ナインティナイン「解散はもうない」矢部・岡村が考える<引き際>と<将来>



「矢部はラブシーンNG」に「アイドルか!」とツッコまれた日

“引き際”について、岡村は「終わり方がわからへん」

──もし自分がプロデューサーとなり、それぞれ「相方の番組」を立ち上げるとしたら、どんな番組を作りたいですか?

岡村 相方で、ドラマとか映画を撮ってみたいですね。僕は『岸和田少年愚連隊』(1996年/コンビで主演を務めた青春映画)を必ず毎年観てるんです。相方はドラマに出てた時期もあったんですけど、最近は全然出なくなったんで、誰かとW主演で『あぶない刑事』みたいなものを撮りたいですね。

一同 (笑)

10年ぶりとなるふたりそろってのロングインタビューで、何度も声をそろえて笑っていた

岡村 僕はできないですけど、相方はやれるじゃないですか。二枚目の俳優さんの上司役でもいけそうな気がするので。『岸和田』のあの演技を観てもらって、監督にすり合わせて……。そういうのをやってほしいなと思いますね。実績はちゃんとあるんで。僕はセリフは全部飛んでしまうことがあるから、連ドラなんか特にダメなんですけど(笑)。

矢部 ドラマはまわりがよくしてくれるんでね、本番以外はいいんですけど(笑)。でも自分では向いてないなと思いますよ。必ず、もうひとり俯瞰で見てる自分がいます。それである時点で「もう失礼やな」と気づいたんです。俳優さんはどういう意識で取り組んでるのかわからないですけど、もう100%の集中はしてないってことやから。

『花嫁は厄年ッ!』(2006年/TBS)っていうドラマで、岩下志麻さんと篠原涼子さんと共演させてもらって。ラブシーンだけは本当に勘弁してって監督に言ってたんですね。「逆に、されるほうで受け身なら大丈夫ですか?」って聞かれて、絶対に必要ならやりますって。そしたら「矢部がラブシーンNG」っていうのが篠原さんの耳に入ってしまったらしく、ラブシーンをする直前に「アイドルか!」って言われたんです(笑)。

いや、そうじゃない!ちゃうねん!と。自分が耐えられへんだけやと。そんなこともあって、もう演技はダメですね(笑)。入り込めないから、あかんなと思いました。僕は、相方にずーっとカメラ回しときたいですね。“岡村マンション”みたいな。

岡村 昔『めちゃイケ』でずっとつけられとったな。自宅のひと部屋モニタールームみたいに使われてて。

矢部 うちの子の面倒を1日見てもらうでも、なんでもいいんですけど。やっぱりおもしろいと思うんですよね。それを僕が観てワイプで解説したいですね。あ、プロデューサーやから出ちゃダメか(笑)。

すべてのリスナーが一緒になって楽しめるように

──1月にはオールナイトニッポンのイベント「ナインティナインのオールナイトニッポン in 横浜アリーナ」がありますが、どのようなことをやりたいと考えていますか?

岡村 まだ詳細はさほど決まってないんですけど……。

矢部 でも、リスナーが喜んでくれるのが一番ですよね。

──ちなみに矢部さんは、岡村さんが「オールナイトニッポン歌謡祭」をやっていたのはどのように見ていましたか?

矢部 そういうところでイベントができて「よかったな」ですよね。歌手の人にも来ていただいたり、大勢のリスナーにも足を運んでもらって。僕は自分の意志でラジオを辞めてるんで、正直、意識しないようにはしてたかもしれない。(『岡村隆史のオールナイトニッポン』の)放送も1回も聴いたことないですし。

――矢部さんは、今回初めての番組イベントですね。

矢部 無事できればいいんですけどね。初めてやから、ちょっと緊張するかもしれません。

──歌わなきゃいけないでしょうし。

矢部 上手に歌う必要はないんで、気持ちは楽です(笑)。

──おふたりでファンの前に立つのもすごく久しぶりになるのでしょうか。

岡村 そうですね。『オールナイトニッ本』の発売イベント以来じゃないですかね。だからよけいに、何したらええか全然わからなくて。昔からのリスナーも新しいリスナーもいると思うんで、みんなが混ざり合って喜んでもらえるイベントになればいいなと思ってます。『歌謡祭』とは違うもの作って、みんなに楽しんでもらいたいです。それがなんなのか、まだポワーンとしてるんですけど(笑)。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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