひとりでフィンランドにも行きました。休みはサウナにすべて費やします。少し前には熊本の「湯らっくす」に行ってきました。ホームは池尻大橋の「文化浴泉」です。

イワサキさんのサウナ必需品、般若心経手ぬぐい
イワサキさんのサウナ必需品、般若心経手ぬぐい

オカノ イワサキさんは実は一番の行動派なんです。

カワモト みなさんがプロなら、僕は本当に素人に毛が生えたサウナ歴です(笑)。先日、サウナ決起集会みたいな集まりがありましたが、話にほぼついていけませんでした……。でも、サウナは大好きですよ! 今後、サウナ人口はもっと増えると思います。最初は水風呂を怖がる人が多くて僕も苦手でしたが、水風呂に入ることによって“向こう側”に行けるかどうかが大きいですね。初心者は冷た過ぎる水風呂に当たらないようにしたほうがいいと思います。

ヤスオ その点、水道橋の「スパ ラクーア」は2段階の水風呂があるので理想的ですよ!(以降、メンバーたちによるサウナについての情報交換が凄まじい勢いで始まる)

話しはじめたら止まらないサウナ侍のみなさま
話しはじめたら止まらないサウナ侍のみなさま

カワモト いつもこんな感じなんです……!

──みなさんのサウナへの熱い愛情はわかりましたので、次回は具体的な取り組みについてお聞きします!

TBSサウナ7人の侍2
後編につづく!

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