小峠、“大の仲よし”嵐・相葉とのロケで思わずパンク心があふれ出す(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『有吉クイズ』

ゴールデン進出記念で2時間SP。実は一緒に飲んだり旅行に行ったりする仲だという小峠と嵐・相葉のロケ企画に「なに、ゴールデンで戦おうとしてるんだよ!」と有吉。出川「戦えよ!(笑)」。

ふたりは森に。そこには相方・西村が。彼の「キャンプ飯」を食べるという企画。その料理中にも、小峠「めちゃくちゃ飲みますよ、この人」、相葉「うちで気づくと英二くん寝てるもんね」など、本当に仲よさげ。

そんななか「ロケ中に撮れてしまった恐怖映像とは?」というのがクイズ問題。その答えは、スタッフも照明を落としロケがひと段落した夜、小峠が一心不乱に西村持参の楽器を叩きつづける映像。酔いと気心知れたメンバーに囲まれてパンク心があふれ出てしまった模様。小峠「時間と己を忘れて……(苦笑)」。

もはや恒例企画となった、ナビなし「出川のドライブ・マイ・カー」。今回の見守り役は叶美香。最終目的地が「うかい鳥山」だと聞いて、出川は「(系列店の)八王子のうかい亭は歴代の彼女も奥さんも連れて行ったことがある」から早く着くと自信満々。

八王子方面に向かう高速道路の分岐が複雑な難所では「ここ間違ったら大変なことになっちゃうんで」と、叶美香が何か言おうとするも「すみません、ちょっと静かに」「ちょっと黙ってもらっていいですか」と制しつつ、しっかり看板を頼りに正しい道を進み「楽勝だな!」とご満悦。

しかし、普段は高速の出口にいる「料金所のおじさん」に道を聞く出川だが、今回は前払いのためおらず困惑。ようやく出会った通行人に道を聞くも「曲がって国道20号方面」を「Uターンしてまっすぐ20分」だと勘違いし、明後日の方向に。出川「正直、あるあるなんですよ。でも、これが旅ですから! これがリアルなんですよ!」。

結局、ナビでは55分の道のりを2時間30分かけて1個目の目的地のジェラート店に到着。そのジェラートが18種類あるのだが、「どういうテイストかわからないので、1種類ずつで」と全種類頼む叶美香のセレブっぷりもすごい。

最終目的地に辿り着くころにはすっかり夜に。が、それが逆に世界遺産にもなった合掌造りがライトアップして映えるという思わぬ効用。昼の1時に出発し、本来2時間弱の道のりにもかかわらず、夜9時に帰り始めるという長旅に。

裏テーマは「ナビは必要」だということだと笑う有吉が「大作ですね。劇場で観たい。すごいロードムービー」と言うと、小峠「本家の『ドライブ・マイ・カー』を抜いたんじゃないかって(笑)」。

『チャンスの時間』

来週へとつづく大作「エロ解き救出ゲーム」も、サーヤが「『高校生クイズ』ぐらい爽やかに答えたんですけど、よく考えたらめっちゃ下ネタなんですよ」とやたら冴えていておもしろかったが、今回は名物企画「スモーキンシアター」が絶品だった。

オズワルド畠中の作品は、工場で働く男性の話。男の子が生まれた日に禁煙し、その19年後。奥さんが亡くなり、男手ひとつで育てた息子が上京するという。畠中演じる父は、東京には嫌な思い出しかなく家の工場を継いでほしいと上京を反対するも、息子の意思は固く、「だったら家を出ていけ」と自立を促し、息子は翌朝、家を出ていく。

仏壇で亡き妻に向かって「直子、アキラが大人になったぞ」「俺にできるのはここまでだ。もうそろそろ吸ってもいいよな」とタバコに火をつける畠中。久々のタバコに咳き込む。

「喫煙もカッコいいが、誰かのための禁煙もまたカッコいい」という思いを込めた作品を観た大悟は、即座に「優勝です!」と断言し、「今までの中でもわしの中ではトップぐらい」と絶賛。「タバコっていうのは哀愁って言ったけど、まさにその感じ」など饒舌に語る。畠中は役者としてもいい性格俳優になりそう。

「方言にすごく弱い。田舎上京物語が一番好き」という大悟だが、つづくエルフ荒川の作品も奇しくも田舎上京系の物語。「こんなところ早く出て行きたい。都会の街で優雅な暮らしができたらもっと幸せなんやろうな」という荒川演じる女性が、幸せそうな友人や気楽そうな人を見て悪態をついている。

しかし、幸せな人というのは「どんな状況でも幸せを探し出して、選べる人間」だと諭され「そっか、幸せから逃げてたのは私やったんや」と気づき、タバコを吸いながら今来た道を戻っていくという「何気ない日常の小さな幸せに気づいて吸うタバコ」を描いた物語。

これにも大悟は「いいです! 何も起こらなかったのがとてもいい」と称賛。「ロケ場所を一本道で完結し、タバコを吸っただけでものの見方が変わる日常を描いた」という荒川の演出意図を聞いて、「荒川はホントになんか撮ったほうがいいんじゃない?」と大悟。

サーヤも「途中から安藤サクラさんに見えた」と彼女のセンシティブな題材と演技を讃える。さまざまなことをするたびに力を発揮するエルフ荒川の底知れなさにはいつも驚かされる。

そんなふたりが意外な才能を見せるなか、喫煙歴が最も長い水玉れっぷう隊ケンは「ベテラン芸人が引退の日に舞台上で吸うタバコ」を描くも、VTR後即座に、大悟「ビリです(笑)」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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