BTS・ジンが作るトレンド食。LE SSERAFIM・サクラの「人生一番のチゲ」。食欲と好奇心を刺激する、K-POP“モッパン”コンテンツ6選
「韓国料理」と「K-POP」……切っても切り離せない関係にある、ふたつのカルチャー。本稿では韓国の食文化をより楽しむために観るべき、K-POPアイドルの動画コンテンツをご紹介。
目次
食とアイドル、ふたつの文化による合流地点
昨今のK-POP、韓国ドラマブームに牽引されるように人気を集めているのが韓国料理だ。以前から「サムギョプサル」「ビビンバ」「チヂミ」など名前が知られた料理もあったし、数年前にも「チーズハットグ」や「ピンス(かき氷)」など、SNS映えする料理が中心となる韓国グルメブームもあった。
しかし韓国料理の人気はまだまだ衰えず、街中で韓国料理屋を見かける機会は増え、スーパーマーケットやコンビニなどにおける韓国食品・食材も豊富になった。最近はSNS映えだけではなく、健康食としての側面も注目されている。
さて、K-POPのファンになってからというもの、韓国料理を口にする機会がグッと増えたという人も少なくないのではないかと思う。筆者もその例に漏れない。きっと、推しが食べているものは食べてみたくなるのが、ファン心理というものなのだろう。
飲食する様子を放送する「モッパン」(「モクタ(食べる)」と「パンソン(放送)」をそれぞれ略して組み合わせた造語)は、日本人のYouTubeチャンネルでもその言葉が使われるほどにポピュラーなコンテンツとなった。さらには、食べるだけではなく料理に挑戦する動画も人気がある。
こうした食コンテンツは、K-POPシーンでも定番となっているし、ファンからの支持も根強い。私たち海外ファンにとっては、好きなグループの「モッパン」コンテンツを観ているだけでも、韓国の食文化の一端に触れることができるところも魅力といえよう。
キムチチゲ×LE SSERAFIM・サクラ
最初に紹介するのが、YouTubeチャンネル『승우아빠(スンウパパ)』より、LE SSERAFIM・サクラの登場回。料理YouTuberとして活動する「スンウパパ」のアドバイスを受けながら、自身の好きな韓国料理として挙げるキムチチゲの調理に挑戦した。オリジナルの具材として加えた、こんがりと焼き目をつけた豚肉のステーキは見た目のインパクトだけではなく、スープの風味をより豊かにする。でき上がったチゲは、サクラ曰く、「人生一番のキムチチゲ」。
料理チャンネルだけあって工程がわかりやすく、コツも随所に散りばめられているところがポイント。熱々の鍋料理が恋しい季節、この動画を参考に本格派キムチチゲを作るのも楽しそうだ。
メンボシャ×BTS・ジン
BTS・ジンが、中華料理の達人として知られるイ・ヨンボクのもとを訪れ、メンボシャの作り方を習う。エビのすり身のタネをパンで挟んで揚げたメンボシャは、YouTubeやSNS上で話題になることが増えている、次のトレンドになりそうな料理だ。こんがりキツネ色に揚がったメンボシャは「非の打ちどころがない」とシェフのお墨付き。
料理コンテンツのいいところは、未知の料理や素材、調理法と出会えることに留まらず、メンバーの人となりが伝わってくることだ。シェフの説明に丁寧に耳を傾け、実践し、その中で生まれた新たな疑問を投げかけるジンの真摯な姿に、なるほど彼こそが超一流なのだと思わされる。
ロブスター×MONSTA X
ボーイズグループ・MONSTA Xが、韓国屋台でも人気のロブスターの大食いに挑戦。もうもうと上がる真っ白な湯気の中から登場する真っ赤なロブスターはフォトジェニック。大口を開けて豪快に頬張るメンバーたちの様は清々しくさえある。「おいしそうに食べるね」とは、まさに彼らのためにあるかのような言葉だ。
蒸し焼きにしたロブスターに始まり、タルタルソースやロブスターのミソソースで“味変“を楽しみ、締めのロブスターチャーハンを頭から尻尾まで食らいつくす。番組ホストであるイ・ヨンジャ、キム・スクとのかけ合いも楽しい。
マッコリ×ソミ&BLACKPINK・リサ
人気オーディション番組『PRODUCE 101』ファーストシーズンで1位になったソミが、日本でもよく知られている「マッコリ」の製造体験をする。消費者である我々はパッケージングされた商品のみを目にすることが多いが、その製造過程はまさに肉体労働。大量の原材料・もち米を前に奮闘するソミの姿を通して追体験することができる。
前述のジンの料理動画とは打って変わり、この動画では時々失敗をしながらもどこか憎めない、ソミのチャーミングな一面を見ることができる。瓶詰めを終えたあと、大鍋の底に残ったマッコリを直接口を付けて飲み干す大胆な姿は、おもしろおかしくも、自分で作ったからこそできるとても贅沢なことのように思え、うらやましくもある。動画の後半ではBLACKPINKのリサが登場するシーンもあり、必見。
ヘルシーフード×MAMAMOO・ソラ&J.Y.Park
MAMAMOO・ソラが、TWICEやNiziUなどの所属事務所として知られるJYPエンターテインメント本社の食堂を訪れる。名物プロデューサーとなったJ.Y.Parkはストイックな栄養管理をしていることで有名だが、同食堂でも有機食材を用いた栄養バランスが整った食事を提供し、利用するアーティストや練習生、ひいてはスタッフまで、健康への配慮を見せる。
野菜がふんだんに用いられた料理は色どり鮮やかで目に優しく、ひと目でおいしいということがわかる。ソラの口いっぱいに頬張る姿、食事に集中するため無意識に髪を括る姿にハッとさせられる。おいしいものを食べるときの仕草は、国を越えても共通なのだ。
市場グルメ×woo!ah!・ソラ
最後に紹介するのは、woo!ah!の日本人メンバー・ソラの韓国の街・料理の紹介コンテンツ。おでん、チョッパル(豚足)・ピンデトック(緑豆チヂミ)といった市場グルメを紹介する。日本の飲食店で目にすることもある豚足ひとつ取っても、手袋をつけエビの塩辛ソースと一緒にかじりついているのを見ると異国情緒が感じられる。
所狭しと並べられた屋台料理は白熱電球に照らされ韓国を代表する食材、そして調味料でもある唐辛子の赤色がよく映えている。味見を勧めるフレンドリーなお店の人との会話には、食欲だけでなく旅行欲まで刺激されるようだ。
生きていく上で欠かすことができない、食事。それがゆえにアイドルのコンテンツであっても、さまざまな情報を読み取ることができる。本稿で紹介した動画を参考に身近な韓国料理屋を訪れてみたり、自分で作って気軽に楽しんだり、推しアイドルが訪れた飲食店に「聖地巡礼」するのもいいだろう。楽しい韓国料理ライフを!
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