バニーガールになって初めて自分を肯定できた。美尻コスプレイヤー・九条ねぎがバニー愛を語り尽くす

2020.10.6

文=ソムタム田井 編集=森田真規


170cmの高身長とハリ艶のある美尻を活かし、グラビアアイドルやモデルとしても活動中の人気コスプレイヤー・九条ねぎ。セクシーなバニーガール衣装を着こなし、『タモリ倶楽部』に出演したことでも話題になり、ツイッター、インスタグラムのフォロワー数も急激に上昇。

圧倒的な曲線美で、多くの女性ファンからも支持されている彼女にインタビューを実施し、体づくりに対するこだわりや、バニーガール衣装への熱い想いを聞いた。さらに記事の後半では、九条ねぎの“活動の原動力”となっている三種の神器にもクローズアップ。体づくりのお手本にしているモデルについても、たっぷり話してもらった。

九条ねぎ
(くじょう・ねぎ)(株)BRAND所属。グラビアモデル、コスプレイヤーとして多数の媒体やメディアに出演。インスタグラムのフォロワー35万人以上、広告PRのインフルエンサーとしても活動中。最近の主なグラビア出演は『ヤングアニマル』『ハレム』(共に白泉社)、玄光社作品、一迅社作品など。

バニーガール衣装と出会ったことで、“高身長”というコンプレックスを克服

――SNSを拝見したところ、バニーガール衣装を着られた写真が多数アップされていますね。こちらの衣装には強いこだわりがあるとのことですが、具体的に教えていただけますか?

九条 昔から“女性の曲線美”を見ることが好きで、私自身もそれを表現できる存在になりたいとずっと思っていたんです。グラビア活動をしているのも、それが大きな理由なんですけど、数あるコスチュームの中で、曲線美を一番きれいに見せられるものは……と考えた結果、辿り着いたのがバニーガールだったんです。

ハイレグで脚が長く見えるだけでなく、腰回りはコルセットになっているので、くびれも強調されて。私が知る限り、こんなに女性の身体をきれいに見せられる衣装はほかにないので、グラビア撮影時のコスチュームを決めるときは、最優先でバニーガール衣装を選ぶようにしています。できれば普段から私服としても着たいくらいなんですけど、それはなかなか難しいですよね(笑)。

バニーガール衣装への並々ならぬ愛を語る九条ねぎ

――衣装のデザインを考えられたこともあるそうですね。

九条 衣装メーカーのアトリエダームさんで、バニーガール衣装を1着デザインさせていただきました。もともとダームさんでは新作衣装のモデルを務めていたんですけど、その流れで「せっかくだから衣装デザインもしてみないか?」ということになって。こんなチャンスはめったにないと思い、引き受けさせていただいたんです。デザインに関しては、コスプレ活動を始めるまでメイドカフェで働いた経験もあるので、それを思い出しつつ「バニーガール×メイド服」をコンセプトに仕上げてみました。

――九条さんならではのこだわりが詰まった衣装ですね。

九条 フェティシズムを感じる肌触りにしたかったので、素材はラバーで統一したり、ハイレグが隠れるともったいないので、エプロンの部分はシースルーにしたりと、かなりワガママを言ってしまったのですが、すべて採用していただけました。私の理想の一着に仕上がっています。

今でもSNSで、私がデザインした衣装を着てくれている女の子の写真を見かけるとうれしくなりますし、私自身も撮影会やイベントに出演する際は、率先してこちらの衣装を着させてもらっています。

デザインした「理想の一着」

――自身がデザインした衣装を、自らモデルとして着用するというのは、なかなかできない経験ですね。

九条 昔から背の高さにコンプレックスがあって、注目されるのが苦手で。10代のころはガチの引きこもりで、自分の部屋とトイレしか行き来しない生活を送っていました。なので、モデルとして誘っていただいたときに「バニーガールは背が高い女性のほうが似合うよ」と言ってもらえたことが、本当にうれしくて。

そこで初めて、「背が高くてよかった」と自分を肯定することができたんです。もともとモデルやグラビアのお仕事もしていましたが、「バニーガールの衣装が似合う」と言ってもらえたことで自信がついて、何事にも前向きに取り組めるようになった気がします。そういう意味でも、バニーガール衣装は私にとって特別な存在で、バニーを着ていない人生っていうのは想像がつかないですね。

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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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