今こそ表現者が必要
――円神は歌もダンスも演技もこなす“表現者集団”だと思うのですが、皆さんにとって“表現”や“表現者”とはどのようなものですか。
草地 演技面で言うなら、自然な演技ができるのを「“表現力”がある」と言えるのだと思っています。不自然じゃないからこそ、観ている側は普段の自分と感情を照らし合わせることができるんじゃないでしょうか。
山田 僕は、相手に伝わって初めて“表現”になると思っています。ダンスにしろ俳優にしろ、“表現力”ってあるじゃないですか。僕が好きな藤原竜也さんや嵐さんは、すごい伝わってくるしかっこいいなって。
――中林さんはどのように考えていますか。
中林 僕が思う“表現”っていうのは、人と関わる上で必要不可欠なもの。いろんな“表現”があるんですけど、全部相手ありきだと思うんですよ。伝える人がいなければ、見てくれる人がいなければ、“表現”っていうものは成り立たない。双方向で生まれるすべてのものは、表現なんじゃないかなって。
――なるほど、おもしろいですね。瀧澤さんはいかがでしょう。
瀧澤 僕はけっこう“表現”にこだわっている人間なんですけど、やっぱり実力がある“表現者”は何か伝わるものがありますよね。自分の心の中にあるものを表すことによって、見ている人にも喜怒哀楽を感じてもらうことができる。それって、“表現”のおもしろさというか。誰かが“表現”したことに対して、受け手が呼応する瞬間が大好きで。今は日本一の歌って踊れる俳優を目指しています。
熊澤 「伝える相手がいないと表現ができない」っていう話もありましたけど、発信する側が相手の心を動かそうとしないと、“表現者”ではなく“何かやっている人”で終わってしまうと思っています。だから僕は、“表現者”って少しでも相手に何かを考えさせたり、心を動かすことのできる人なのかなって。
瀧澤 自粛ムードが蔓延すると、娯楽って後手に回りがちじゃないですか。でも、本当は表現者って生活に必要不可欠な存在だと思うんです。もちろん、映画やドラマ、舞台などの表現も。“表現者”や“表現”がなくなると、自分の感情がどこへ向いているのかわからなくなってしまうような気もするので、もっと生活の一部だと認知されたらいいですね。
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