【最速レビュー】BE:FIRST、2年間の軌跡を追った映画『BE:the ONE』で感じた新たな“ライブ体験”

2023.8.18


映画館の環境でしか味わえない新たな“ライブ体験”

数々の観どころがある『BE:the ONE』。インタビューや秘蔵映像が魅力的なのは言うまでもないが、やはり映画館の大きなスクリーンで味わうライブパフォーマンスは格別だ。今作に興味を持っている人の中には「実際のライブを肉眼で観た」という人もいれば、「盤を買って何度も繰り返し観ている」という人もいるだろう。もしそうだとしても、どちらの人もぜひ映画館でBE:FIRSTのライブを味わってもらいたい。

映画『BE:the ONE』より (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.
映画ならではのライブの魅力が堪能できる『BE:the ONE』 (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.

こだわり抜かれたパフォーマンス、演出、そしてサウンド。映画館という特別な環境は、現地のライブとも家のテレビともまったく異なる没入体験を与え、彼らのライブに新たな感動を付与する。生でライブを観た人は手に取るように感動が蘇り、そうでなかった人はライブを生で目にしたような錯覚に陥ることだろう。それと共に、今までは気づき切れなかったメンバーの表情やモーションの繊細さ、歌声の機微な表現などに新たな発見があるはずだ。

そして忘れてはいけないのが、韓国で撮影されたという「Message -Acoustic Ver.-」のスペシャルパフォーマンスである。言葉が深々と降り注いでくるエモーショナルな一曲は、アコースティックアレンジによって、より温かみの伝わるナンバーに。スタンドマイクの前に立ち、歌声を響かせている7人の横顔には“届けよう”という意志が滲む。

この曲をパフォーマンスするタイミングも秀逸で、まるで映画が追ってきた物語をまとめ上げているかのよう。正直なところ、「このパフォーマンスを観るためだけにチケット代を払ってもいい」と思わせるほどジーンとくるシーンのひとつだ。

また、映画にはSKY-HIだけでなく、ステージディレクションを担当しているKensukeやボーカルトレーナーのりょんりょん先生(佐藤涼子)といった、BE:FIRSTファンにはなじみのあるメンツも登場する。エンドロールまで見逃せない作品となっているので、時間に余裕を持って足を運んでいただきたい。

映画『BE:the ONE』より (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.
映画ではステージの裏側の様子も映し出されている (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.

変わらぬ信念を抱きながら変化しつづけてきたBE:FIRST

BE:FIRSTの歴史をギュッと振り返ることができると共に、彼らの現在地を知ることができる、BE:FIRST初の映画『BE:the ONE』。ここに収められていたのは、変わらぬ信念を抱きながら変わりつづけてきたメンバーたちの姿である。

「Boom Boom Back」の歌詞に<変わらない為変わっていくだけ>とあるが、彼らは現在進行形でそれを実行しつづけている。そして、今以上に煌めく唯一無二の存在へとなっていくのだ。

BE:FIRSTが日常の一部になっているBESTYはもとより、なんとなくBE:FIRSTが気になっていたがきっかけを見つけられなかった人も、ぜひ映画館で『BE:the ONE』を目撃してほしい。

映画『BE:the ONE』より (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.
映画『BE:the ONE』より (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.

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  • 映画『BE:the ONE』ポスタービジュアル (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.

    映画『BE:the ONE』

    2023年8月25日(金)より全国公開
    監督:オ・ユンドン、キム・ハミン
    特別出演&エグゼクティブプロデューサー:SKY-HI
    出演:SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO
    配給:エイベックス・ピクチャーズ
    (c)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.

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ライター_坂井彩花

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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