ロバート愛を貫き夢を叶えたファンへ秋山「警察に言わなかっただけ!」(てれびのスキマ)

秋山竜次

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『激レアさん』

今回の「激レアさん」としてシノダさんが登場すると、その横にロバート秋山。

「逆じゃないですか? その席はなかやまきんに君が座る席(笑)」と戸惑う若林に「お笑いトリオ“ロバート”への愛がヤバすぎて小5から追いかけ続けていたらテレビ局に入社しちゃった人と、追いかけられすぎてビビってる人」という“正体”が明かされる。このエピソードを別の番組で聞いたとき、絶対に『激レアさん』案件だ!と思ったけど、やっぱり出た! 

今までに通ったライブは約300回、感想アンケートも枠外までぎっしり書いており、卒業論文もロバートがテーマ。ここまでなら熱心なファン程度かも知れないが、その詳細がスゴい。

ハマったきっかけは『ロバートLIVE!2006』のDVD。代表作『トゥトゥトゥサークル』に衝撃を受けた彼は、小学校で実際に「トゥトゥトゥサークル」を結成したという。秋山がそんなシノダさんを認知したのは、彼が中学生のころ。まったく笑わずノートにメモしまくる中学生を発見したのだ。以降「メモ少年」と呼ばれるようになる彼が残したノートは22冊にのぼる。その中には『体モノマネ』の原型のネタ誕生の瞬間も記録されている。HEY!たくちゃんの『あごモノマネ』からの派生だったという。

「おいメモ少年、俺らのネタを全部把握してるだろ? ロバートのマネージャーになってくれよ」と秋山がその場のノリで言ったサービストークを真に受け、マネージャーになることを決意した彼は、大学の学園祭では実行委員としてロバートを招聘。例年、4~5組の芸人が出るものだが、ロバート1組で1時間を任せることに。ライブの出待ちで学園祭ライブの構成を相談し、すべてのネタのリハーサルを彼が行う。秋山の動きはもちろん、アドリブで言うであろうことも想定して完璧に準備。実際のライブ映像では明らかにテンションが上がって、彼の想定どおりアドリブをする姿が。前年600人だった観客に対し3000人の客を集める大盛況。ライブ終わり「お前のやりたいこと全部できたな」と言われた彼は、マネージャーではなく一緒に作りたいという思いが芽生え、メ~テレに入社、ついには彼が作る番組に秋山が出演したというまさに「大河ドラマ」。

「好き」をまっすぐ貫いて夢を叶えた本当に理想的な話。秋山が、困惑の口ぶりとは裏腹に親心あふれた眼差しを投げかけていたのが印象的だった。秋山の実家にも宿泊しそれを「帰省」だと表現する彼に秋山「警察に言わなかっただけ!(笑)」。

『お笑い向上委員会』

向上ゲストは宮下草薙。が、呼び込まれるも草薙が出ようとしない。宮下が無理やり連れてようやく登場。草薙は「お家で見てるだけで貧血になる」とこの番組をNGにしていたそう。

そんな草薙に太田プロの先輩たちから、献身的に支えてくれる中原マネージャーに頼り過ぎとクレーム。仕事関係のことはもちろん、美容室の予約、病院のつき添いに至るまで全部任せっきりだという。ついにはチケットを落とした際、自分で拾わず、マネージャーが拾うまで待ってたという末期症状。さらに収録前に苦しくなったら「ひざ枕」をしてもらうという驚きの事実も。

完全に親のように助けてくれる中原マネージャーに草薙はなんと「4~5回プロポーズしてる」という。だが、当然断られたそう。その理由が「ピエール瀧さんみたいな人がタイプだって(笑)」。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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