オードリー若林「ひねくれるでしょ、そんなことやったら!」阪神ファンの父親の野球観戦法(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『午前0時の森』

ワールドカップは観ているかという話題から、若林が父親の影響でプロ野球の阪神タイガースファンだという話へ。東京育ちのため学年でふたりだけだったと。

神宮や東京ドームへ観に行っていたが、その際、父はあえてヤクルト側や巨人側の席を取り、そこに阪神のユニフォームを着て行ったそう。若林「ひねくれるでしょ、そんなことやったら!」、水卜「めっちゃいい育ちですね(笑)」。

大人になって日本シリーズの阪神戦を甲子園で観戦。父親も誘うも「いや、阪神ファンが多いから。阪神戦なら東京で観る」と断られたと。意味わからないと笑う水卜。若林「ヤバイよね……(笑)」。

この阪神ファンの父親の話は味わい深くて大好き(今回はしなかったが、小学生のころに若林が“クーデター”を起こし、一瞬だけ近鉄ファンになったという話も好き)。若林のルーツのようなものも感じられる。

話題は、年末に発表される各種ランキングの話に。春日は2022年のテレビ番組出演本数ランキングの1位を今年狙っているが、「過去10年総出演本数ランキング」というものがあるそう。

これにも上位に春日が入っているのではないかと水卜が言うと「あいつね、2016年とか17年、人気なかった」と若林。だが、設楽が1位で以下、国分、加藤とつづき、4位に春日、5位に若林がランクイン。6位以下は大吉、有吉、近藤春菜、坂上、羽鳥というランキング。

オードリーと有吉だけが帯番組を持っていないから、改めてそのすごさを感じる(しかも過去10年ということは、おそらく大ブレイクした2009年は入っていない)。

ちなみに、年間ランキングの集計は11月30日までだそう。そのため「春日さん、今から来てくれませんかー?」と呼びかける水卜。

疑似生放送のため、収録したのは数時間前。生放送部分の天気予報コーナーに出て本数を1本増やそうと。若林「春日! 来たらおもしろいよ~」。

そして天気予報コーナー、林田アナの横で焼肉を頬張る春日。ちゃんと来るのが春日の春日たるゆえん。しばらくして背後から現れ「断れよ!」とツッコむ若林。春日「呼ばれたら来るでしょ!(笑)」。

『チョコプランナー』

先週に引きつづき、かもめんたる槙尾、ライス関町、ハナコ菊田という『キングオブコント』王者の“ネタを書かないほう”を審査員にした賞レース。前週はラブレターズに対し、「ナルシシズムが出過ぎてた」(槙尾)など謎の辛口審査をしていた。

今週、TCクラクションに「起承転結の“転”があんまり感じられなかった」と言う関町は、さらに「もうちょっとお母さんっぽいカツラもあったのでは?」とキャラ造形に対して苦言を呈すも、どこか要領を得ない感じ。

最高得点を獲得したファイヤーサンダーにも、槙尾がキャラに対して改善点を言うも、本人たちに反論され「そっか、そっか。じゃあいいのか……」とすぐに翻意。

関町はもっともらしく「ホントはもっと長いネタだよね?」と言うも、もともと3分のネタだと返され「はい。じゃあ、それで」とすぐに撤回。そんな審査の感想を求められ、こてつ「明確にふたりが誤審されてた(笑)」。

いかに即座にネタを評価して、短い的確なコメントを言うのが難しいかがよくわかる。でも、生粋のプレイヤーを審査員にひとりくらい入れるというのはやってみてほしくもある。

「この3組に負けているわけですから何も言えない」と長田が言うと、「信じられない」と苦笑いのTCクラクション坂本。チョコプラとゲストの日向坂・森本を指し「この3人のほうがよかった」とつづけると、関町「森本さんは絶対おかしいだろ!(笑)」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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