大悟「MCして笑うて金もらってるって、やっぱおかしなこと」10人連続で客を笑わす企画に挑戦(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『千鳥のクセがスゴいネタGP』

2時間SPで、ノブの代役は濱家と山里。

山里が担ったのは新企画「クセスゴ笑10」の進行。ひとり30秒で、10人連続で芸能人を含む“お客さん”を笑わせられるかという企画。「今までと違う感じ(の企画)なのに、そこにノブがいないという(笑)。まあ、ザトなら大丈夫でしょうけど、違う番組になっちゃう」と苦笑する大悟。

怪奇!YesどんぐりRPGや友近、JP、四千頭身、ネルソンズ、コウメ太夫らが挑戦するも、いずれも途中で失敗。そんな停滞した空気のなか、「参加してみませんか?」のカンペ。「行きます? 大悟さん」と山里。「やるほう? 嫌に決まってるやん」と最初は拒否するも、ノブがいない責任感からか意を決した大悟は「10人? 余裕でしょ」と参戦。

ギャグもない大悟は「ちょっと待って、何しようかな……」などと言いながらステージに立ち、「逆に、本当に笑わんといてな。これ本当の話やから」と相手に話しかけながら「わしのおばあちゃんの名前は『ほに』」と、短いひと言で笑わせていくのがめちゃくちゃカッコいい。

しかし、5人目であえなく失敗。けれど充実した表情がとても印象的だった。

最後の挑戦者のもう中学生は、もう中らしさもありつつシュールさを抑えたネタで次々クリアし、最後は切り札「高速ボンゴ」で笑わせ、見事10人連続を唯一達成。大悟「改めて思った。MCして笑うて金もらってるって、やっぱおかしなことやなって。あっち側に行って本当に苦労がわかった。でも、こっち側がいい!(笑)」。

通常のネタコーナーでは、スリムクラブの「日本人にメッセージを届ける不思議なおじさん」コントでの田中要次とのコラボや、霜降り明星の『おじいちゃんと孫』、そしてグランプリに輝いたZAZYとトニーフランクの『結婚式にて』が絶品だった。

トニーフランクのエモーショナルなメロディにZAZYのシュールな歌詞とイラストが乗るネタに、濱家「なんで俺、今感動してんすか!」。

『あちこちオードリー』

ゲストについて春日が「若林さんが待ち望んでいたお客様」と言うと、若林が「むしろ逆だけどね」と言う、西の同期のダイアン。

2年前にゲストで来た回を「珍しく反省した回」と若林が言うように「過去一番やりにくかった芸人」として登場。一方、ダイアンのふたりは「手応えじゅうぶんだった」と振り返る。

その収録以降、ダイアンのラジオを聴いたり、YouTubeを観たりするようになったという若林は「お互いなんですけど」と自分たちと同じだと断った上で「ふたりでいるときが一番おもしろくないですか?」と、意外にも集団芸が苦手であることを看破。

ダイアンを「お笑いの完全体」と評す渋谷凪咲も、津田が自分を「大きく見せようとしちゃう」ことを指摘する。そんな津田に「イジられるのは好き?」と問うと、ユースケが「人を選ぶ」と答える。その基準が「先輩・後輩というよりも、売れてるか売れてないか」。そんな基準で態度も変えるとユースケが話を広げていくと「それはふたりともや!」と津田。

そこから具体的に、誰にイジられてもOKか探っていく。ノンスタ井上は売れっ子だが「特殊でナシ。井上自体あんま好きじゃない」と、「売れてる・売れてない」の縦軸と「好き・嫌い」の横軸があることが判明。

パンサー向井は「全然OK」、粗品は「渋々OKだけどなんか悔しい。すっごい年下だから」。1年後輩のおいでやす小田は「めちゃくちゃ腹立つ。ずっと自分がイジってたやつだから」と。しかもキャラが似ており「でも俺のほうがええこと言うてると思う」と。ニューヨークは「全然OK」に対し、「春日は許さん。人間がわからないから」と。

今回は全編、津田をイジっていく感じだったけど、「『なんでやねん』がおもしろい人が結局一番」と若林が言っていたとおり、ずっとシンプルにおもしろかった。最後に言っていたけど、ダイアンとオードリーで番組をやってほしい。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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