“ワンパクで根性の人”有吉のプレイヤーとしての魅力爆発(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『アメトーーク×ロンハー×有吉クイズ×テレビ千鳥 4番組コラボSP』

最初は『有吉クイズ』から「オッズチャレンジ」。有吉が「はっきり言ってロートルが集まった」と言う淳と蛍原の有吉チームと、千鳥と亮が組んだ千鳥チームで対戦。

ひとつ目の「ドミノ40個を60秒以内に並べる」を亮が失敗したのに対し、オッズ7倍の蛍原がまさかの成功。「足つぼマットで縄跳び2回」には、淳は縄跳びすらできないため、有吉と、オッズ7倍に20000もベットし大逆転を狙う大悟が挑戦。健康そうな有吉だが、カカトの激痛に顔を歪ませながらも成功。「そうか、この人もともと根性の人」と大悟。

これ以上リードされると番組が成立しなくなり、なんとしても成功させるしかない大悟。あまりの痛さに吐きそうになりながら、こちらも根性でクリア。「高速テトリス」「高所平均台」もおじさんたちがワチャワチャやってて楽しい。

『有吉クイズ』本編ではあまり成功者が出ないが、やはりバラエティ界を代表するMC陣、プレッシャーに負けず成功させる者が多かったのが印象的だった。高所恐怖症の淳「この10年で一番がんばった!」。

『テレビ千鳥』の「1周だけバイキング!!」には有吉、蛍原、淳、そして特別ゲストとして菅田将暉が挑戦。有吉は『有吉クイズ』でも若者並みの食欲を見せているが、ここでも吟味することなく次々と皿に乗せるワンパクっぷり。

「ダサッ!」「まわり見えてない」などとモニタリングする千鳥が酷評するなか、ご飯の横にチャーハンを入れる「米横チャーハン」や、ベーコンの上に麻婆豆腐を置く「ベーコン麻婆」などで無理やり取り、この企画史上、最大のボリュームに。

「アタック西本のバイキング」などと言われ「アタック有吉」を襲名。でも、有吉の場合、これをちゃんと全部たいらげそう。

4人それぞれの取り方でやっぱり性格がよく出ておもしろい。本当にいい企画。今回の4番組コラボSP、全編にわたって有吉のプレイヤーとしての魅力があふれ出ていた。

『NEWニューヨーク』

「勝手に披露宴リハーサル」と題し、何も知らないマヂラブ村上が「入場」して披露宴リハが始まる。仕切るのはウェディングプランナーとして『キングオブコント』で披露したコントキャラ「及川さん」に扮した嶋佐。「最下位の……」と笑う村上。

「新婦入場」になり「誰?」と当然誰か代役が来ていると思っていた村上は、父役の野田クリスタルと一緒にいとくとら本人が入場してくることに驚愕。

今週の『しゃべくり007』でも共演し、なれそめから、朝から目が「ガン決まり」していたというプロポーズまで、その経緯をたっぷり話していたふたり。野田はそのとき「ふたりのくだりが始まると不安で仕方がない。俺にはどうすることもできない」と言い、「3人では出ないほうがいい」という結論を出していたが、早くも再び共演。

サプライズゲストには、村上が大ファンだというパチスロライターの沖ヒカルが登場。村上が「本当にうれしい」と感激している横で、参列者のグランジ大・鬼奴夫妻も大興奮。

沖はトレンディエンジェルたかし(ふたりの恋のキューピッド的存在)と『つり革』も完璧にコピーし、大いに会を盛り上げる。そのためか、大・鬼奴のデュエットや村上ガールズが「乱入」のくだりは大幅カットに。完全版が観たい。

野田は、村上がそれを観て「天才」だと思いコンビ結成を決意したピン芸人時代のネタ『ガムテープ男の物語』を披露。

そして挨拶では「最近まじめに言うボケを多用する」と村上が言うように、野田は「ものすごくいろんなことがあると思うけど、最下位から這い上がったマヂカルラブリーのように、夫婦生活を乗り越えてほしいです」と本当にグッとくる言葉を贈る。

思いがけずちゃんといい披露宴リハーサルみたいになっていて、とてもよかった。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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