「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美によるエッセイを原作とした映画『461個のおべんとう』が2020年11月6日(金)に全国公開される。
本作で井ノ原快彦が演じる鈴本一樹は「Ten 4 The Suns」というバンドを組んでおり、そのバンドのMC担当である古市栄太を演じているのが、HIP HOPアーティストのKREVAだ。
映画では、井ノ原演じる父親がミュージシャンとして音楽活動を行いながら、高校生の息子のために毎日お弁当を作りつづける姿が描かれている。同様に、長年にわたり音楽活動を行いながら、家庭を築くひとりの父親でもあるKREVAに、映画にちなんで家族とお弁当にまつわる話を聞いた。
まるでトークショー、3人でしゃべりつづけたライブ撮影
──映画の中で好きなシーンはありますか。
KREVA 自分の出演シーンですが、我々のバンドであるTen 4 The Sunsがライブハウスに楽器搬入をするところで、やっつん(やついいちろう)が「首やっちゃって……」と言ってるシーンがあるんですけど、あれはほんとに首を痛めてて(笑)。

撮影当日にやっつんが「首やっちゃったみたいです」と言ってて、監督が「じゃあ、首痛めたままでいこう」ってことになって、リアルなシーンになりました。そんなふうにみんなでふざけ合ったりもしながら撮影していた現場の雰囲気は最高で、最後まで楽しくやれました。映画にも、そのいい雰囲気が出ていたんじゃないかな。
やっつんとはフェスでよく会っていて、イノッチ(井ノ原)は今回が初めて。でも、同い年だったのですぐに仲よくなれました。
──役作りで意識したことを教えてください。
KREVA ラッパーの役としてオファーをいただいたので、俺らしくいることが大事だと思って、特別作り込みませんでした。自然体でみんなと楽しく話していたので、それがバンドとしての仲のよさとして表現できていました。

──Ten 4 The Sunsのライブシーンも本作の見どころのひとつですが、現場はどんな雰囲気だったんですか。
KREVA ライブシーンの撮影はイノッチとやっつんの3人でずっとしゃべっていたので、ほんとに楽しかったです。ちょっと間が空いたら3人でお客さんたちを盛り上げていたから、トークショーをしているみたいな感じもあって(笑)。

それに、エキストラの方がたくさん集まってくれていたので、本当のライブのような雰囲気もありました。前のほうにいたお客さんたちが、それぞれ誰のファンかっていう役割を決めてくれたり、お客さん側からも盛り上げてくれました。
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