大人気コスプレイヤー・火将ロシエルが明かす、激動の2020年上半期と目指すべき次のステップ

2020.6.17

人気コスプレイヤーの創造性の源泉となった“三種の神器”とは?

つづいてここからは、“コスプレイヤー・火将ロシエル”の創造性に大きく影響を与えた3つのサブカルチャーと、現在ハマっているコンテンツについて話してもらいました。

【Anime】『美少女戦士セーラームーン』

本格的にコスプレをするようになったのは兄からメイド服をもらったことがきっかけなんですけど、変身願望と言いますか、自分ではない別のキャラクターになりきることの楽しさを知ったのは、子供のころに経験したセーラームーンのごっこ遊びからですね。

スズランテープを切ってウィッグ代わりにしたり、私服を加工して、それらしい見た目にしたり。あくまでも遊びで、コスプレと言えるほどのものではなかったのですが、そのときの楽しさがずっと記憶に残っているんです。だからこそ、コスプレもスムーズに受け入れることができたのかもしれないですね。

でも実際に始めてみると主人公のセーラームーンのことが好き過ぎて、「私がコスプレをするなんて恐れ多い」という気持ちになってしまって……。ほかのセーラー戦士は、ほぼコスプレをしたことがあるんですけど、セーラームーンだけは一度も試したことがないまま、10年が経ってしまいました(笑)。

『美少女戦士セーラームーン』セーラーヴィーナスのコスプレ

【Animal】ノルウェージャンフォレストキャット&スコティッシュフォールド

とにかく猫が好き過ぎて、そのイメージが浸透しているのか、応援してくださる皆さんからも“ろしにゃん”の愛称で呼んでいただいています。好きな品種はノルウェージャンフォレストキャットとスコティッシュフォールドで、ネコ耳メイドなどオリジナルのコスプレをするときは、この2種をイメージして衣装を制作しています。

ネコ耳キャラのコスプレをする方は大勢いますが、私の場合、ただ単に既製品の衣装にネコ耳を合わせるだけ……ということはしたくなくて。「この猫はどんな性格なんだろう?」と、最初にキャラクターの設定を考えて、そこから全体の色味や装飾品の質感などを統一するようにしています。気が強い猫なら赤を多めに配色したり、クールなネコなら黒で統一したり。オリジナルの衣装の場合、既存のキャラクターのコスプレと違って、思いついたアイデアをいろいろ試せるところもやりがいを感じるポイントですね。

猫好きだけに、自作のネコ耳衣装には並々ならぬこだわりが込められている

【Movie】ジャッキー・チェン

子供のころにテレビでたまたま『シティーハンター』(1993年)を観て以来、ジャッキーの大ファンです! アクションがすごいだけでなく、コミカルな要素も満載で、あっという間にハマってしまって。1970年代に制作されたものからハリウッド進出後の作品まで、ジャッキーの出演作はすべてチェックしました。

ジャッキーの魅力は、どの作品にも主役として出演し、自ら危険なアクションをこなすだけでなく、監督や製作も自分で務めてしまうというバイタリティのすごさにあると思っていて。いまだに最前線で活躍しているジャッキーを見ていると、「私ももっと、いろんなことに積極的に挑戦していかないと!」という気持ちになるんです。事務所を立ち上げたり、テレビや雑誌のグラビアに進出させていただいたりと、いろんなことにチャレンジできているのは、全部ジャッキーのおかげだと思っています。

ちなみに、お気に入りの作品を挙げるとしたら、初期のタイトルでは『プロジェクトA』(1983年)、ハリウッド進出後なら『WHO AM I?』(1998年)がおすすめです!

ジャッキーに憧れて、体を鍛えるのが日課になっているのだとか

【ドハマり中のサブカルチャー】『野性爆弾のザ・ワールドチャネリング』

野性爆弾のおふたりの、ほかの誰とも被らない独自のセンスがおもしろ過ぎて、シーズン3まで一気観しました。“自分だけの世界観を表現する”という意味では、私のYouTubeチャンネルが目標としているところにも通じるものがある……と言えなくもないですね(笑)。

なので、もっとがんばってチャンネルを有名にして、 野性爆弾のおふたりとコラボすることが今の目標です。たとえば、私がコスプレしたキャラクターを、くっきー!さんに白塗りで再現してもらって、その格好のまま街ロケができたら楽しいでしょうね。この番組を参考にさせていただきながら、これからもおもしろい動画をどんどん発信していきたいです。

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