『THE W』6代目王者・天才ピアニスト「優勝するために単独ライブを毎月開催」会見で語った道のり

2022.12.11
天才ピアニスト

文・編集=梅山織愛


『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』で6代目王者に輝いた天才ピアニスト。決勝直後の会見では、優勝までの道のりを振り返りながら、ファンや相方に対して感謝を語った。

『W』での悔しさを胸に奮闘

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優勝が決まった天才ピアニスト

準決勝で敗退した2020年、実は11位だったためリハーサルのみ参加したという。そのときの心境を「リハーサルだけやって帰るっていう残酷な思いをしたのが悔しくて」と振り返ったふたり。しかし「絶対『W』を獲りたくて、そのときまでは単独ライブも半年に1回しか開催してなかったんですけど、それ以降は毎月やるようになりました」と転機になった出来事であると語った。

そして昨年はついに決勝に進出し、準優勝。そこからの1年間については、「とにかく新ネタを作って、お客さんの前でやってきました。毎月やっている単独ライブで最低6本ぐらい下ろしてきた」と、優勝に向けてさらに力を入れて活動してきたという。そうして作られたネタの数々から今回披露したネタを選んだ理由について、ネタを制作する竹内知咲は「去年、予選ブロックで競り負けたので当たり負けしない2本というふうに選んだ」と明かした。

予選ブロックはすべて7‐0で勝利し決勝ブロックへ進んだが、竹内は「ほか方のネタはモニターで観ていたので、ウケ具合があまりわからなかった。自分たちのベストは尽くせたなとは思っていたけど、絶対行ったなとは思わなかった」と採点中の心境を振り返る。一方、ますみは「手応えしかなかったです。袖のスタッフさんがめっちゃ笑ってくれてたので」と答えた。

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予選ブロックではケンカをあてに酒を飲むというコントを披露

応援してくれた人へ感謝

改めて優勝の喜びを聞かれると竹内は「今年一年は決勝進出ではなく優勝に向けてやってきたので、めちゃくちゃうれしいし、気持ちいいです!」と話す。ますみも「ネタを全国ネットで2本できたのがホンマにうれしい。特に2本目のやつは準決勝でミスがあって消化不良だったので、決勝で100点の状態でできたのがうれしかった。モヤモヤしてた気持ちがすっきり晴れた」と、そろって清々しい笑顔を見せた。

また共に優勝をつかんだ相方に対して竹内は「毎月単独ライブをやるって相当しんどいことなのに文句も言わず、ずっと一緒にやってきてくれて、ありがたい」と感謝。その言葉を受けたますみは「このネタおもしろくないなって思ったことは一回もないです。天才」とネタの制作を担当する竹内を絶賛した。

優勝の喜びを伝えたい人を聞かれると、「親」と答えた竹内。「親はどっちも教師なんです。だからすごくまじめに育ててもらったのに芸人になってしまったので。だけど一個かたちになったので、芸人になることを許してくれてありがとう」と伝えたいと話す。一方、ますみは「芸人になる前、看護師をやっていたので、そのときの看護師長に獲ったぞ!と伝えたい。次、主任にならないって声がかかってたなか、芸人になることを応援してくれたので今がある」と恩人の名を挙げた。

最後には応援してくれたファンにも「単独ライブに毎月来てくださるファンの方とかもいらっしゃるんですけど、賞レース直前は同じネタばっかりやるんですよ。いつも観に来てくださる方には申し訳ないなと思うんですけど、皆さんに育てていただいたのでネタができた」と感謝。さらに今月、来月に行われる単独ライブにも来てほしいと呼びかけた。

目指しつづけてきた『W』優勝を手にしたふたり。今後について聞かれると「とにかく獲れる賞は全部獲るつもり。トロフィーな女性を目指します」と、野望を語った。

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